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2020年11月17日(火)

「地域経済の現状(企業の社会的側面の視点から)」:第3弾!(株)Trust Relation の代表取締役からお話をうかがいました

「地域経済の現状(企業の社会的側面の視点から)」(担当:田中雅子教授)ではソーシャルビジネスの代表をお招きしてお話を伺っています。

11月6日は第3弾、介護支援の(株)Trust Relation 代表取締役 田井大介氏からお話を伺いました。

お話は介護支援のビジネスを始めようと思った経緯に始まり、組織が掲げる7つのコアバリュー、またそれに基づいた日々の取り組みや、実際に現場で起きた事例等、興味深いお話が次々と出ました。

たとえば「ゆめかな」という日常の取り組みは、入所者が夢として抱いていることを、全員ひと月に1度は、スタッフが叶えてあげるというものです。「焼き肉が食べたい」「~に行きたい」ということは、自宅で生活をしている人にとってはあたりまえのことですが、入所するとそれがあたりまえではなく「夢」になります。それを毎月叶えることで、少しでも幸せでいてほしいと田井氏はおっしゃいます。 

お話を貫いていたものは、高齢者への温かい想いであり、生きることと死ぬことが一直線上にあるという提起でもありました。

介護職は夢のある仕事であり、それに携われることは誇りであるというお話に、心動いた学生は多くいたようで、お話が終わった後、檀上まで駆け寄り相談をしている学生もいました。

回を重ねるごとに、学生のソーシャルビジネスへの関心が高まってきているのがわかります。この調子でこれからも続けていきます。

(株)Trust Relation  http://trust-r.jp/index.php