教員紹介データベース


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 基本情報


氏名 水野 邦夫
氏名(カナ) ミズノ クニオ
氏名(英字) MIDZUNO KUNIO
学部・学科 心理学部心理学科
職名 教授・学科長・心理科学研究科長
出身学校・専攻 同志社大学 文学部 文化学科 心理学専攻 卒業
出身大学院・研究科 同志社大学 大学院 文学研究科
学位・資格 博士(心理学)、上級教育カウンセラー、ガイダンスカウンセラー
本学での担当科目 パーソナリティ心理学
研究内容 【対人関係とパーソナリティ】
良好な対人関係を築いていくうえで、性格がどのような役割を果たしているのかを研究しています。また、人間関係づくりと自他理解の方法についても研究を進めています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=736201
ひとことメッセージ およそ人間が関わることは、すべて心理学の研究テーマです。

 研究キーワード

研究キーワード
パーソナリティ、対人関係、構成的グループ・エンカウンター

 研究分野

研究分野
社会心理学

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
社会心理学(K・S・Pシリーズ 第7巻) 編著者:内山伊知郎 共著者:内山伊知郎・藤川美枝子・國田千恵子・柴田利男・水野邦夫・中谷内一也・今林宏典・石川雅健・福岡欣治 建帛社 19960415 共著 p.81〜p.100 社会心理学における態度の意味、態度が古典的条件づけや道具的条件づけ、あるいは認知的均衡によって形成されるプロセス、態度と行動の一貫性やその個人差、行動から態度が形成されるプロセス、態度変容特に説得的コミュニケーション、等について詳解した。 A5判 全189頁 本人担当部分:第4章 態度の形成と変容
現代社会の産業心理学 編著者:向井希宏・蓮花一己 共著者:向井希宏・尾入正哲・蓮花一己・永野光朗・堀内圭子・西道 実・水野邦夫 福村出版 19990401 共著 p.231〜p.252 コンピュータの普及に伴う高度情報化時代の到来により、産業の構造や形態、あるいは個人の購買行動やコミュニケーションに大きな変化がみられるようになった。そこで、情報化と産業の発展、サイバービジネスの展開と問題点、コンピュータネットワークによるコミュニケーション、コンピュータ作業の心身への影響、などについて詳解した。 A5判 全267頁 本人担当部分:第13章 情報化社会と産業
発達心理学エッセンス 編著者:藤村邦博・大久保純一郎・箱井英寿 共著者:藤村邦博・大久保純一郎・小高 恵・水野邦夫・石原俊一・箱井英寿・瀧ヶ崎隆司・柏尾眞津子・大久保千恵・箱井真由里 小林出版 20000401 共著 p.39〜p.50 パーソナリティの発達過程を、主に乳児期から成人期にかけて(気質・母子関係とパーソナリティ・親の養育態度・アイデンティティの確立、など)概観し、各発達段階におけるパーソナリティ形成の特徴について解説した。 B5判 全121頁 本人担当部分:第4章 パーソナリティ
心理学概論 監修者:山内弘継・橋本 宰 編集者:岡市廣成・鈴木直人 編集補佐:青山謙二郎 共著者:山内弘継ほか54名 ナカニシヤ出版 20060610 分担執筆 p.242〜p.251 パーソナリティの構造をさまざまな立場(精神分析、行動主義、人間性心理学、その他)から概説し、またパーソナリティのとらえ方を類型論・特性論の立場から解説した。 B5判 全412頁 本人担当分:第9章 パーソナリティと知能 第1節 パーソナリティの構造、第2節 パーソナリティのとらえ方
カウンセリング心理学事典 監修者:國分康孝 共著者:会沢信彦ほか239名 誠信書房 20081100 分担執筆 p.131〜p.132 自尊感情のアセスメントについて解説。自尊感情の定義から、自尊感情の測定方法、自尊感情を測定する心理尺度を活用する際の注意点などについて概説した。 A5判 全563頁 本人担当分:第Ⅳ章 アセスメント 14 自尊感情尺度
教育実践者のための調査研究入門 日本教育カウンセリング学会(編著) 國分康孝(監修) 図書文化社 20120620 分担執筆 p.30 文献研究の重要性について、リサーチの方向性を決定する、オリジナリティを明確にする、自説の客観性を補強するという観点から論じた。 B5判 全159頁 本人担当分:第1章 リサーチトピックス トピック12 文献研究 (p.30) 編著:日本教育カウンセリング学会 監修者:國分康孝 編集者等:会沢信彦ほか21名 執筆者:会沢信彦ほか63名
心理学概論〔第2版〕 岡市廣成・鈴木直人(監修) 青山謙二郎・神山貴弥・武藤 崇・畑 敏道(編) 共著者:青山謙二郎ほか69名 ナカニシヤ出版 20140420 分担執筆 p.222〜p.224
p.238〜p.241
p.251〜p.255
青年期の対人関係・社会性について、行動論からみたパーソナリティの捉え方、パーソナリティの測定法(面接、観察、心理検査法)・信頼性と妥当性についてを解説した。
B5判 全441頁
本人担当分:第8章 発達 第6節 対人関係・社会性の発達 第3項 青年期の対人関係;・社会性
(p. 222〜p. 224)
第9章 パーソナリティ
 第3節 行動論的なとらえ方(p.238〜p.241)
 第6節 パーソナリティの測定(p. 251〜p. 255)
心理学概論 編者:向井希宏・水野邦夫、著者:向井希宏・水野邦夫・山本隆宣・鬢櫛一夫・下村智斉・川合 悟・水野里恵・小島康生・大久保純一郎・奥村由美子・谷口淳一・松本友一郎・尾入正哲・蓮花一己・明翫光宣・中地展生・馬場史津・近藤孝司・神澤 創・森下高治・宮川治樹 ナカニシヤ出版 20160430 共編者 第2章 心理学の成り立ち
(p. 7〜p. 16)
第13章 パーソナリティ
(p.143〜p.153)
心理学の歴史(宗教・哲学時代から現代までの潮流、わが国の心理学史、将来の展望)およびパーソナリティ(パーソナリティの諸理論、パーソナリティの測定、パーソナリティの研究法)についてを解説した。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
セルフ・モニタリングリングによる同調性の規定要因の検討 水野邦夫 単著 (修士論文) 同志社大学 B5判 400字詰原稿用紙換算83枚 19900300 Snyder(1974)の提唱したセルフ・モニタリング(状況に応じて自己の行動をコントロールすること)能力と、周囲への同調傾向との関連をAschの実験パラダイムに従って検討した。その結果、この能力の高い者は低い者よりも同調しやすいことが、男子においてのみ認められた。また、セルフ・モニタリング能力の高低を調べるために、Snyder(1974)のセルフ・モニタリング尺度の下位尺度やLennox & Wolfe(1984)の改訂セルフ・モニタリング尺度を用いての分析も行ったが、他者志向性尺度と改訂セルフ・モニタリング尺度については、同調行動との間の充分な関連は見出されなかった。
同調の規定要因としてのセルフ・モニタリングの意義について 共著 同志社大学心理学研究室紀要 「同志社心理」 第36巻 44 49 19900531 前掲の修士論文の一部を加筆修正したものであり、セルフ・モニタリング能力と同調行動との関連について調べた。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:水野邦夫・橋本 宰
セルフ・モニタリング尺度に関する諸問題 共著 同志社大学心理学研究室紀要 「同志社心理」 第37巻 31 40 19910510 Snyder(1974)の作成したセルフ・モニタリング尺度(個人のセルフ・モニタリング能力の高さを測定する尺度)について、因子分析による検討や過去の諸研究との関連から、信頼性や妥当性を中心に、その抱えるいくつかの問題点を指摘した。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:水野邦夫・橋本 宰
女子大学生におけるデート対象の選択傾向-セルフ・モニタリングとの関連- 単著 同志社大学心理学研究室紀要 「同志社心理」 第38巻 11 17 19920301 デートの相手を外見で選ぶかそれとも内面で選ぶかについて、セルフ・モニタリング能力がどのように影響するかを調べたが、その結果、セルフ・モニタリング能力の低い者は、比較的内面を重視して相手を決めることなどが明らかになった。
改訂セルフ・モニタリング尺度の検討(査読付き論文) 石原俊一・水野邦夫 共著 心理学研究 日本心理学会 63巻 1号 47 50 19920425 研究論文 Snyder(1974)のセルフ・モニタリング尺度への批判を承けて作成された、Lennox & Wolfe(1984)の改訂セルフ・モニタリング尺度の日本語版を作成し、その信頼性や妥当性を検討した。 本人担当部分:尺度の翻訳、データ収集、方法および考察の一部を担当 共著者:石原俊一・水野邦夫
屈従的同調行動の規定要因としてのセルフ・モニタリングの検討(査読付き論文) 水野邦夫・橋本 宰 共著 心理学研究 日本心理学会 63巻 5号 341 345 19921225 研究論文 前掲の修士論文の一部を加筆修正したものである。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:水野邦夫・橋本宰
セルフ・モニタリング尺度の構成概念妥当性について 水野邦夫・橋本 宰 共著 文化学年報 同志社大学文化学会 42輯 34 51 19930210 研究論文 Snyder(1974)のセルフ・モニタリング尺度の妥当性を明らかにするために因子分析や、ロールシャッハテストの諸指標との関連、他の尺度との相関による検討を行った。その結果、この尺度は、社交性・他者志向性・擬装性の3側面からなり、しかも社交性は、セルフ・モニタリングの概念を必ずしも正確に反映していないことなどが示唆された。
セルフ・モニタリングの諸能力と怒りの情動表出の抑制に関する研究 水野邦夫・橋本 宰 共著 同志社心理 同志社大学心理学研究室 39号 25 30 19930301 研究論文 セルフ・モニタリングの諸能力が、怒りの情動を社会的に適切に抑制できるかどうかを検討した。その結果、セルフ・モニタリング能力のうちの社交性が高い者は、怒りの情動を適切にコントロールするのが困難であることなどが示唆された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:水野邦夫・橋本 宰
対人関係の形成におけるセルフ・モニタリング諸特性の特徴について-友人・恋愛関係をもとに- 水野邦夫・橋本 宰 共著 同志社心理 同志社大学心理学研究室 40号 17 26 19940301 研究論文 対人関係を形成・発展させてゆくにあたって、セルフ・モニタリングの諸特性(能力)がどのように関係するかを検討した。その結果、他者志向性は適切な対人関係の運営にかなり有効な使用となりうること、擬装性は対人関係にそれほど重要な影響を及ぼさないが、関係を進める際には、ストレスを増大させるおそれがあること、などが示唆された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:水野邦夫・橋本 宰
意に反した行動をした後の態度及び感情状態の変化-セルフ・モニタリングとの関連- 水野邦夫 単著 性格心理学研究 日本性格心理学会 2巻 1号 38 46 19940331 研究論文 本心に反することをするように強いられたのちの態度や感情に、どのような変化がみられるかを、セルフ・モニタリング能力との関連から検討した。その結果、この能力の低い者はとってしまった行動に態度を合わせようとするが感情状態は変化させないのに対して、高い者は態度を変容させず、感情状態をより不快な方向へと変化させる傾向がみられた。
対人行動の構造の円環性の検討と機能的柔軟性指標(FFI)の作成 水野邦夫 単著 社会心理学研究 日本社会心理学会 10巻 2号 114 122 19950131 研究論文 対人行動は2次元上に円環状に構成されるという従来の研究を再確認し、それをもとに、対人行動を柔軟に対処してゆく能力を測定する尺度(機能的柔軟性指標)を作成した。この尺度は従来の諸尺度と異なり、対人行動における柔軟性を新たな角度から測定していることなどを考察した。
機能的柔軟性指標(FFI)に関する研究-妥当性・性格特性との関連・表現について- 水野邦夫 単著 同志社心理 同志社大学心理学研究室 41号 1 8 19950301 研究論文 前掲の機能的柔軟性指標について、その妥当性を具体的な行動との関連から調べ、充分な妥当性のあることを確認した。また、性格との関係を調べたところ、外向性との関連は低く、対人行動における外向性の役割について新たな知見を示した。さらにこの尺度の改訂の可能性も論じた。
外向者は対人関係を柔軟に処理できるか 単著 同志社心理 同志社大学心理学研究室 42号 23 31 19960301 研究論文 代表的な人格特性である「外向性」が高い(すなわち、外向的な)者は対人関係をどれくらい柔軟に処理しているのかについて、ソシオメトリックな調査をもとに検討した。その結果、確かに外向者はグループ内の他のメンバーから「グループになじんでいる」などと評定されるケースが多かったが、逆に「信用できる」と他者から評定されるケースは極めて少ないという特徴もみられた。
