教員紹介データベース


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 基本情報


氏名 飛世 昭裕
氏名(カナ) トビセ アキヒロ
氏名(英字) TOBISE AKIHIRO
学部・学科 法学部法学科
職名 教授・副学長・図書館長
出身学校・専攻 北海道大学 法学部 法学課程 卒業
出身大学院・研究科 北海道大学 大学院 法学研究科 博士後期課程 民事法専攻基礎法学専攻 中退
学位・資格 法学修士
本学での担当科目 比較法、特殊講義(ローマ法)
研究内容 【ローマ法、法学史】
日本とは異なった西洋(古代ギリシア、とくに法学が生まれた古代ローマ)における法の成立・発展と、ヨーロッパ社会、ヨーロッパ文化の中で育まれた(ローマ)法学の歴史(法学史)の研究をしています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=744808
ひとことメッセージ 法についての思索を深めて、人間の本性を探究してみませんか。

 研究キーワード

研究キーワード
ローマ法・クルパ・アクティオ・中世ローマ法学・人文主義法学

 研究分野

研究分野
基礎法学

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
「日本民法典と西欧法伝統」クヌート・ヴォルフガング・ネル 「契約の相手方を選ぶ事由と債権譲渡」 西村重雄・児玉寛編 (執筆者)大久保泰甫、野上博義、児玉寛、石川真人、野田龍一、上村一則、田中教雄、吉原達也、五十君麻里子、金山直樹、小柳春一郎、飛世昭裕、小川浩三、福田誠治、福田清明、西村重雄 九州大学出版会 20000200 共著 日本民法典468条1項の氏名債権譲渡に関して、債権者の自由と債務者の保護という相互補完的な関係にあるものにおいて、後者を強調する視点から、日本民法典の「債務者の承諾」に着目して、債務者保護の見地から、「承諾」の中に債務者の「留保」が当然に含まれることを主張するネルの論考を翻訳・紹介した。
大学連携 eラーニングTIESの教育改革 中嶋航一編 (執筆者)野村和代・奥村玲香、M.J.Scheffner、熊谷礼子・高橋泰秀、山本国昭、日置慎治、飛世昭裕、柳元和、李賢進、小川亮、津田香織・津田聖子、TIES教材開発室 帝塚山大学出版会 20090800 共著 同書における第3章実践報告6として、「法学教育におけるTIES利用 から座学授業とTIES教材を組み合わせた授業実践から」を分担執筆した。
ヨーロッパ史のなかの裁判事例 U・ファルク、M・ルミナティ、M・シュメーケル (監訳者)小川浩三、福田誠治、松本尚子、(訳者)飛世昭裕、森光、芹澤悟、田口正樹、田中実、上田理恵子、藤本幸二、屋敷二郎 ミネルヴァ書房 20140410 共訳 第1章、第2章 におけるギリシア・ローマ期から19世紀までの法制史上著名な裁判事例について解説を付した、ドイツの学生向け教科書・史料として有益なものを、ローマ法関係者が邦訳し、日本での教育に対応できるように訳注、用語解説等をほどこした。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
フランス私法学史における「フォオト」概念の成立―プラニオルの報償責任論を手掛かりとして― 単著 修士論文(北海道大学) 19880100 研究論文 20世紀初頭のフランス民法学における民事責任論に関する論争(危険責任論争)の中での、サレイユの「フォオトなき責任論」に対するプラニオルの一連の「フォオトに基く民事責任論」の立場からの批判、とくに、「他人の行為に基づく責任論」(第3論文)を法学史の観点から観ると、単純な理論的対立ではなく、フランス科学学派の方法論に根ざした、「フォオト」概念の確定作業と図式化できる。
