教員紹介データベース


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 基本情報


氏名 小谷 早稚江
氏名(カナ) コタニ サチエ
氏名(英字) KOTANI SACHIE
学部・学科 全学教育開発センター
職名 准教授
出身学校・専攻 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 卒業
出身大学院・研究科 米国デラウェア大学 大学院 言語学研究科博士課程修了
学位・資格 Ph.D.(Linguistics)
本学での担当科目 TOEIC演習
研究内容 【言語学、英語学】
私達は、重要なコミュニケーションの手段である言葉をどうやって獲得し、使っているのか?様々な言語の振る舞いを比較検討しながら言語のメカニズムと規則を追求しています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=953806
ひとことメッセージ 「へぇ」と思える面白い言語の振る舞いを一緒に 見つけましょう。

 研究キーワード

研究キーワード
Focus, Contrastive topic, Focus particles, Predicate Cleft Constructions

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
『映画で学ぶ英語学』 倉田誠 (編) くろしお出版 20110110 共著 3章8, 9、 4章1, 2, 3, 4, 12、 5章5, 11, 27 合計10項目担当
『最新言語理論を英語教育に活用する』 藤田耕司、松本マスミ、児玉一宏、谷口一美 (編) 開拓社 20120324 分担執筆 ”映画で見つける母語話者特有の英語表現と言語学的分析-Contrastive Focus Reduplicationについて-” Contrastive Focus Reduplication(対比焦点化の語彙反復)の実例を映画の台詞から引用し、学校文法では習わない英語特有の表現が映画の中で見つかる事、またそれらの表現を言語学的に分析した例を紹介し、映画は英語力向上のためのツールであるだけでなく、言語研究の格好のデータベースであることを述べた。
『生成文法の軌跡と展望』 小野尚之 他(編) 金星堂 20140228 分担執筆 第2部 第6章 「焦点」 英語の焦点と文強勢の関係や、焦点の統語的分析について概観し、それらを元に焦点を定義した。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
A Mismatch between Position and Interpretation: Focus Association with even in Japanese 単著 Proceedings of International Conference on East Asian Linguistics -Toront Working Papers in Linguistics Volume 28 トロント大学言語学研究科 (カナダ) 175 194 20080300 研究論文 英語の‘even’と日本語のとりたて詞「さえ」に焦点を当て、それぞれの振る舞いを比較しながら、日本語の「さえ」も英語の‘even’と同じ統語位置に現れると主張し、日本語の「あの金メダリストは歌さえ出した。」の発話の際に、「あの金メダリストは、本以外にも歌も出した。」の意味と「あの金メダリストは、テレビに出るだけでなく、歌まで出した。」の二義的意味を生じる要因が、その統語─意味構造と形態─音韻構造とのずれによるものであることを議論した。また、この分析がトルコ語、テルグ語などの言語にも適用可能であることを示した。
What differentiates two Japanese exhaustive focus particles? 単著 Proceedings of Penn Linguistics Colloquium (PLC) 32  ペンシルバニア大学言語学研究科(アメリカ) 115 124 20090300 研究論文 英語には、排他的意味を持つparticleが ‘only’1つであるのに対し、これに相当する日本語の排他的とりたて詞は複数存在することに焦点を当て、その中の「だけ」と「ばかり」の分布と振る舞いを比較考察した。その上で、その意味的な違いを「ばかり」がITER(ative)オペレーターを持つ一方で、「だけ」と英語の‘only’にはこのオペレーターがないためという理由に還元した。これにより「ばかり」がイベントの繰り返しを要求することが説明可能になり、さらに助動詞「られる」や否定辞の「ない」とのスコープの非曖昧性も説明可能であることを示した。
Focus Particles and Suru-support in Japanese 単著 Proceedings of the 6th Workshop on Altaic Formal Linguistics (WAFL 6) MIT Working Papers in Linguistics (MITWPL)61 197 212 20100000 日本語のとりたて詞の振る舞いと「する」出現の結びつきについて、観察を行い、とりたて詞が動詞と時制の隣接を阻む場合に音韻形態部門において「する」の具現化が行われると主張した。
Japanese Exhaustive Focus Particles and Iterativity 単著 Proceedings of the 5th Formal Approaches to Japanese Linguistics (FAJL 5) MIT Working Papers in Linguistics (MITWPL)64 115 125 20120000 日本語のとりたて詞「だけ」と「ばかり」に焦点を当て、「ばかり」の出現により述部が反復性を帯びると主張し、そのメカニズムに関する意味論的分析方法を提案した。
Global and Local Prosodic Realization of Embedded Wh-Phrases Masahiro Yamada, Satoshi Tomioka, and Sachie Kotani 共著 Proceedings of the 5th Formal Approaches to Japanese Linguistics (FAJL 5) MIT Working Papers in Linguistics (MITWPL)64 273 286 20120000 日本語の埋め込み文中のwh句が、音韻的にどのような振る舞いを見せるのかを実験を用いて検証した。

