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2019年10月3日(木)

中嶋航一経済経営学部教授が、北京大学政府管理学院の大学院生を対象に「経済発展における金融市場の重要性」と言うテーマで講義を行いました。

令和元年9月16日(火)、経済経営学部の中嶋航一教授が、北京大学政府管理学院の白智立先生が担当する「比較行政論」の一コマを使い、「経済発展における金融市場の重要性」のテーマで院生と教員、他大学から参加した訪問研究員の18人に対して講義(2時間)を行いました。

北京大学は随の時代の最高学府であった北京国子監を起源に1898年に清朝政府により設立された、中国の国家重点大学の一つです。英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの2020年の「世界大学ランキング」(https://japanuniversityrankings.jp/topics/00130/)では24位(東京大学は36位)の名門大学で、精華大学(23位)を強く意識して研究体制を強化しているようです。

中嶋航一教授は、卒業後は国家公務員や国営企業に就職するエリートに対して、行政や企業経営に経済学の有効性を理解してもらうため、商品先物価格が上昇すると資源国の児童労働の需要が増加することや、米国と中国の主要株価指数の相関を見ながら米中貿易戦争の動きを解説する授業を行いました。また中国で最近「千と千尋の神隠し」が上映されて多くの学生が映画を観ていたので、『千と千尋の経済学』(アマゾンキンドル版)の「油屋は株式会社?」と「ハクのおにぎり」のテーマを使って、経済学をわかりやすく説明しました。

中嶋教授によると最近の中国の若者気質は大きく変化しており、授業参加者のうち6人が日本に行ったことがあるそうです。また学生からは高い授業評価をもらい、感想部分には「先生、かわいい!」と言うコメントがついていたそうです。

北京大学の赤門(西門)

北京大学のキャンパス

授業風景

学生