良好な対人関係に及ぼす社会的スキル及び性格特性の効果 水野邦夫・橋本 宰 共著 同志社心理 同志社大学心理学研究室 43号 36 42 19970301 研究論文 良好な対人関係にとって、社会的スキルや性格特性(今回の場合情緒安定性と活動性)がどのように影響するかについて検討した。パス解析等により検討した結果、「友人の数が多い」や「人づきあいがうまい」などの面では、社会的スキルの効果が最も顕著であるが、「人間関係はうまくいっている」という認知には、情緒安定性のみが有意に関与している結果となった。また活動性については、これらについて有意な効果が認められなかった。
コンピュータ不安の低減及びコンピュータ利用意欲の向上に関わる諸要因の考察-パソコンの所有・高校時代の情報教育経験を中心に- 高橋 宗・水野邦夫 共 著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 5号 47 62 19971227 研究論文 コンピュータ不安の低減およびコンピュータ利用に対する意欲の向上にパソコンの所有、高校時代における情報教育の経験がどのように影響するかを検討した。その結果コンピュータ不安や利用意欲にとって、パソコンを所有しているかどうかは決定的には重要でなく、高校時代の情報教育に対していかに肯定的なイメージを持てたかが重要であることが明らかにされた。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:高橋 宗・水野邦夫
対人関係における外向性の直接的効果について 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 5号 63 75 19971227 研究論文 対人関係にとって有利に働くと考えられている外向性について、それが直接的にはどの程度有効であるかを、ソシオメトリックな手法と質問紙法とで検討した。その結果、その結果、良好な対人関係にとって外向性は直接的な影響力を持たないケースの多いこと、むしろ外向性は社会的スキルを介した間接的な効果しか有さないこと、などが見出された。
コンピュータに対する意識の変化および情報教育経験のコンピュータ不安に及ぼす影響について 高橋 宗・水野邦夫 共著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 6号 61 72 19981225 研究論文 コンピュータや情報教育等に対する意識の変化、および高校時代の情報教育に対する態度がコンピュータ操作不安にどのように影響するかを検討した。その結果、コンピュータや情報教育等に対する意識に大きな変化がみられないこと、高校時代の情報教育に対する態度は、とくにコンピュータ操作不安に影響を及ぼすことなどが明らかにされた。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:高橋 宗・水野邦夫
授業規範の構造およびその違反に対する許容度について 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 第6号 89 102 19981225 研究論文 大学生の受講態度について、社会人、男女、共学校・女子校などのデータを比較検討し、授業規範の構造とその違反に対する許容度の違いを検討した。その結果、授業中の態度には、サンプル間に大きな差はみられず、「非迷惑行為」、「迷惑行為」、「背信的行為」の3因子で構成され、許容される行為、されない行為がほぼ類似していること、また女子校の方が共学校の男女それぞれよりも授業規範の違反に対して寛容であること、などが見出された。
若年層の老人観に関する研究 高橋 宗・水野邦夫 共著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 7号 45 53 19991225 研究論文 高齢化時代の若年層が、老人をどのようなイメージでとらえているのかについて検討した。その結果、若年層は老人を決してネガティヴなものとしてばかりとらえていないこと、三世代家族に住む女子は、老人をより活動的であるととらえていることなどが明らかになった。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:高橋 宗・水野邦夫
対人的好悪感情と対人認知の関連について 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 7号 55 68 19991225 研究論文 好きな人物・嫌いな人物に対する認知の相違点ならびに好悪に影響する特性的要因について、対人行動の円環モデルを用いて検討した。その結果、向性(外向-内向)は人物の好悪に関わらず、認知にあまり差がみられず、また好悪を規定する要因とならないことが見出され、対人関係における外向性の意義についての再検討の必要性を指摘した。
恋愛関係および友人関係の捉え方における性差について 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 8号 59 71 20010308 研究論文 親密な異性間の関係としての恋愛関係と友人関係について、男女でその捉え方にどのような違いがみられるかについて、クラスター分析や多次元尺度構成法などを用いて検討した。その結果、男女ともに恋人と異性の親友は別の存在として認知されているが、同性の親友については、男子は異性の親友と同様の存在として捉えているのに対し、女子は恋人にやや近いが、別の存在として捉えている傾向などがみられた。
コンピュータ不安を低減する要因の検討-性別およびコンピュータ教育経験について- 高橋 宗・水野邦夫 共著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 8号 49 57 20010308 研究論文 コンピュータ不安を低減する要因として性別と高校時代のコンピュータ教育経験、大学でのコンピュータ教育経験を挙げ、これらがどのように影響しているかを検討した。その結果、高校時代のコンピュータ教育経験は男子において不安低下の効果が認められた。一方女子は、高校時代にコンピュータ教育の経験がある者は、大学でさらなる教育を受けてから不安が低減するなどの傾向がみられた。しかし一方で、コンピュータ教育による全般的な不安低減傾向はみられず、コンピュータの進歩に伴うコンピュータ不安概念の再構築の必要性等が論じられた。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共著者:高橋 宗・水野邦夫
対人的好悪感情の変化に伴うパーソナリティおよび社会的スキル認知の変化について 水野邦夫 単著 行動科学 日本行動科学学会 40巻 2号 9 18 20011217 総説・解説(学術雑誌) 初めて知り合った相手に対して、当初は好印象を持っていたが、その後の印象がよくなった場合と悪くなった場合とでは、その人物に対するパーソナリティや社会的スキルの認知がどのように異なるかについて、知り合った時点から約9ヶ月の期間にわたり追跡調査により検討した。その結果、印象が悪くなった方が拒否的なパーソナリティ認知が強まったほかに、1)知り合って間もない時点から将来の印象の変化を予測させるような認知が行われたことや、2)外向性や自己表出スキルなどは、印象変化の好悪による差異が見られなかったこと、などが明らかになった。
親の養育態度が大学生の授業規範意識に及ぼす影響について 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 9号 21 31 20020308 研究論文 大学生の授業規範意識(主に、授業中にふさわしくない態度や行動への許容度)の低下に親の養育態度がどのように影響しているかを検討した。その結果、男子については、母親の養育態度がいわゆる「無視型(放任-拒否)」の場合には、迷惑行為(私語をする、騒ぐ、など)に対する許容度が高くなることが見出された。一方女子については、親の養育態度と規範意識の低下との間には関連性が認められなかったが、同世代の価値観への受容度の高さが規範意識の低下に影響することなどが示唆された。
コンピュータリテラシーを高める要因に関する研究-コンピュータ不安・達成動機・親和動機- 高橋 宗・吉川栄子・水野邦夫 共著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 9号 61 66 20020308 研究論文 コンピュータリテラシーを向上させる要因として、コンピュータ不安のほかに、達成動機や親和動機がどのように影響しているかについて検討した。その結果、個人の持つ達成動機や親和動機の強さよりも、コンピュータリテラシー関連の資格・検定に対する合格可能性の認知や合格したいという意欲がリテラシーの向上に影響する(ただし、コンピュータ操作不安は合格可能性の認知に影響する)ことなどが見出され、さらにコンピュータ教育のあり方(教育方針やカリキュラム)がリテラシーの向上に重要であることなどを考察した。 本人担当部分:主に結果ならびに考察を担当 共著者:高橋 宗・吉川栄子・水野邦夫
自己意識がコンピュータ不安に及ぼす効果 吉川栄子・水野邦夫・高橋 宗 共著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 10号 93 101 20030308 研究論文 私的・公的自己意識(Self-Consciousness)がコンピュータ不安とどのような関連性を持つかについて検討したところ、1)公的自己意識の高い者の方がコンピュータ操作不安やテクノロジー不安が高い、2)私的自己意識が高い者の方がテクノロジー不安が高い、という結果が得られた。とくに自己意識とテクノロジー不安の関連性については、コンピュータ社会の発展により、公的自己意識が高い者は「自分だけ取り残されるのでは」、私的自己意識が高い者は「コンピュータテクノロジーによって自己の内面世界が浸食されるのではないか」、とそれぞれ不安を感じ、それがテクノロジー不安に結びつくのではないかと考察された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当
恋愛・友人関係観の性差に関する研究 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉短期大学学会 10号 81 92 20030308 研究論文 前掲論文21「恋愛関係および友人関係の捉え方における性差について」を承け、恋愛関係や友人関係についての考え方に男女でどのような違いがあるかについて、多次元尺度構成法や判別分析等を用いて検討した。その結果、感情・欲求のレベルにおいては、男女ともに恋人と異性の親友は別の存在として認知するが、同性の親友については、男子は異性の親友を、同性の友人を挟んで恋人と対極にある存在として捉えているのに対し、女子では、同性の親友は恋人や異性の親友とは別次元として捉えている傾向などがみられた。
社会的スキルに影響する特性要因についての検討-外向性は社会的スキルの主要因か?-(査読付き論文) 水野邦夫 単著 行動科学 日本行動科学学会 42巻 2号 99 102 20031225 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 他者との間に良好な対人関係を築く技能である社会的スキルは、外向性というパーソナリティ特性との関連性が高いとされているが、このため、外向的なパーソナリティを有する人物は同様に良好な対人関係を築きやすいと考えられがちである。しかし、本研究では、外向性が真に社会的スキルを構成する主要因となりうるのか、また、外向性が良好な対人関係にプラスに影響するのかについて検討した。その結果、外向性はたしかに社会的スキルを構成する要因のひとつとなりうるが、良好な対人関係に影響を与えるものではないこと、むしろ社会的スキルや良好な対人関係に直接影響するのは親和性(協調性)であることなどが明らかにされた。
学校嫌い感情に及ぼす孤独感ならびに自己の肯定的受容傾向の影響について 高橋 宗・水野邦夫・興津真理子・吉川栄子・上西恵史 共著 聖泉論叢 聖泉大学学会 11号 1 11 20040305 研究論文 「学校嫌い」をより詳細に分類するとともに、各タイプの学校嫌いに孤独感や自己の肯定的受容傾向がどう影響するのかについて調べた。その結果、まず、学校嫌いは対学校嫌悪・学校消滅願望・学校回避からなることが示された。また、すべてのタイプの学校嫌いに孤独感が関与しているが、不登校と関連の高そうな学校回避のみに、さらに自己の否定的拒絶感が関与していることも明らかとなった。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能
