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2024年3月13日(水)

【経済経営学科】アドバンスプログラムの3年生が「実学の帝塚山」実践学生発表祭で研究報告をしました

経済経営学部の「アドバンスプログラム」は、選抜された学生を対象とした“ひとつ上を目指したい”学生のための授業です。入学年度によって異なる目標が設定されていますが、3年生はデータサイエンスとビジネス力の養成をテーマとして取り組んでいます。

その一環として、3月1日(金)、多摩大学と大阪電気通信大学との学術交流事業である「第12回 『実学の帝塚山大学』実践学生発表祭 ~アクティブ・ラーニングの実践事例~」において5人の学生が研究報告を行いました。

「優待廃止がトレンド!それどうなの?」というテーマで、近年、東証上場に必要な株主数の規制緩和などの理由から廃止の動きが出ている株主優待について、その廃止が企業の株価に与える影響を報告しました。

具体的には、一定期間に優待を廃止した企業から数十社をランダムにピックアップし優待廃止のアナウンス直後から6ヶ月後までの株価の変動を調べました。さらに、特定の企業のケーススタディを通じて、株主優待の廃止が個々の企業にどのような影響を及ぼすかについて詳細に分析しました。

研究報告後、フロアからは、対象企業に関する質問のほか、「株価には優待廃止といった個別要因だけではなく、マクロ的な要因も含まれるため、識別が必要」といったコメントを頂くなど、今後研究を進めていくうえでのヒントをたくさん得ることができました。

アドバンスプログラムの授業では、こうした研究や発表を通じて、データを扱う能力や研究結果の“伝わる”説明力の向上を図っています。今後、実践学生発表祭で頂いたコメントを踏まえ、研究結果を論文の形に纏めていく予定です。