フランス私法学史における「フォオト」概念の成立(一) 単著 北大法学論集41巻5・6号 41 5.6 531-590頁 590 19911000 研究論文 20世紀初頭のフランス民法学における「フォオト」概念の成立前段階について、フランス私法学(ドマ・ポチエ)から、民法典成立過程、19世紀フランス民法学(注釈学派)での「フォオトに基づく責任」論の形成が、ローマ法学における定型的「クルパ」の理論の伝統を忠実に承継しつつ行われたことを史料に基づき明らかにしたうえで、20世紀科学学派以前の「フォオト」概念の不明確な実態を法学史的に明らかにした。
 2. 学会展望≪ローマ法学史≫ Hans Julius Wolff, Zum Problem der dogmatischen Erfassung des altgriechischen Rechts. (Symposion1979, Bohlau 1983, S.9-20)
飛世昭裕 単著 国家学会雑誌 有斐閣 105 3.4 19920400 書評,文献紹介等 法学前史(法学固有の思考様式をもったローマの法学成立以前)としてのギリシアについて、比較法学史の観点から、法曹不在のギリシアにおける固有の法的思考(判断形式:ドグマーティク)の存在する可能性を秘めた、H.J.ヴォルフのギリシア契約法研究に着目し、その訴訟的観点からの考察方法、「財産損害」と契約様式である「ホモロギー」とがローマの法学的思考との対比の重要な視点であることを紹介した。
パウルス文(D.18,4,21)の解釈史 ― 注釈学派から人文主義法学まで ― 単著 北大法学論集 44 6 14 169 19940500 研究論文 所有物の二重譲渡による侵害型不当利得の事案に関するローマ法曹パウルスの質疑録より採録されたローマ法文に関する中世ローマ法学(注釈学派・注解学派)から近世人文主義法学に至るエクセゲェゼ(釈義)の歴史を法学史の観点から、史料に即して、釈義の手法の特色とその変遷過程を整理し、明らかにすることによって、従来十分に解明されていなかった西洋法学の法学的思考の形成過程の資料的概観を試みた。
クヤキウスのパピニアヌス文(学説彙纂第19巻第5章第1法文)釈義 ― クヤキウスの訴権論研究(一)― 単著 帝塚山法学3号 131-196頁 19990600 研究論文 法学史において、16世紀人文主義法学の最も重要な法学者の一人であるヤコブス・クヤキウスの本領であるローマ法源釈義の実像を具体的に示す目的で、彼の膨大な著作の中でも、現代の実定法学の契約論、性質決定論に関連して、訴訟の観点から動態的な考察を行うような動向にも示唆に富むと考えられる、ローマ法における無名契約(前書訴権)の導入に関するパピニアヌス文釈義を史料批判を行いながら、クヤキウスの(先駆的と考えられる)動態的な訴権論・無名契約論(契約の性質決定論)の法学私的な意義付けを行った。
サレイユの客観的「フォオト」の定義とドネッルスの「クルパ」定義 単著 帝塚山法学9号 20050300 研究論文 サレイユが1897年に発表した「労働災害と民事責任」論文において展開した危険責任論の中で、彼が提示した「客観的フォオト(過失)」の概念は、彼によれば、法学史上、すでにフランス人文主義法学の代表者ドネッルスの「クルパ(過失)」論の中でも定義として提示されており、その先駆として位置づけられている。そこで本稿では、サレイユの「客観的責任論」における「客観的フォオト」の位置付けをしたうえで、彼がドネッルスのクルパ論を(従前のフランス私法学の議論では注目されていなかったにもかかわらず)掘り起こして紹介した法学史上の意義を検討した。
サレイユの客観的「フォオト」の定義とドネッルスの「クルパ」定義 単著 帝塚山法学9号 20050300 研究論文 サレイユが1897年に発表した「労働災害と民事責任」論文において展開した危険責任論の中で、彼が提示した「客観的フォオト(過失)」の概念は、彼によれば、法学史上、すでにフランス人文主義法学の代表者ドネッルスの「クルパ(過失)」論の中でも定義として提示されており、その先駆として位置づけられている。そこで本稿では、サレイユの「客観的責任論」における「客観的フォオト」の位置付けをしたうえで、彼がドネッルスのクルパ論を(従前のフランス私法学の議論では注目されていなかったにもかかわらず)掘り起こして紹介した法学史上の意義を検討した。