不登校経験と進学後の学校嫌い感情との関連 興津真理子・水野邦夫・上西恵史・吉川栄子・高橋 宗 共著 聖泉論叢 聖泉大学学会 11号 27 37 20040305 研究論文 高校までに不登校を経験したものが、進学後、現在の学校や自己・他者をどのように捉えているのかを検討した。その結果、不登校経験者は進学後も高い学校嫌い感情を持っていた。しかし、自己受容や自己信頼感などについては、自己・他者観については、不登校経験者の方が高く、不登校を契機としてポジティヴな自己認識が育まれる可能性が示唆された。その一方で、不登校経験者は対人交流における過度な自己抑制の傾向が高いことも示された。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能
対人場面における好意的感情と外向性の関連について-外向性は「好ましい性格」か?- 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学学会 11号 13 25 20040305 研究論文 相手の認知された外向的パーソナリティがその人物への好意的感情とどのように関連するかについて検討した。その結果、まず人物への好意的感情と特に強い関係を持つのは協調的パーソナリティであり、外向性は協調性の要因を統制することで、好意的感情との関連がほとんど見出されなかった。また、外向性をさまざまな側面に分けて分析したところ、とくに自己主張性の強い外向性は好意的感情や協調性と関連を持たないことなどが示された。
良好な対人関係に及ぼす性格特性・社会的スキルの効果について―自己評定データをもとに― 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 12号 17 27 20050305 研究論文 性格特性が社会的スキルにどのように影響するか、またMidzuno(2004)に示された、協調性、外向性、社会的スキルと良好な対人関係との関連についてのモデルが自己評定データでも同様の結果が得られるか、などについて検討を行った。その結果、1)社会的スキルには主要な性格特性が関与していること、2)自己評定データでもMidzuno(2004)のモデルが支持されたことなどが明らかとなった。
留学生との交流における構成的グループエンカウンターの有用性に関する研究―中国人留学生との交流をもとに― 水野邦夫・李 艶・興津真理子・富川拓・炭谷将史・山口隆介・吉川栄子・高橋 宗 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 12号 1 16 20050305 研究論文 留学生と日本人学生との交流を深めさせるのに構成的グループエンカウンターがどのような効果を持つかについて検討した。学生を対象にSGEの演習に関する授業を行い、日本人学生や留学生にどのような効果が見られたかを調べたところ、特に留学生において、日本人学生と交流したいと考える傾向が強く、交流を通して自己をより肯定的に認知していることなどが明らかとなった。 本人担当部分:論文全体の構成とデータ分析を担当 共著者:水野邦夫・李 艶・興津真理子・富川拓・炭谷将史・山口隆介・吉川栄子・高橋 宗
簡便な性格測定尺度の作成について―性格の5因子モデルをもとに― 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 13号 13 23 20060305 研究論文 性格の5因子モデルに基づき、比較的少数の項目数で5つの性格特性を測定する尺度の作成を試みた。20項目からなる尺度は、因子分析の結果、各特性尺度の内的整合性や因子的妥当性に問題があった。そこで、項目を厳選し、再度分析を行ったところ、明確な5因子構造が得られた。他の尺度との基準関連妥当性も高かった。しかし、内的整合性の問題などは依然として残り、項目の再検討の必要性が論じられた。
不登校経験と進学後の学校嫌い感情との関連2 興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 13号 39 49 20060305 研究論文 高校までに不登校を経験した者で、進学後の学校への学校嫌い感情が高い者、低い者との自己・他者観についての比較を行った。その結果、不登校経験群のうち、学校嫌い高群は自己受容・自尊心が回復される中途にあり、学校嫌い中低群は自他への信頼感の回復から現実の対人関係の回復段階にあることが示唆された。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能 共著者:興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗
良好な対人関係の形成・維持における社会的スキルと外向性の役割に関する研究(博士論文) 水野邦夫 単著 博士論文 同志社大学(乙239号) A4判 400字詰原稿用紙換算342枚 20070222 研究論文 良好な対人関係の構築に、社会的スキルや外向性がどのような役割を果たすのかについて論じた。社会的スキルについて定義を行い、セルフ・モニタリング(Snyder, 1974)と社会的行動との関連性に関する研究を行った。次にセルフ・モニタリング尺度の妥当性への疑問から、表出的、外向的なスキルやパーソナリティが良好な対人関係の形成・維持に寄与しないという疑念を呈した。次に、外向性と対人関係との関連性についての諸研究を概観し、外向性は対人的に好ましいパーソナリティであると考えられていることを明らかにしたが、その一方で、これらの研究は外向性の一時点での評価を表しているに過ぎないと批判し、対人関係の形成・維持の過程において、社会的スキルや外向性がどのように影響するかについての検討を行った。その結果、表出的な社会的スキルや外向性は、良好な対人関係の形成・維持には関係しないことが示された(博士論文)。
恋愛心理尺度の作成と恋愛傾向の特徴に関する研究―Leeの理論をもとに― 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 14号 35 52 20070305 研究論文 Lee(1974)の恋愛の色彩理論に基づき、また、松井ら(1990)などを参考に、恋愛傾向を測定する尺度を作成した。尺度には充分な妥当性や信頼性は認められなかったが、さまざまな恋愛傾向を測定しうるものであることが確認され、性別や恋人の有無による恋愛傾向の違いなども明らかにされた。
不登校経験者の大学への適応について 興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 14号 73 83 20070305 研究論文 不登校経験者の大学への適応について、心理的側面から検討することを目的とした。その結果、不登校経験者は対人関係の煩わしさが引き金となって学校が嫌になるものの、それが孤独感や不信感と結びつくことで最終的に不登校に至ることが示唆され、大学生活の中で人間関係の繋がりの重要性を実感させる場面を作ることが重要であると論じた。そこで、構成的グループエンカウンターを用いて、そのような交流を行うことで、その効果を調べたが不登校経験者にとって過大な負担にならずに取り組め留者であることが示された。 本人担当部分:主に研究1(前半)の分析・考察を担当 共著者:興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗
どの社会的スキルが良好な対人関係の形成・維持に関連するか 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 14号 53 59 20070305 研究論文 Midzuno(2004)のモデルに従い、良好な対人関係を形成・維持する際にどのような社会的スキルが関連するかを検討した。その結果、協調性を背景とした関係維持スキルと、外向性を背景とした関係開始・自己主張スキルが見出され、前者は良好な対人関係に影響すると考えられるのに対し、後者はほとんど影響しないことが示された。
他者の摂食量に関する情報が摂食行動に及ぼす影響:摂食量を実験者に知られない状況下での検討(査読付き論文) 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共著 社会心理学研究 日本社会心理学会 23巻 2号 173 180 20071110 研究論文 Herman et al.(2003)の食物摂取における抑制的規範説によれば、自身の摂取量は他者のそれによって規定されるので、一種の自己呈示行動と考えられるが、摂取量を呈示すべき直接的な対象がいない(対象の摂食情報のみが知らされる)場合は、抑制的規範説が機能しないことが予測される。そこで、本研究ではこの仮説について検討を行った。その結果、直接的な自己呈示対象がいない場合でも、対象の摂取情報に従って摂食量が調整されることが示され、抑制規範説は他者への自己呈示に基づいているとはいえないことが示された。 本人担当部分:主に結果の解釈について関与 共著者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎
小規模大学におけるキャンパス内の「癒し空間」としての居場所の意義について 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 15号 111 123 20080305 研究論文 小規模大学の学生が学内のどのような場所に癒しを感じ、また各空間の癒され度が対人関係のストレスとどのように関係するかについて検討を行った。その結果、女子は男子よりも公的な空間での癒され度が高く、かつ出入りの多い空間よりも癒され度が高いことが見出され、女子はソーシャルサポート源として教職員なども活用しているのではないかと考察された。また、女子は対人ストレスが高い者ほど人気のない空間で癒しを感じることが示されたが、女子の友人関係やストレス対処法略の特徴から、対人的なストレスが生じた場合、対人場面から逃れることのできる場所で癒しを求めやすいのではないかと考察された。
大学新入生の大学適応を促進する授業プログラムの検討 水野邦夫・田積 徹・炭谷将史・多胡陽介 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 15号 125 140 20080305 研究論文 大学新入生の大学適応や心理的成長を促進する授業プログラムを構築・実施し、新入生の心理的側面や大学適応感への効果を検討した。その結果、3ヶ月間で他者への不信や大学生活不安が増大したが、一方で授業を受けて自己理解が促進したと感じた者ほど、大学不適応感が低下し、クラスに対する評価が肯定的になる傾向も見出された。今後、プログラムの長期的実施、短期集中的実施、少人数グループによる実施など、実施方法を工夫することで、より大きな効果が期待されることが論じられた。また、グループ共同作業は自己理解の促進との間に比較的強い正の相関がみられ、グループが自己理解を深めるのに有効であることが示唆された。 本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当 共著者:水野邦夫・田積 徹・炭谷将史・多胡陽介
ボランティア活動への参加は個人の心理的成長に寄与するか?―ボランティア活動経験とパーソナリティ特性、社会的スキル、充実感、ボランティア活動観の関連性からみた一考察― 水野邦夫・加藤登志郎 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 15号 141 156 20080305 研究論文 ボランティア活動が若年層の心理的成長にどのような効果をもたらすのかについて検討することを目的とした。アンケート調査の結果、経験あり群と経験希望群は、経験なし群よりも、社会的外向性、表出的コミュニケーション能力および充実感が有意に高く、また、ボランティア活動へのイメージについては、経験希望群は肯定的イメージや期待感が経験なし群よりも高かった。以上のことから、1)積極性やコミュニケーション能力が高い者がボランティア活動に関心を持ちやすいと考えられること、2)経験希望群はボランティア活動への過度に期待が大きく、充分な情報提供を行う必要があること、などが論じられた。 本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当 共著者:水野邦夫・加藤登志郎
青年後期の学生に対する構成的グループエンカウンターの実施が心理的変化に及ぼす効果 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 15号 95 109 20080305 研究論文 授業を通じて構成的グループエンカウンター(SGE)を実施し、それによる個人の心理的変化への効果を検討した。その結果、SGEは対人関係をポジティヴに考える者の方が取り組みやすいことや、SGEに抵抗なく取り組める者にとっては、SGEはリレーションを促進する効果があることが示唆された。一方、自尊感情や自己信頼感などは、SGEによる変化が認められなかったが、SGEを長期的に実施することや、リーダー ― メンバー間の信頼関係を深めること、リーダーのみでSGEを進めていく際には実施方法をさらに工夫することで変化の可能性が期待できることなどが提言された。
