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2023年7月28日(金)

【経済経営研究所】令和5年度 夏の研究フォーラムが開催されました  

経済経営研究所では、7月26日(水)に「令和5年度 経済経営研究所 夏の研究フォーラム」を開催し、所長である田中雅子教授の開会のあいさつの後、経済経営学部の2人の教員(豊澤圭 助教・吉野功一 准教授)の研究発表が行われました。

 豊澤圭 助教からは、「様々な社会経済的要因が所得格差に与える影響」と題して研究発表がありました。本発表では、(OECD諸国での)「産業構造の転換」が所得格差に与える影響、(日本の)歴代政権の政策・姿勢が所得格差に与える影響、(世界全体での)人間の社会的多様性が所得格差に与える影響についての計量分析の結果とそれをふまえた政策提言が報告されました。

 吉野功一 准教授からは、「日本銀行での調査内容と中国経済の先行きに関する考察」と題して研究発表がありました。本発表では、ご自身の日本銀行での調査・研究内容の概要について紹介されたのち、「中国の中長期的な成長力」について、中国経済のこれまでの成長過程をふまえつつ、中長期の成長率の試算の結果さらには今後の課題について報告されました。

 いずれの研究発表においても活発な質疑応答がなされ、発表後にもフォーラム参加者とのあいだでの議論が盛り上がりました。

 経済経営研究所では、冬にも研究フォーラムを予定しており、今後も学内外の研究者による研究成果を発表していきたいと考えています。