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2020年12月7日(月)

「地域経済の現状(企業の社会的側面の視点から)」:第6弾! (株)グランディーユの代表取締役からお話をうかがいました

「地域経済の現状(企業の社会的側面の視点から)」(担当:田中雅子教授)ではソーシャルビジネスの代表をお招きしてお話を伺っています。12月4日は第6弾、(株)グランディーユ 代表取締役 小笠原恭子氏からお話をうかがいました。

(株)グランディーユでは、京都市祇園と大阪府堺市を拠点に、知的・精神障がい者、ニート・ひきこもりの雇用拡大を目的としたカフェの運営や弁当事業、また地域支援センターを開設。利用する人々が安心して過ごせる居場所をつくり、自立した地域生活を支援されています。

お話は、障がいをもった方との出会いがきっかけとなり、それらの人々が自身の人生を切り開いていくという道筋はまだまだ提示されていず、夢をもって生きていく場を提供したいとの思いからソーシャル・ビジネスを立ち上げられたということや、あえて株式会社として運営することで利潤追求にこだわり、福祉制度に頼らない障がい者雇用を実践しているということ、また、生きづらさや働きづらさを感じている人々が、いかにすれば働くことを通して成長することができるかを視野に入れた仕組みづくりについて等、多岐にわたりました。

ソーシャル・ビジネスは利益を上げてはいけないのだろうかという疑問をもっていた学生もいたようですが、今回のお話をうかがうことで、社会貢献と利益の追求は等しく重要であることを学んだようでした。また、2020年7月に開業した(株)グランディーユビーガンカフェの「祇園イリゼ茶寮」にはぜひ行ってみたいという声が女子学生から上がっていました。

(株)グランディーユ http://grandeur-jp.com/about/