健康損失と健康増進の遅延価値割引の比較〜仮想的食品摂取選択事態での検討〜(査読付き論文) 田積 徹・向坂新一・水野邦夫 共著 行動科学 日本行動科学学会 47巻 1号 9 18 20081231 研究論文 健康損失と健康増進の主観的価値が事態生起の遅延によって割り引かれるのか、また損失と増進との割引にはどれくらいの違いがあるのかを検討した。その結果、健康損失や健康回復の主観的価値が遅延によって割り引かれることが示され、さらに健康増進に関する主観的も同様に遅延によって割り引かれるなど、健康に関する遅延価値割引現象の一般性が確かめられた。 本人担当部分:論文の全般的な構成に関してコメント 共著者:田積 徹・向坂新一・水野邦夫
リアルモデルの社会的規範としての適切性が女性の摂食量に与える効果 (査読付き論文) 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共著 行動科学 日本行動科学学会 47巻 1号 1 8 20081231 研究論文 Herman et al.(2003)の摂食行動における抑制規範説(個人の摂食がモデルの摂食行動の適切性の根拠となり、抑制される)を検討することを目的に行った。今回はモデルの適切性を操作(不摂食時間をコントロール)することで、被験者の摂食行動にどのような違いがみられるかを検討した。その結果、モデルの適切性(不摂食時間の多寡)によらず、被験者はモデルの摂食行動に影響されることが示され、抑制規範説を支持しないという結果が得られた。 本人担当部分:結果から考察にかけての解釈について関与 共著者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎
構成的グループ・エンカウンター実施時における参加者の心理的変化の測定について―生理指標による測定の試み― 水野邦夫・田積 徹 共著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 16号 99 114 20090305 研究論文 構成的グループ・エンカウンター実施時の参加者の心理的変化を、生理指標により測定することを試みた。研修参加者のうち15名(男子8名、女子7名)を対象に、各セッション後の気分を質問紙により測定するとともに、血圧計を用いて血圧と心拍数を測定した。各対象者について、気分の評定値と血圧、心拍数の対応関係を調べたが、一貫した関係性は認められなかった。しかし、比較的対応度の高い対象者と低い対象者について対応関係や気分の変動を検討したところ、高い対象者は気分に変動がみられ、セッションを概ねポジティブに感じていること、低い対象者は気分の変動に乏しく防衛的になっている可能性があることなどが示された。 本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当 共著者:水野邦夫・田積 徹
学生集団に対する継続型構成的グループ・エンカウンターの実施が自己概念の変化に及ぼす効果について―看護系専門学校における実践をもとに― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理福祉学部紀要 帝塚山大学心理福祉学部 5号 113 123 20090315 研究論文 看護系専門学校の学生を対象に、授業の一環として継続型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)を実施し、自己意識や自尊感情、信頼感などにどのような変化をもたらすかについて検討した。その結果、全般的にSGEを体験することで上記の指標に変化はみられなかったが、授業を通して自己理解が促進したと感じている者ほど自分への信頼感が高まることなどが見出された。
構成的グループ・エンカウンターにおけるグループの深まりに影響する要因について 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理福祉学部紀要 帝塚山大学心理福祉学部 6号 165 177 20100315 研究論文 研修型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)において、グループの深まりに影響を及ぼす要因について検討した。その結果、深まりのみられたグループは参加へのモチベーションが高いことや、グループの深まりにかかわらず、SGEを体験することでネガティヴな感情や精神的に不健康な感情が低減されることが示された。
大学の授業への構成的グループエンカウンター導入の試み―自己概念および適応への影響について― (査読付き論文) 水野邦夫 単著 教育カウンセリング研究 日本教育カウンセリング学会 3巻 1号 1 9 20101224 研究論文 大学の授業に構成的グループエンカウンター(SGE)を導入し、受講者の自己概念や適応にどのような影響を及ぼすかについて検討した。その結果、グループディスカッションに関するSGEへの評価が好意的であるほど実施後の自他への信頼感が増大し、キャリアに関するSGEへの評価が肯定的であるほど実施後の職業決定意識が前向きになることなどが示された。
構成的グループ・エンカウンターが自己概念の変容および個人・グループ過程に及ぼす影響に関する追試的検討 水野邦夫 単著 聖泉論叢 聖泉大学・聖泉大学短期大学部 18号 149 161 20110301 研究論文 構成的グループ・エンカウンター(SGE)による個人の自己概念への変容への効果や個人過程・グループ過程の特徴を追試的に検討することを目的とした。自発参加型・通所方式のSGEを実施したところ、SGEの前後で自己概念に関する指標が肯定的に変化したことや、初期の段階でグループに相互信頼関係が形成されることなどが確認された。一方で、セッション中に生じた特徴的な出来事が参加者の気分に影響するが、それが後までは引きずらないことも示された。
構成的グループ・エンカウンターにおける逸楽行動に関する一考察 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理福祉学部紀要 帝塚山大学心理福祉学部 6号 143 155 20110315 研究論文 研修型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)において生じる逸楽行動と授業へのモチベーションや、授業やSGEに対する抵抗感・不安との関連を調べるとともに、逸楽行動ががリレーションづくりや自己概念の変容にどのような影響を及ぼすかを調べた。その結果、逸楽行動がモチベーションの低さと関連することが示されたが、逸楽行動の出現が必ずしもグループの深まりを妨げたり、自己概念の肯定的変容に関連しないことも示された。
対人的なコミュニケーションによる感情の喚起と親密な関係性の構築の関連について―構成的グループ・カウンターを用いた検討― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 1号 165 173 20120321 研究論文 他者とコミュニケーションを取ることで、個人にどのような感情的変化が生じ、それが親密な関係性の構築とどのような関係をもつのかについて、構成的グループ・エンカウンターの技法を用いて検討を行った。その結果、当惑するような課題で肯定的もしくは否定的な感情が喚起した者や、アイスブレーキング課題において安静状態の低かった者の方が他者との親密な関係性が構築できたと認知していることなどが示された。
授業でのグループ・アプローチの実施が大学生の肯定的自己概念および信頼感の形成に及ぼす効果-構成的グループ・エンカウンターとレクリエーショナルスポーツを用いた実施- (査読付き論文) 水野邦夫・田積 徹 共著 教育カウンセリング研究 日本教育カウンセリング学会 4巻 1号 1 10 20120331 研究論文 大学生に対し、グループ・アプローチを取り入れた授業を実施し、構成的グループ・エンカウンターとレクリエーショナルスポーツとの比較を通して、その効果を検討した。その結果、エンカウンターでは、授業内容に関心が高かった者は私的自己意識や他人への信頼が高まったが、レクリエーショナルスポーツでは、そのような変化がみられなかった。 論文掲載:p.1〜10 本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当 共著者:水野邦夫・田積 徹
合宿・自発参加型による集中的グループ体験が大学生の自己概念に及ぼす影響―構成的グループ・エンカウンターによる検討― 水野邦夫・田積 徹・興津真理子 共著 心理臨床科学 同志社大学心理臨床センター 2巻 1号 15 29 20121215 研究論文 大学生に対し、合宿・自発参加型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)を実施し、参加者の体験中のグループ過程や感情・生理、実施前後での自己概念の変化を調べた。その結果、グループの信頼関係は初期の段階で構築されやすいこと、全体的に参加者の心理的安全感が確保されていることなどが示された。また、SGE体験の前後で、私的自己意識や自己露呈、自己主張が高まり、自己歪曲が減少したが、2か月後のフォローアップデータでもその効果が持続されることが示された。 本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当 共著者:水野邦夫・田積 徹・興津真理子
構成的グループ・エンカウンターにおける体験の測定―SGE体験評価尺度作成の試み― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 2号 41 56 20130321 研究論文 構成的グループ・エンカウンター(SGE)体験を通じて得たことについて測定する尺度の作成を試みた。先行研究をもとに、信頼感形成、自己発見、自己表出、他者受容、自己受容の5つのキーコンセプトを見出し、それに基づいて尺度を構成し、信頼性・妥当性の検討を行った。その結果、若干の項目の組み替えの必要性が求められ、また、とくに自己発見尺度については今後の改定の余地があることなどが論じられたが、概ね適切な尺度が作成された。
大学院臨床心理学専修パラオ研修報告 奥村由美子・宮川治樹・水野邦夫・根津美保 共著 帝塚山大学心のケアセンター紀要
帝塚山大学心のケアセンター 8号 35 66 20130731 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 帝塚山大学とパラオ共和国NPO法人ドルフィンズ・パシフィックとの間で交わされた「イルカ介在活動に関する協定書」に基づき、同大学大学院臨床心理学専修が行ってきた、パラオ共和国での動物介在活動・自然体験活動の研修について報告したものである。
本人担当部分:平成23年度の研修に参加
合宿・自発参加型の構成的グループ・エンカウンターにおける参加者の感情変動が自己および他者の捉え方の変化に及ぼす影響―自他への信頼・不信および個人・グループ過程の変化について― 水野邦夫・嶋原栄子・田積 徹・新美秀和・興津真理子 共著 心理臨床科学 同志社大学心理臨床センター 3巻 1号 27 39 20131215 研究論文 合宿・自発参加型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)において、参加者の感情変動が自他の捉え方にどのように影響を及ぼすかについて検討した。その結果、感情変動が大きいほど、自他への信頼感や個人・グループ過程の肯定的変化にプラスに影響することや、否定的な感情変動が大きかった者ほど、自己否定感が低下し、グループに対する被受容感が高まることなどが明らかになった。
本人担当部分:目的から考察にかけての作成、分析を担当
構成的グループ・エンカウンターにおける感情体験が人間的成長に及ぼす影響―継続・研修型の問題点に対する改善のための提言を含めて― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 3号 57 66 20140321 研究論文 継続・研修型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)における参加者の感情体験が人間的成長にどのように影響を及ぼすかを検討した。その結果、感情体験の影響は確認されなかった。そこで、問題点の改善へ向けて、1)エクササイズの回数を減らすこと、2)リーダーと参加者のリレーションの強化、3)継続型以外の実施方法の検討、4)サブリーダーの配置、5)リーダーのファシリテーションに対する姿勢が提言された。
構成的グループ・エンカウンターのプロセスに関する一研究―自由記述データの計量テキスト分析による検討― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 4号 57 65 20150310 研究論文  構成的グループ・エンカウンター(SGE)における参加者の体験過程について、計量テキスト分析を用いて検討した。有効回答数381名(男子120名、女子261名)の自由記述データおよびSGE体験評価の程度について、計量テキスト分析を行ったところ、参加者はSGEのねらいに応じた体験をしていることや、2週目は1週目よりも深い心理的体験をしていること、また、SGE体験に対してポジティブに感じる側面と、ネガティブに感じる側面がみられるものの、両者は対極的な関係にあるのではなく、混在していることが示された(とりわけ2週目)。さらに、SGE体験への評価(心理的成長感)の高低による体験過程の差異を調べたところ、評価が高い群は1週目から2週目にかけてプロセスの進展がみられたのに対し、低い群では、SGEに対する困難感が一貫してみられたなどの違いが見出された。