 講演・口頭発表等

タイトル 講演者 単著・共著の別 会議名 開催年月日 主催者 開催地 概要
The Source of Scopal Ambiguity -A Syntactic View 単著 関西言語学会 (ワークショップ) 19991022 関西学院大学 古くから議論されてきた英語のスコープに関する様々な曖昧性の現象は、Chomsky (1999)等によって提案された位相の概念によって、以前の枠組みを変わらず依然問題なく説明可能であることを示した。
A Comparative Study on the Predicate Cleft Construction in Japanese and African Languages 単著 日本言語学会第126回大会  20030622 青山学院大学 動詞分裂構文を日本語とアフリカ諸語を中心に比較考察し、その振る舞いの特徴を述べ、日本語の場合は統語的にvP指定部位置に動詞が移動することにより派生された構文であることを議論した。  
Contrastive Topic -WA in Japanese 単著 University of Delaware Cognitive Science Program Student Conference  20050415 デラウェア大学(アメリカ) 日本語のコントラスティブな主題化詞「は」にまつわる様々な現象を紹介し、この「は」は一般的な主題化詞「は」と焦点化の相互作用によって生じているもので、そのためその両者の特性を帯びた現象を引き起こすことを議論した。  
Anaphoric Expressions in Jambi Malay Peter Cole and Gabriella Hermon 共著 The 9th International Symposium of Malay/Indonesian Linguistics (ISMIL)  20050727 スマトラバラット(インドネシア) Cole et al.(2001)等の分析に基づき、 危機言語の1つであるジャンビマレー語  の照応代名詞のシステムを記述、考察した。 (with Peter Cole, Gabriella Hermon, Sean Madigan, Chanyong Sim and Yanti)  
Contrastive Predicate Topicalization 単著 Linguistic Society of America (LSA) 80th Annual meeting   20060106 アルバカーキ、ニューメキシコ(アメリカ) 日本語の動詞分裂構文の振る舞いを、その特徴の一つであるコントラスティブな主題化詞「は」の振る舞いに焦点を当てながらまとめ、動詞分裂文は、統語的に不可視な移動によって生じる連鎖によって引き起こされた現象であることを主張した。  
The Reflexive and Pronominal System of Kuching Malay Sean Madigan and Masahiro Yamada 共著 The 10th International Symposium of Malay/Indonesian Linguistics (ISMIL)  20060422 デラウェア大学(アメリカ) クチンマレー語の照応形代名詞に加え、他の種類の代名詞の振る舞い、他の言語の振る舞いも比較考察し、先行研究であるCole et al. (2001)等の様々な分析では説明 不可能であることを示し、各構成素の意味に基づいた分析を提案した。 (with Sean Madigan and Masahiro Yamada)  
Anaphoric System of Kuching-Malay: An Alternative View of the Local Reflexives in Malay Masahiro Yamada 共著 日本言語学会第132回大会  20060618 東京大学(駒場) マレー語の1つであるクチンマレー語の照応代名詞の振る舞いをまとめ、その独特の振る舞いは、従来仮定されてきた束縛理論では説明不可能であることを示し、新たに各構成素の意味に基づいた分析を提案した。これによりクチンマレーの照応形に類似した振る舞いを示す他の言語の照応形の振る舞いにも説明付けを与えることが可能であることも示した。 (with Sean Madigan and Masahiro Yamada)  
PCCs and adverbs in Japanese 単著 Linguistics Society of America (LSA), Summer meeting 2006  20060624 ミシガン州立大学(アメリカ) 日本語の動詞分裂構文の振る舞いをまとめ、その中でも、特に副詞を伴う分裂現象に焦点をあて、その分裂現象が統語的に引き起こされたものであることを議論した。  
A Mismatch between Position and Interpretation: Focus Association with even in Japanese 単著 International Conference on East Asian Linguistics (ICEAL)  20061111 トロント大学(カナダ) 学術論文「A Mismatch between Position and Interpretation: Focus Association with even in Japanese」参照  
Bracketing paradoxes with Japanese focus particles 単著 Workshop on Prosody, Syntax and Information Structure (WPSI) III  20070914 インディアナ大学(アメリカ) 学術論文「A Mismatch between Position and Interpretation: Focus Association with even in Japanese」の分析を元に、これが日本語の他のとりたて詞にも適用可能であること、また焦点化に伴うプロソディーの点からもこの分析が支持されることを述べた。  
What differentiates two Japanese exhaustive focus particles? 単著 Penn Linguistics Colloquium (PLC) 32  20080223 ペンシルバニア大学(アメリカ) 学術論文「What differentiates two Japanese exhaustive focus particles?」参照  
