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2019年11月14日(木)

小川珈琲株式会社様によるご講義が行われました

企業の方々を講師におむかえしている、経済経営学部「キャリア演習D」(経済学部「特殊講義(企業人から学ぶ地域経済の現状)」)、第5回は小川珈琲株式会社様によるご講義です。講師は、総合支援部総務人事課 弓指利武様です。小川珈琲株式会社様は、1952年創業で京都市に本社を置き、珈琲の製造を主な事業とされています。

 

講義は、小川珈琲グループの事業についてのご説明から始められました。営業にはコンサルタント的な側面があることや、目的は単に商品(珈琲)を売ることではないということを、企業理念である「私達は珈琲職人として、本物の価値ある商品を創り、真心を持ってお届けする。」に基づいてお話されました。環境を守ることや生産者を守ることは、ずっとやり続けてきたことであり、会社メンバーの誇りとすることでもあるとのお話に、学生は真剣に聞き入っていました。

 

続いて、コーヒー業界の市場規模や、コーヒーに関する環境変化、また、企業の取りうる戦略について、コンビニコーヒーの登場などの社会経済的背景も踏まえながら、わかりやすく解説いただきました。より高い付加価値を生むための、フェアトレードやバードフレンドリー認証コーヒーについて、また、SDGsへの取り組みもご紹介いただきました。

 

後半は、「コーヒー教室:コーヒーって何だ?」というテーマで、写真を多く提示されながら、コーヒー豆が農産物であることや、安定的に提供するための2つのこだわりについてご教示いただきました。豆が数回も品質チェックされることに学生は驚いていました。

 

質疑応答では、学生からの「スーパーなどのバイヤーとはどのくらいの頻度で商談をするのか」「京都のおもてなしを活かすとは」などの質問に丁寧に答えていただきました。受講した学生からは「小川珈琲のコーヒーを飲みたくなった(飲んでみたい)!」という感想が大変多く、「講師が冒頭におっしゃった『商品に対する自信を持って売れるか』に感銘を受けた」という意見も出ました。

 

今後半年間の講義の様子は、引き続き当ホームページにてご紹介する予定です。