授業への構成型グループ・アプローチの導入にみる逸楽行動の特徴について―構成的グループ・エンカウンターの場合― 水野邦夫 単著 人間関係研究 南山大学人間関係センター 14号 66 78 20150311 研究論文  授業で取り入れられた構成型のグループ・アプローチで生じる逸楽行動の特徴について、構成的グループ・エンカウンターの実施を通して検討を行った。授業でSGEを体験した413名(男子137名、女子276名)のデータについて分析を行ったところ、最もよくみられる逸楽行動として、「私語」が挙げられた。一方で、「授業中」・「構成」という枠組みが極端な逸楽行動を抑制する可能性が指摘された。また、逸楽行動には参加することへの拒絶感から生じるもの(防衛・回避型)と、参加することにはやぶさかではないが、日常的な行動が出現してしまったもの(日常の延長型)があり、両者を区別すること、日常の延長型の逸楽行動にはある程度の許容的姿勢も重要であることなどが考察された。
情報番組データ捏造事件と態度条件づけ〜捏造した番組に対する信頼性は態度条件づけによって低下したのか?〜 田積 徹・水野邦夫・石原俊一 共著 人間科学研究 文教大学人間科学部紀要 37号 119 126 20160301 研究論文 態度条件づけが日常的な状況での態度形成に介在することを示唆するために、データ捏造事件を起こしたテレビ番組への信頼性が態度条件づけによって、事件発覚後に低下したかどうかを検討した。その結果、情報の信用度が事件発覚後に発信した場合に上昇することなどが示された。
単発・研修型による構成的グループ・エンカウンターのプロセスに関する研究―感情的変化と心理的成長感をもとに― 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 5号 11 18 20160310 研究論文 単発・研修型による構成的グループ・エンカウンターのプロセスについて、感情の変化や心理的成長感の観点から検討を行った。その結果、初期段階として、①期待と不安の段階と②不安解消の段階へとシフトすること、心理的成長に関しては、①出会いの段階、②他者理解・受容開始の段階、③信頼関係確立の段階、④積極的自己開示の段階、⑤自己への気づきの段階というプロセスが想定されることが示された。また、心理的成長には肯定的感情の上昇が最も寄与することなども明らかにされた。
成人を対象とした構成的グループ・エンカウンターのプロセスおよび効果に関する研究 水野邦夫 単著 帝塚山大学心理学部紀要 帝塚山大学心理学部 6号 7 15 20170310 研究論文  一般成人を対象に1日研修方式による構成的グループ・エンカウンター(SGE)を実施し、それを実施しなかった場合とで感情の変化や心理的成長感などに違いがみられるか、また、大学生のデータと比較して、どのような違いがみられるかを検討した。その結果、一般成人は1)大学生同様と同様に、SGE体験によって肯定的感情が上昇すること、2)大学生とは異なり、否定的感情も上昇すること、3)SGE体験をした場合の方が心理的成長感が高まること、4)SGE体験による心理的成長感は大学生との間に差がみられなかったことなどが示された。これらのことから、SGEは一般成人にも有効なアプローチであること、一方で、参加者の未知性が高いことや日々社会的責任を感じる中で、自己開示に対する当惑感が生じたことが可能性として考えられた。

 講演・口頭発表等

タイトル 講演者 単著・共著の別 会議名 開催年月日 主催者 開催地 概要
セルフ・モニタリングと同調行動の関連について 共同 関西心理学会第101回大会 19891112 和歌山大学 セルフ・モニタリングと同調行動の関連について、実験的検討を行った。その結果、セルフ・モニタリング能力の高い者の方が同調しやすい傾向にあったが、統計的には有意な差は認められなかった。本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.44)
Self-monitoring as a determinant of conformity. 共同 22nd International Congress of Applied Psychology 19900727 京都国際会議場、日本 内容的には、前掲論文「同調の規定要因としてのセルフ・モニタリングの意義について」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.407)
改訂版セルフ・モニタリング尺度作成の試み 共同 関西心理学会第102回大会 19901111 大阪市立大学 内容的には、前掲論文「改訂セルフ・モニタリング尺度の検討」と同様である。 本人担当部分:尺度の翻訳、データ収集、方法および考察の一部を担当  共同発表者:石原俊一・水野邦夫・橋本 宰 (p.64)
セルフ・モニタリングによる屈従型同調行動の検討 共同 関西心理学会第102回大会 19901111 大阪市立大学 内容的には、修士論文、もしくは前掲論文「屈従的同調行動の規定要因としてのセルフ・モニタリングの検討」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.63)
セルフ・モニタリング尺度の妥当性に関する研究 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第32回大会 19911012 日本社会心理学会 東京学芸大学 Snyder(1974)のセルフ・モニタリング尺度およびLennox & Wolfe(1984)の改訂セルフ・モニタリング尺度について、その妥当性を、他者による評定や社会的知能との関連から検討した (p.234〜237)
安全性と選択ストラテジー-安全性が属性に含まれる製品クラスでの商品ストラテジー- 中谷内一也・秋山学・水野邦夫・木下冨雄 共同 日本社会心理学会第32回大会 19911012 日本社会心理学会 東京学芸大学 リスクが関わる商品選択(今回は飛行機で海外旅行をするケース)において、消費者がどのようなストラテジーを採用して購入に至るのかを検討した。その結果、安全性を必要条件とする人が3割以上にも達していること、飛行機に乗ることに好意的な人は、安全性を第一に考えた場合にも、それを必要条件とはみなさないことなどが明らかになった。 本人担当部分:仮説構築および調査の実施、考察等に関与  共同発表者:中谷内一也・秋山学・水野邦夫・木下冨雄 (p.166〜169)
セルフ・モニタリング尺度の妥当性についての検討-Rorschach Testとの関連から- 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第55回大会 19911030 日本心理学会 東北大学 内容的には、前掲論文「セルフ・モニタリング尺度の構成概念妥当性について」の一部とほぼ同様である。本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.594)
女子大学生の対象選択とセルフ・モニタリングの関係 水野邦夫・橋本 宰 共同 関西心理学会第 103回大会 19911117 関西心理学会 神戸大学 内容的には、前掲論文「女子大学生におけるデート対象の選択傾向-セルフ・モニタリングとの関連-」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.37)
The validity of two self-monitoring scales MIDZUNO, Kunio & Hashimoto, Tsukasa 共同 25th International Congress of Psychology 19920721 International Congress of Psychology ブリュッセル、ベルギー 内容的には、前掲論文「セルフ・モニタリング尺度の構成概念妥当性について」の一部と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.351)
怒りの表出の抑制におけるセルフ・モニタリングの効果 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第56回大会 19920910 日本心理学会 同志社大学 内容的には、前掲論文「セルフ・モニタリングの諸能力と怒りの情動表出の抑制に関する研究」とほぼ同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.133)
セルフ・モニタリング尺度の性質について 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本性格心理学会第1回大会 19921102 日本性格心理学会 日本大学 セルフ・モニタリング尺度が、非セルフ・モニタリング行動をどの程度予測できるかを検討し、他者志向性がその予測に優れていることが示された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.26)
自己モニタリング研究の現状と今後の展開 堀毛一也・岩淵千明・水野邦夫・黒沢 香 共同 日本性格心理学会第1回大会 19921102 日本性格心理学会 日本大学 セルフ・モニタリング研究におけるさまざまな問題点が提起され、尺度の精度の向上や、セルフ・モニタリング能力の高低による行動パターンの差異などが論じられた。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能 共同発表者:堀毛一也・岩淵千明・水野邦夫・黒沢 香 (p.40)
対人行動の構造と対人特性の分類 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第33回大会 19921105 日本社会心理学会 大阪大学 内容的には、前掲論文「対人行動の構造の円環性と機能的柔軟性指標(FFI)の作成」の一部とほぼ同様である (p.160〜161)
時間経過に伴う不快感の変化とセルフ・モニタリング特性との関連 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本感情心理学会第1回大会 19930424 日本感情心理学会 同志社大学 内容的には、前掲論文「意に反した行動をした後の態度及び感情状態の変化-セルフ・モニタリングとの関連-」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.8)
友人関係の広がりとセルフ・モニタリング諸能力の関連について 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本性格心理学会第2回大会 19930906 日本性格心理学会 東京国際大学 友人関係の形成のされ方について、セルフ・モニタリング諸能力との関連を調べたが、友人関係の幅の広さは、状況に応じて自己の行動をコントロールできるかではなく、単に外向的であるかどうかによるにすぎないことが示唆された( この研究は前掲「対人関係の形成におけるセルフ・モニタリング諸特性の特徴について-友人・恋愛関係をもとに-」の一部と内容的にほぼ同様である)。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.15)
友人関係のストレスとセルフ・モニタリングの関係 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第57回大会 19930910 日本心理学会 早稲田大学 内容的には、前掲論文「対人関係の形成におけるセルフ・モニタリング諸特性の特徴について-友人・恋愛関係をもとに-」の一部と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.152)
大学生の恋愛とセルフ・モニタリング能力の関連性 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本教育心理学会第35回総会 19931008 日本教育心理学会 名古屋大学 恋愛関係の形成や発展において、セルフ・モニタリングの諸能力がどのように影響するかを検討した。その結果、社交性の高い者は恋愛を積極的に進め、柔軟に対処できること、他者志向性の高い者は、出身高校が男女別学であっても、異性と恋愛することが比較的容易であることなどが示された(この研究は前掲論文「対人関係の形成におけるセルフ・モニタリング諸特性の特徴について-友人・恋愛関係をもとに-」の一部と同様である)。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.135)