Embedded Wh-phrases Away from Post-focal Reduction: (Pilot) Experiment Report Satoshi Tomioka 共著 第4回プロソディーと情報構造に関するワークショップ The Forth International Workshop on the Interface between Prosody and Information Structure  20090110 雄琴、滋賀 主催:科学研究補助金・基盤研究(A)「プロソディーの情報構造と文法性、分理解に関する総合的研究」(代表者:神戸大学 窪薗晴夫) Ishihara (2003)で提案された、焦点化された句により 後続の要素にPost-focal reductionがかかり、かつ焦点化された句に Focal boostがかかるという主張を元に、埋め込 み文内の焦点化された句にも同様の主張が 保持できるかを、実験を行い、その可能性を検証した。その結果、焦点化された句によりFocal Intonationと呼ばれる音声学的特徴が観察された。 (With Masahiro Yamada and Satoshi Tomioka)  
Focus Association and its Effects 単著 第154回メビウス研究会  20090306 京都外国語大学 英語と日本語のとりたて詞を比較、観察し、その振る舞いの共通点、相違点を議論して、他言語のとりたて詞にも適用できる分析を提案した。  
Focus Particles and Sure-Support in Japanese 単著 The 6th Workshop on AltaicFormal Linguistics (WAFL)  20090906 名古屋大学 「あの金メダリストは、歌を出しさえした」などの文に見られる「する」サポートは、とりたて詞の「さえ」が動詞につくことによる形態的現象であることを議論した。  
Onlyの位置と修飾するもの 単著 映画英語教育学会(ATEM) 関西支部第7回大会 20090926 帝塚山大学 英語‘only'の出現位置と、それが修飾するものについて、学校文法や言語学の文献と比較しながら、実際に映画での使われ方も紹介し、議論した。  
日本語のとりたて詞と「する」サポート 単著 第161回月例メビウス研究会  20100309 京都外国語大学 「あの金メダリストは、歌を出しさえした」などの文に見られる「する」サポートは、とりたて詞の「さえ」が動詞につくことによる形態的現象であることを議論した。  
On the recursivity of focus intonation in Japanese: Wh-foci in embedded contexts Satoshi Tomioka 共著 GLOW 33 20100400 Wroclaw University, Poland 焦点化により日本語の埋め込みwh疑問文がどのような韻律的現象を示すかを、先行研究に基づき検証した。(With Masahiro Yamada and Satoshi Tomioka ) 
Japanese Exhaustive Focus Particles and Iterativity 単著 The 5th Formal Approaches to Japanese Linguistics (FAJL 5)  20100507 カリフォルニア大学サンタクルズ校(UCSC) (アメリカ) 学術論文「Japanese Exhaustive Focus Particles and Iterativity」参照  
Prosodic Realization of the Embedded Wh-Phrases Masahiro Yamada, Satoshi Tomioka, and Sachie Kotani 共著 The 5th Formal Approaches to Japanese Linguistics (FAJL 5) 20100507 UC Santa Cruz 日本語の埋め込み文中のwh句が、音韻的にどのような振る舞いを見せるのかを実験を用いて検証した。 学術論文「Global and Local Prosodic Realization of Embedded Wh-Phrases」参照 (With Masahiro Yamada and Satoshi Tomioka) 
Japanese Predicate Cleft Constructions as a Morphological Reduplication 単著 Linguistic Society of America (LSA) 87th Annual Meeting  20130105 ボストン(アメリカ) 日本語のPredicate Cleft Constructions (PCCs)の分析として、統語部門での移動によるものではなく、形態部門における形態素性からの要請が原因の形態的重複によって派生させると主張した(LSA 2013 Annual Meeting Extended Abstractsに4ページの要旨が掲載されている)。
Wh-interrogatives and past tense patterns in Nata Sachie Kotani and Joash Johannes Gambarage 共著 The 46th Annual Conference on African Linguistics 20150327 University of Oregon 危機言語の1つである、タンザニアのナタ語のwh疑問文とエコークエスチョンの特徴を観察した上で、ナタ語のwh疑問文と述部に見られる時制のパターンについて、生成文法の観点から「一致」に基づいた分析を提案した。

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
日本英語学会 19961100 20010700 退会 会員
日本言語学会 20030300 20040300 退会 会員
LSA (Linguistic Society of America) 20050900 現在に至る Member
ATEM映画英語教育学会 20081200 20100300 退会 会員
日本英語学会 20130300 現在に至る 会員

 研究に関連する学内外社会活動

活動年月(自) 活動年月(至) 活動年月(至)区分 内容 分類
20031100 20060500 終了 デラウェア大学(大学院)言語学研究科 コロキアムトークシリーズ オーガナイザー
20050200 20050200 終了 International Workshop of Evolution of Cognition(於:デラウェア大学) オーガナイザー
20060400 20060400 終了 ISMIL10 (The 10th International Symposium of Malay/Indonesian Linguistics) (於:デラウェア大学)オーガナイザー
20101218 20101218 終了 日本英文学会関西支部第5回大会(於:大阪市立大学)研究発表司会
20111218 20111218 終了 日本英文学会関西支部第6回大会(於:関西大学)研究発表司会

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