 その他業績

タイトル 実施年月 単著・共著の別 発行所、発行雑誌又は発表学会等の名称 分類 概要
ローマ法と民衆生活 19910500 単著 『世界史のしおり』52号(帝国書院) (その他) 歴史学の分野では、「ローマ法」に文化遺産としての「古代ローマの法律」という印象が持たれやすい実情に鑑み、その実態が、ローマの国制、社会(民衆生活)と密接に結びついた、ローマの法曹に固有の思考様式としての法学(助言・解答活動を主とする具体的事案についての判定、判断基準の集積)にあることを示すとともに、それが現代の民法に結実した身近な存在であることを教育上の要点とすべきことを示した。
学会展望≪ローマ法学史≫ Hans Julius Wolff, Zum Problem der dogmatischen Erfassung des altgriechischen Rechts. (Symposion1979, Bohlau 1983, S.9-20) 19920400 単著 国家学会雑誌105巻3・4号 (その他) 法学前史(法学固有の思考様式をもったローマの法学成立以前)としてのギリシアについて、比較法学史の観点から、法曹不在のギリシアにおける固有の法的思考(判断形式:ドグマーティク)の存在する可能性を秘めた、H.J.ヴォルフのギリシア契約法研究に着目し、その訴訟的観点からの考察方法、「財産損害」と契約様式である「ホモロギー」とがローマの法学的思考との対比の重要な視点であることを紹介した。
田中和夫文庫目録 20000800 単著 帝塚山大学法政策学部 (その他) 帝塚山大学法政策学部に寄贈された故田中和夫教授の図書と文書の一部、約500点について、和図書、洋図書、雑誌、抜き刷り、文書に分類・整理しデータベース化したものに、教授の書き込み、メモなどの状況についての解説を付したうえで、改めて、教授の経歴と著作目録をあわせて発行した。
田中和夫文庫のこと 20010300 共著 『書斎の窓』No.502(有斐閣) (その他) 前記文庫目録の刊行に際して、田中和夫文庫の帝塚山大学法政策学部への寄贈の経緯、目録作成の経緯、その保存の意義、文庫の特色などについて解説した。(32-35頁)
ドネッルス『ローマ法注解』第13巻第6章〜第9章試訳(一) 20010300 共著 帝塚山法学5号 (その他) 16世紀フランス人文主義法学において、法学の体系化志向では第一人者であるフーゴー・ドネッルスについては、学説史、理論史の中で触れられることはあるが、法学指摘見地からみて、彼のローマ法源の釈義、また体系化の作業についての具体的な研究はほとんどないため、彼の主要な著作である『ローマ法注解』の中から、「賃貸借・雇傭・請負 locatio conductio」に関する第6章を資料として翻訳し、関連するローマ法文とともに解説を付して、ヨーロッパのローマ法学、人文主義法学の実像を日本に紹介した。(169-200頁)
ドネッルス『ローマ法注解』第13巻第6章〜第9章試訳(二) 20020300 共著 帝塚山法学6号 (その他) 前記の続編(249-291頁)
ドネッルス『ローマ法注解』第13巻第6章〜第9章試訳(三・完) 20021200 共著 帝塚山法学7号 (その他) 前記の続編(109-188頁)
書評:五十君麻里子「蜜蜂は野生か? ―ローマ法における無主物先占に関する一考察 20060300 単著 法制史研究55〔法制史学会年報 2005〕 (その他) 蜜蜂を題材とした無主物先占に関するローマ法文に関するエクセゲーゼである論文に対する、書評。
法学教育におけるTIES利用 ― 座学授業とTIES教材を組み合わせた授業実践 20080300 単著 帝塚山大学特色GP成果報告書『学生の自立性を高める教育学習支援システム 〜TIESライブ塾とサイバーチューターを活用して〜(帝塚山大学) (その他) 帝塚山大学法政策学部に於ける2004年度〜2007年度までのTIESを利用した授業実践についての報告。(69-75頁)
西洋の歴史と法 ―法学教育におけるTIES利用― 20080300 単著 帝塚山大学特色GP成果報告書『学生の自立性を高める教育学習支援システム 〜TIESライブ塾とサイバーチューターを活用して〜(帝塚山大学) (その他) 帝塚山大学における2007年度の授業「西洋の歴史と法」でのTIES利用の授業実践例の報告。(188-191頁)

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
法制史学会

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