情報の信憑性の評価における対人行動特性の効果 水野邦夫・橋本 宰 共同 関西心理学会第105 回大会 19931024 関西心理学会 京都大学 情報源の信憑性の高低及びセルフ・モニタリング能力の高低が、情報の内容の信憑性を評価する際にどのように影響するかを検討した。その結果、セルフ・モニタリング能力の低い者は、その内容の信憑性が高い情報でも、情報源の信憑性が低ければ、話の内容を比較的信用しないことが示された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.15)
対人行動における柔軟性の測定 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第34回大会 19931031 日本社会心理学会 東京大学 内容的には、前掲論文「対人行動の構造の円環性の検討と機能的柔軟性機能(FFI)の作成」の一部とほぼ同様である。 (p.404〜405)
Is extroversion necessary in interpersonal relations? 水野邦夫 単独 23rd International Congress of Applied Psychology 19940718 International Association of Applied Psychology マドリッド、スペイン 対人関係の親密さの程度と各段階で重要とされる対人行動について検討を行った。その結果、初対面の相手がとる行動として、外向的な行動は重要性が高いと認知されるが、親友や人当たりのよい人などがとる行動では、外向性の重要度への認知が低くなっていることが示された。 (p.424)
対人関係の円滑さの測定における尺度の精度について 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第58回大会 19941003 日本心理学会 日本大学 対人関係を柔軟に対処する能力を測定するいくつかの尺度について、その妥当性をグループ内での対人関係との関連を用いて調べた。その結果、これまでの尺度はそのようの能力を測定するのにあまり優れていないことが示唆された。 本人担当部:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.955)
対人関係における対象の行動パターンの諸様相 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第35回大会 19941009 日本社会心理学会 関西大学 人が他者の行動を評価する場合に、どのような傾向がみられるかを検討した。その結果、評定対象の如何に関わらず、行動の認知のされ方はほぼ同様なパターンをとることが窺われた。 (p.294〜295)
対人関係における外向性の効用について 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第42回大会 19941023 日本グループ・ダイナミックス学会 九州大学 外向性という性格特性が、従来からいわれているように、対人関係に重要であるかどうかを検討した。その結果、クラスの中であまりよく知られていない人は、確かに外向的でない人が多いが、より多くの人から「友人である」と思われている人は、必ずしも外向的ではないことが示された。 (p.224〜225)
ストレスに及ぼす擬装性の影響-その直接的影響ならびに他の対人特性との関連- 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第59回大会 19951013 日本心理学会 琉球大学 セルフ・モニタリングの一下位特性である擬装性がストレスと関連することがこれまでの研究から示唆されてきたが、本研究では、擬装性とストレスの関係とそこに介在する他の要因について検討した。その結果、擬装性とストレスの関係は、間に公的自己意識が介在して生じた見かけ上のものである可能性が大きいことなどが示された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰 (p.168)
「人当たりのよい人」のイメージ及び特徴について 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第43回大会 19951125 日本グループ・ダイナミックス学会 学習院大学 日本的なスキルに富んだ人物を表現した「人当たりのよい人」が実際にどのように把握されているのかを調べた。その結果、彼らは親和的な行動をよくとるとされた。また、その人物との交際期間の長短によって把握様式に違いのあることも見出された (p.244〜245)
A model predicting cognition of interpersonal behaviour MIDZUNO, Kunio & Hashimoto, Tsukasa 共同 26th International Congress of Psychology 19960817 Montreal, Canada 対人関係の円環理論に従い、対象人物の対人行動認知の構造を周期関数的なモデルに回帰させることを試みた。その結果、対人行動の認知は概ねY= 2sin(X δ)(ただし、Y:認知された行動量(7段階評定による)、X:対人行動(ラジアン変換))の式に89〜96%の高い説明率で回帰されることが示された。 (p.67)
対人関係の認知に及ぼす性格特性・スキルの効果 水野邦夫・橋本 宰 共同 日本心理学会第60回大会 19960912 日本心理学会 立教大学 内容的には前掲論文「良好な対人関係に及ぼす社会的スキル及び性格特性の効果」とほぼ同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・橋本 宰  (p.68)
交際期間の長さが人当たりのよさの認知に及ぼす効果 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第37回大会 19960928 日本社会心理学会 北海道大学 いわゆる「人当たりのよい」人物について、その対人行動や社会的スキルに関する認知が交際期間の長さによってどのように異なってくるか、主にその構造的な違いを因子分析により検討した。その結果、基本的な因子パターンは交際期間の長い群・短い群の間には顕著な差は認められなかったが、たとえば「外向的な」という対人行動特性は、短い群では親和的なものとして捉えられているが、長い群では積極的なものとして捉えられていること、親密度の違いによって、スキルのとらえ方がちがうことなどが示唆された。 (p.264〜265)
A study on the Japanese social skill 水野邦夫 単独 The second conference of the Asian Association of Social Psychology 、日本グループ・ダイナミックス学会第45回大会合同大会 19970805 the Asian Association of Social Psychology・日本グループ・ダイナミックス学会 京都国際会議場 日本人に特有の社会的スキルである「人当たりのよさ」について、その特徴について検討を行った。その結果、人当たりのよさは「積極性」と「協調性」の2次元で捉えられるが、会話能力に関するスキルを除いて、多くのスキルは協調性の影響力が大きいことが確かめられ、従来の日本的行動様式に関する知見を支持した。 (p.148)
良好な対人関係を形成する諸要因について 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第38回大会 19970905 日本社会心理学会 立教大学 良好な対人関係を形成にとってどのような要因が有効に働くかを検討した。まず重回帰分析の結果、「精神的な支え」が他の要因を絶して重要な要因であることが明らかにされた。次に精神的支えを介した間接的要因のモデルを構築し、パス解析により検討した。その結果、感情的トラブルの処理能力、相手からの信義や共同性が精神的支えを生じさせることが示唆され、たとえば会話能力などの影響は認められなかった。 (p.328〜329)
人当たりのよい人への好意的感情に及ぼす性別の効果 水野邦夫 単独 日本心理学会第61回大会 19970919 日本心理学会 関西学院大学 人当たりのよい人物に対する好意的な感情が、性別によってどのように異なるかについて検討した。その結果、男女とも人当たりのよい人のうち協調性が高いタイプの人物に対して好意的に受け止めているが、協調性が低いタイプの人物の場合にはその受け止め方に男女差が認められ、男子はその人物の積極性が高い場合、女子は積極性が低い場合にそれぞれ好意的に受け止めることが見出された。 (p.931)
「やっぱりいい人」と「実はいやな奴」の比較 水野邦夫 単独 日本性格心理学会第6回大会 19971010 日本性格心理学会 文京女子大学 内容的には、前掲論文「対人的好悪感情の変化に伴うパーソナリティおよび社会的スキル認知の変化について」とほぼ同様である。 (p.39)
対人的な好悪感情と対人行動の認知との関係について 水野邦夫 単独 日本感情心理学会第6回大会 19980824 日本感情心理学会 北星学園大学 内容的には、前掲「対人的好悪感情と対人認知の関連について」の前半部とほぼ同様である。 (p.30)
大学生の受講態度に及ぼす諸特性の影響について 水野邦夫 単独 日本心理学会第62回大会 19981008 日本心理学会 東京学芸大学 大学生の受講態度に公的自己意識や充実感、若年層の価値観がどのように影響しているかについて検討した。その結果、公的自己意識は受講態度に影響せず、迷惑行為は充実感に起因すること、非迷惑的行為は充実感のなさに起因することなどが示された。 (p.375)
関係初期の好感度に及ぼす行動特性・社会的スキルの効果 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第39回大会 19981107 日本社会心理学会 筑波大学 知り合って間もない時点での相手に対する好感度に、その人物の行動特性や社会的スキルがどのように影響するかを検討した。その結果、向性は好感度にあまり影響しないこと、社会的スキルのうち、解読的・統制的スキルは好感度に影響するが、表出的スキルは影響しないこと、などが明らかになった。 (p.220〜221)
コンピュータ不安に影響する諸要因について 水野邦夫・高橋 宗 共同 関西心理学会第110回大会 19981206 関西心理学会 大阪教育大学 コンピュータ不安に影響する要因として、自尊感情、大学生活への期待、過去の情報教育に対する満足感、性別がどのように影響するかを検討した。その結果、自尊感情がコンピュータ操作不安に影響すること、女子は大学生活への期待や過去の情報教育に対する満足度がコンピュータへの関心を高めること、などが明らかになった。 本人担当部分: 論文全体の作成に関して担当。
好悪感情の対人認知への影響及び自己の認知との関係について 水野邦夫 単独 日本感情心理学会第7回大会 19990530 日本感情心理学会 文京女子大学 内容的には前掲論文「対人的好悪感情と対人認知の関連について」とほぼ同様である。 (p.40)
情報教育のコンピュータ不安低減に及ぼす効果について(1)-検定合否の効果について- 高橋 宗・水野邦夫 共同 日本教育心理学会第41回総会 19990825 日本教育心理学会 甲南女子大学 情報教育がコンピュータ不安の低減にどのように影響するかを、コンピュータリテラシー検定の合否の効果をもとに検討した。その結果、検定に合格した者はコンピュータへの関心が高まっていることが示された。しかし操作不安に合否の効果がみられなかったことから、コンピュータの普及で全体的に操作不安が低減されつつあることが示唆された。 本人担当部分: 論文全体の作成に関して担当  共同発表者:高橋 宗・水野邦夫 (p.359)
情報教育のコンピュータ不安低減に及ぼす効果について(2)-被調査者のクラスタリングおよび自尊感情との関連について- 水野邦夫・高橋 宗 共同 日本教育心理学会第41回総会 19990825 日本教育心理学会 甲南女子大学 コンピュータ不安の種類をもとに、調査対象をクラスター分析により3つのクラスターに分類した。その結果、コンピュータ操作不安が過度に高い者には、その低減には情報教育が効果的であることが示された。 本人担当部分: 論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・高橋 宗 (p.360)
大学生の受講態度に及ぼす諸特性の影響について(2) 水野邦夫 単独 日本心理学会第63回大会 19990907 日本心理学会 中京大学 前掲発表「大学生の受講態度に及ぼす諸特性の影響について」で検討された充実感・若年層の価値観に加え、親の養育態度が大学生の受講態度にどのように影響するかを検討した。その結果、「居眠り・ぼんやり」といった受講態度は充実感のなさに起因することなどが示されたが、親の養育態度については有意な効果はほとんど認められなかった。 (p.1025)
若年層の老人観に及ぼす性差・同別居の影響 水野邦夫・高橋 宗 共同 関西心理学会第111回大会  19991107 関西心理学会 神戸学院大学 内容的には前掲論文「若年層の老人観に関する研究」とほぼ同様である。 本人担当部分: 論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・高橋 宗 (p.38)
The differences in person perception between initial and later impressions 水野邦夫 単独 27th International Congress of Psychology 20000727 ストックホルム、スウェーデン 内容的には、前掲論文「対人的好悪感情の変化に伴うパーソナリティおよび社会的スキル認知の変化について」とほぼ同様である。  
授業規範への許容度に影響する要因について 水野邦夫 単独 日本心理学会第64回大会 20001108 日本心理学会 京都大学 大学生の授業規範違反に対する許容度に、学生自身の充実感、親の養育態度、若年層の価値観、授業に対する態度がどのように影響するかについて調べた。その結果、授業規範違反に対する許容度の高さには親の養育態度が影響していることが明らかになり、「甘やかす」ことよりも「暖かみがなく口やかましい」養育態度が違反への許容度を高める可能性が示唆された。また、男子についてのみであるが、許容度の高い行為(居眠りなど)を容認する背景には、教員側の授業努力の不足が影響していると示唆された。 (p.1102)
大学生のコンピュータ操作不安の低減に関する研究 水野邦夫・高橋 宗 共同 関西心理学会第112回大会 20001119 関西心理学会 京都教育大学 内容的には、前掲論文「コンピュータ不安を低減する要因の検討-性別およびコンピュータ教育経験について-」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当 (p.37)
好悪的対人感情の変化が性格特性および社会的スキルに及ぼす効果 水野邦夫 単独 日本行動科学学会第17回ウインターカンファレンス 20010311 日本行動科学学会 栂池高原ホテル 内容的には、前掲論文「対人的好悪感情の変化に伴うパーソナリティおよび社会的スキル認知の変化について」とほぼ同様である。  
異性間の友人・恋愛関係の性差に関する研究 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第42回大会 20011013 日本社会心理学会 愛知学院大学 内容的には、前掲論文「恋愛関係および友人関係の捉え方における性差について」と同様である。 (p.392〜393)
親の養育態度が授業規範意識に及ぼす影響 水野邦夫 単独 日本心理学会第65回大会 20011108 日本心理学会 筑波大学 内容的には、前掲論文「親の養育態度が大学生の授業規範意識に及ぼす影響について」と同様である。 (p.755)
青年期女子の恋愛・友人関係の捉え方に関する研究 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第43回大会 20021109 日本社会心理学会 一橋大学 内容的には、前掲論文「恋愛・友人関係観の性差に関する研究」の女子に関するデータの箇所と同様である。 (p.500〜501)
自己意識がコンピュータ不安に及ぼす影響について 吉川栄子・水野邦夫・高橋 宗 共同 関西心理学会第114回大会 20021201 関西心理学会 滋賀大学 内容的には、前掲論文「自己意識がコンピュータ不安に及ぼす効果」と同様である。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:吉川栄子・水野邦夫・高橋 宗 (p.29)
社会的スキルに影響する要因についての検討:-外向性は社会的スキルの主要因か?- 水野邦夫 単独 日本行動科学学会第19回ウインターカンファレンス 20030317 日本行動科学学会 妙高高原ハイランドロッジ・タケゲン 内容的には、前掲論文「社会的スキルに影響する特性要因についての検討-外向性は社会的スキルの主要因か?-」とほぼ同様である。  
授業イメージと不安・自尊感情の形成の関連性について-コンピュータリテラシー関連の授業をもとに- 水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 共同 日本教育心理学会第45回総会 20030823 日本教育心理学会 大阪国際会議場 コンピュータリテラシー教育において、教員の行う授業に対するイメージがコンピュータ不安や自尊感情とどのような関連を持つかについて検討した。その結果、積極的で厳しい授業は却ってコンピュータ不安を高め、自尊感情も低下させ、優しく教える授業はコンピュータ操作不安を低減する可能性があることなどが示された。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 (p.58)
外向性と好意的感情の関連について 水野邦夫 単独 日本性格心理学会第12回大会 20030924 日本性格心理学会 同志社大学 相手の認知された外向的パーソナリティがその人物への好意的感情とどのように関連するかについて検討した。その結果、まず人物への好意的感情と特に強い関係を持つのは協調的パーソナリティであり、外向性は協調性の要因を統制することで、好意的感情との関連がほとんど見出されなかった。また、外向性をさまざまな側面に分けて分析したところ、とくに自己主張性の強い外向性は好意的感情や協調性と関連を持たないことなどが示された。 (p.82〜p.83)
「学校嫌い」に影響する要因について(1) 吉川栄子・水野邦夫・興津真理子・上西恵史・高橋 宗 共同 関西心理学会第115回大会 20031019 関西心理学会 甲南女子大学 不登校の心理的原因と考えられる「学校嫌い」について、これが自我状態とどのように関係するのかについて検討した。その結果、学校嫌い傾向の高い者はエゴグラムのN型、低い者はM型をそれぞれ示した。しかし、クラスター分析などを用いてより詳細に検討すると、N型が必ずしも学校嫌い傾向が高いわけではなく、むしろAC(順応した子ども)の高低が学校嫌いに関係することが明らかになった。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:吉川栄子・水野邦夫・興津真理子・上西恵史・高橋 宗 (p.57)
「学校嫌い」に影響する要因について(2) 水野邦夫・興津真理子・吉川栄子・上西恵史・高橋 宗 共同 関西心理学会第115回大会 20031019 関西心理学会 甲南女子大学 内容的には、前掲論文「学校嫌い感情に及ぼす孤独感ならびに自己の肯定的受容傾向の影響について」とほぼ同様である。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:水野邦夫・興津真理子・吉川栄子・上西恵史・高橋 宗 (p.58)
「学校嫌い」に影響する要因について(3) 興津真理子・水野邦夫・上西恵史・吉川栄子・高橋 宗 共同 関西心理学会第115回大会 20031019 関西心理学会 甲南女子大学 内容的には、前掲論文「不登校経験と進学後の学校嫌い感情との関連」とほぼ同様である。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:興津真理子・水野邦夫・上西恵史・吉川栄子・高橋 宗 (p.59)
対人関係の満足に及ぼす性格特性・社会的スキルの影響-外向性の影響を中心とした検討- 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第45回大会 20040718 日本社会心理学会 北星学園大学 協調性、外向性(以上、パーソナリティ要因)と社会的スキルが良好な対人関係にどのように影響するかについて調べた。先行研究では、外向性は直接的に影響しないことが示されているが、外向性の下位次元ごとに、同様の結果が得られるかどうかを検討したが、ほとんどの下位次元についても、外向性の直接的影響がみられなかった。 (p.384〜385)
Is extroversion a “desirable” trait? MIDZUNO, Kunio 単独 28th International Congress of Psychology 20040811 北京、中国 良好な関係性が、協調性、外向性、社会的スキルによって形成されるモデルについて検証した。その結果、外向性は良好な関係性に直接影響せず、社会的スキルを介したものであることが明らかとなった。  
摂食行動におけるモデルの摂食量の効果-セルフ・モニタリング傾向との関連- 青山謙二郎・水野邦夫 共同 日本心理学会第68回大会 20040912 日本心理学会 関西大学 摂食行動の抑制的規範説(Herman et al., 2003)が社会的規範に従った自己呈示行動と考えられることから、同説をSnyder(1974)のセルフ・モニタリングの観点から検証することを目的に実験を行った。その結果、抑制的規範説の通り、被検者はモデルに従った摂食行動を示したが、セルフ・モニタリング傾向は摂食行動に関連しないことが示された。しかし、モデルの摂取量の観察の正確さについては、セルフ・モニタリング傾向が高いほど行動観察が正確であることが示された。 本人担当部分:セルフ・モニタリング傾向の効果に関する考察を担当  共同発表者:青山謙二郎・水野邦夫 (p.131)
良好な関係の形成に及ぼす性格特性・スキルの影響について-自己認知の観点による友人満足度への性格特性・社会的スキルの関与- 水野邦夫 単独 日本心理学会第68回大会 20040913 日本心理学会 関西大学 良好な関係性に、協調性、外向性、社会的スキルがどのように影響するかについて、先行研究では、外向性は良好な関係性にほとんど影響しないことが指摘されている。しかし、それらの研究は基本的に他者認知に基づくものであり、自己認知データについても同様のことがいえるかどうかについて調べた。その結果、自己認知データでも、外向性は良好な関係性に直接影響しないことが示された。 (p.205)
緊張の程度により食行動におけるモデルの効果に違いは見られるか? 和泉圭亮・水野邦夫・山城麻里・青山謙二郎 共同 関西心理学会第116回大会 20041024 関西心理学会 京都ノートルダム女子大学 Herman et al.(2003)の抑制的規範説に基づき、いわゆる「つられ食い」行動について検討した。被検者を緊張条件、リラックス条件に分け、各条件でモデルの2パターン(山型、谷型)の食行動に被検者がどのように影響されるかを調べたところ、リラックス条件の方がモデルに類似した食行動を示すことが明らかとなった。 本人担当部分:結果の解釈にについて関与  共同発表者:和泉圭亮・水野邦夫・山城麻里・青山謙二郎 (p.79)
不登校経験と進学後の学校嫌い感情との関連 興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 共同 日本心理学会第69回大会 20050910 日本心理学会 慶應義塾大学 高校卒業までに不登校を経験した者が、進学後、自己や他者をどのように捉えているのかを、現在の学校嫌い感情の関連から検討した。その結果、不登校経験からの回復過程において、自他への信頼感の獲得もしくは回復が重要であることなどが明らかとなった。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 (p.324)
他者の摂食量に関する情報が被験者の摂食量に及ぼす影響―摂食量が他者に知られる状況と知られない状況の比較― 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共同 日本社会心理学会第46回大会 20050924 日本社会心理学会 関西学院大学 Herman et al.(2003)の抑制的規範仮説に基づき、実験者が被験者の摂取量を把握できないと思われる状況と把握できる状況で摂取量を比較した。その結果、実験者が摂取量を把握できない場合でも、摂取量には規範の効果がみられ、接種行動に自己呈示以外の要因が作用していることが窺われた。 本人担当部分:結果の解釈にについて関与  共同発表者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 (p.534〜535)
肯定的・否定的感情に関連する性格特性について 水野邦夫 単独 日本健康心理学会第19回大会 20060908 日本健康心理学会 同志社大学 ポジティヴ、ネガティヴな感情傾向にパーソナリティがどのように関わるかについて検討した。その結果、感情状態はある特定のパーソナリティ特性と結びつくが、複数のパーソナリティ特性による交互作用効果は現れないことが確認された。 (p.52)
良好な対人関係に影響するスキルおよびパーソナリティ要因について-関係開始、維持、主張スキルならびに外向性、協調性の影響- 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第47回大会 20060918 日本社会心理学会 東北大学 外向性は良好な対人関係の形成・維持に関して、社会的スキルを介した間接的な役割しか担わないとするMidzuno(2004)のモデルをもとに、社会的スキルの種類によってどのような違いがみられるかなどを検討した。その結果、1)良好な関係性に影響するスキルは「関係維持」のみであること、2)関係維持スキルは協調性と、関係開始スキルは外向性との関連が強いこと、などが明らかになった。 (p.620〜621)
不登校経験者の大学への適応について(1)―構成的グループ・エンカウンターの与える影響― 興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 共同 日本心理学会第70回大会 20061104 日本心理学会 九州大学 大学への適応を促す手段としての構成的グループ・エンカウンター(SGE)による他者との交流について、不登校経験者がどのように捉えているのかを検討することを目的とした。その結果、不登校経験者は、導入的なエクササイズにはそれほど抵抗を感じないが、自己の内面を意識させたりするエクササイズはやや負担に感じるのではないかと考察された。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:興津真理子・水野邦夫・吉川栄子・高橋 宗 (p.381)
不登校経験者の大学への適応について(2)―不登校経験者の特徴と大学への適応に関するヒントを求めて― 水野邦夫・興津真理子・吉川栄子・高橋 宗 共同 日本心理学会第70回大会 20061104 日本心理学会 九州大学 大学に入学した不登校経験者とそうでない者を比較し、不登校経験に影響すると考えられる要因、大学での適応に必要と考えられる要因について検討した。その結果、不登校経験者は他者に気を使いながらも他者信頼感が低いこと、不登校は自己受容できないことよりも対人関係の問題に起因する可能性があること、未経験者は学校嫌い感情が他者への過度の気遣いに結びつくのに対し、経験者は孤独感と結びつくことから、不登校経験者の大学での適応には、学校生活の中で人間関係のつながりを実感させることにあると考えられた。 本人担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能  共同発表者:水野邦夫・興津真理子・吉川栄子・高橋 宗 (p.382)
他者の摂食量に関する情報が食行動に及ぼす影響―スピーチ課題実施予期状況での検討― 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共同 日本心理学会第70回大会 20061104 日本心理学会 九州大学 Herman et al.(2003)の食物摂取における抑制的規範説に基づき、自己呈示を強要するようなストレス状況下での他者(モデル)の効果を検討した。その結果、ストレスの操作は充分ではなかったにもかかわらず、モデルの効果が現れなかった。このことから、自己呈示への関心が、モデルよりもストレス状況にシフトしたことが考えられる。 本人担当部分:結果の解釈について関与  共同発表者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 (p.251)
良好な対人関係に関連するパーソナリティ特性の検討―5因子特性の直接的・交互作用的関連性について― 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第16回大会 20070826 日本パーソナリティ心理学会 帯広畜産大学 良好な対人関係の形成・維持に直接関連する特性に社会的スキルや友人関係満足度が考えられるが、これらの特性にパーソナリティ要因がどのように関連するのかを5因子モデルに基づき検討した。その結果、パーソナリティ要因はこれらの特性に対して、相互作用的にというよりも、直接(主効果)的に関与する傾向にあることが明らかにされた。 (p.130〜131)
専門学校生に対する構成的グループエンカウンターの効果(1)―公的・私的自己意識への影響について― 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第49回総会 20070916 日本教育心理学会 文教大学 小・中・高などの教育現場で取り入れられている「構成的グループエンカウンター(SGE)」を看護系専門学校生に実施し、その心理的な(公的・私的自己意識の)変化について検討した。その結果、SGEの効果を肯定的に捉えつつもSGEに対して苦手意識を感じている者は公的、私的意識が高いことやSGEへの苦手意識が低い者は時間の経過とともに公的自己意識が低下することなどが見出された。 (p.478)
専門学校生に対する構成的グループエンカウンターの効果(2)―社会的スキルおよびクラスの居心地のよさへの影響― 水野邦夫 単独 日本心理学会第71回大会 20070918 日本心理学会 東洋大学 小・中・高などの教育現場で取り入れられている「構成的グループエンカウンター(SGE)」を看護系専門学校生に実施し、その心理的な(公的・私的自己意識の)変化について検討した。その結果、SGEへの苦手意識が低い者は時間の経過とともに社会的スキルが高まることなどが明らかとなり、SGEを実施する際には導入的なエクササイズから入ることが重要であることなどが考察された。 (p.1155)
摂食行動に対するモデルの効果―社会的規範の観点から― 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共同 日本心理学会第71回大会 20070919 日本心理学会 東洋大学 Herman et al.(2003)の摂取行動の抑制的規範説について、規範となるモデルの適切性(規範となりうるか否か)がどのように影響するかを検討した。その結果、その結果、モデルの適切性の効果はみられず、モデルの摂取量に応じて摂食行動が変化することが確認された。 本人担当部分:結果の解釈について関与  共同発表者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 (p.173)
健康リスクの発生遅延とその価値割引の関係〜仮想的食品摂取選択事態での検討〜 田積 徹・青山謙二郎・水野邦夫 共同 日本心理学会第71回大会 20070919 日本心理学会 東洋大学 遅延価値割引(報酬を受け取るまでの遅延が長くなるにつれて、その報酬の主観的価値が割り引かれること)が健康リスク認知(食物の身体への悪影響)についても生じうるかどうかについて検討を行った。その結果、身体への影響が出現する年数が遅れるほど健康リスクを低く見積もることが明らかとなり、健康リスクについても遅延価値割引現象が確認された。 本人担当部分:全体の構成、結果解釈などへのコメント  共同発表者:田積 徹・青山謙二郎・水野邦夫 (p.1255)
摂食行動に対するリモートモデルの規範としての適切性の効果 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共同 日本社会心理学会第48回大会 20070922 日本社会心理学会 早稲田大学 摂食行動の抑制的規範説におけるリモートモデル(現実にいないモデル)の効果について、モデルの適切性(規範となりうるか否か)が摂食行動にどのように影響するかを検討した。その結果、モデルが不適切な場合には、被験者はモデルの摂食行動の影響を受けにくいことが見出された。また、質問紙による回答の結果から、被験者は不適切なモデルの情報を無視する傾向にあることが示され、モデルを社会的規範となり得ない場合にはモデルにそった摂食行動が見られないとする抑制的規範説が指示されたと考えられる。 本人担当部分:全体の構成、結果解釈などへのコメント  共同発表者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 (p.330〜331)
ボランティア活動経験は個人の特性や意識に影響するか? 水野邦夫・加藤登志郎 共同 日本社会心理学会第48回大会 20070923 日本社会心理学会 早稲田大学 ボランティア活動経験が、パーソナリティや社会的スキル、充実感、ボランティア活動への意識等にどのように影響するかを検討した。ボランティア活動の経験あり群、経験希望群、経験なし群の3群間で上記の特性や傾向の差異を比較した。その結果、パーソナリティやスキル、充実感は経験あり群と希望群の間に差はみられず、両者となし群の間に差がみられたこと、ボランティアへの肯定的評価や期待は希望群が最も高いことなどが明らかになった。 本人担当部分:論文全体の作成に関して担当  共同発表者:水野邦夫・加藤登志郎 (p.666〜667)
大学新入生の心理的成長に寄与する授業プログラムの検討 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第5回研究発表大会 20071104 日本教育カウンセリング学会 千葉工業大学 大学新入生の学校適応のためのプログラムとして、「自己を見つめる」、「グループディスカッション」、「ニュースポーツによるレクリエーション」を実施し、その心理的効果を検討した。その結果、「自己を見つめるプログラム」への関心度が高かった者は低かった者よりも私的自己意識が時間の経過とともに上昇し、また他者信頼感にも差がみられるなどの変化が認められた。 (p.173〜174)
ストレス対処における「癒し空間」の効果について 水野邦夫 単独 関西心理学会第119回大会 20071118 関西心理学会 関西大学 大学生を対象に、組織内の物理的空間に「癒しの場」を求めるという対処行動に着目し、1)どのような空間が「癒しの場」として捉えられるのか、2)それぞれの「癒しの場」が対人関係とどのような関連性を有するのかなどについて検討した。その結果、女子は男子よりも公的な空間(教員個人研究室など)で癒しを求めやすいこと、女子は対人的なストレスを感じている者ほど人気のない空間(非常階段など)に癒しを感じることなどが明らかにされた。 (p.61)
授業でのグループ体験が自己概念に及ぼす影響―構成的グループエンカウンターによる検討― 水野邦夫 単独 日本心理学会第72回大会 20080920 日本心理学会 北海道大学 看護学校生を対象に、授業を通して構成的グループエンカウンターを実施し、自己概念(自己意識、自尊感情、自他信頼感)にどのような変化をもたらすかについて検討した。その結果、授業によって自己理解が促進したと感じた者ほど、自分への信頼感が高くなることが見出された。その一方で、自尊感情をはじめ、他の自己概念特性には変化が認められなかった。 (p.1309)
健康リスクと健康増進における遅延価値割引の比較〜仮想的食品摂取選択事態での検討〜 田積 徹・青山謙二郎・水野邦夫 共同 日本心理学会第72回大会 20080921 日本心理学会 北海道大学 健康増進の価値が遅延によって割り引かれるのかについて検討した。その結果、健康リスクは健康増進よりも価値割引の程度が小さいが、遅延が長くなるにつれて価値が急激に割り引かれることが明らかになり、このことが、たとえばメタボリックシンドロームと診断されても生活習慣を改めないことの一因となっていることなどが考察された。 本人担当部分:全体の構成、結果解釈などへのコメント  共同発表者:田積 徹・青山謙二郎・水野邦夫 (p.1092)
集中講義形式での構成的グループエンカウンターが自己概念に及ぼす影響 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第50回総会 20081013 日本教育心理学会 東京学芸大学 大学の集中講義授業で構成的グループエンカウンターを実施し、自己概念(自己意識、自尊感情、自他信頼感、個人過程)に及ぼす影響について検討した。その結果、グループディスカッションを主としたエクササイズに対して肯定的に評価した者ほど他人への信頼感が上昇することが示された。 (p.781)
対人関係形成の各段階に重要なスキルの構成と動機的側面について 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第49回大会 20081103 日本社会心理学会 かごしま県民交流センター 対人関係の開始から進展段階において必要とされる各社会的スキルはどのような基本的要素から構成されているか、またこれらのスキルがどのような動機から発揮されるのかについて検討した。その結果、関係開始スキルは社会的な表現性スキルの実が強く関与するのに対して、関係維持スキルは複数のスキルが独立して関与すること、関係開始スキルと維持スキルを峻別する基本スキルとして、社会的感受性スキルが考えられること、良好な対人関係を築くためにスキルには、その背景に利他的な動機が存在しうることなどが示された。 (p.502〜503)
摂食行動に対するリアルモデルの効果―社会的規範の適切性の観点から― 山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 共同 日本社会心理学会第49回大会 20081103 日本社会心理学会 かごしま県民交流センター 摂食行動における抑制的規範説について、モデルの規範としての適切性と摂食情報が摂取量にどのように影響するかを検討した。その結果、モデルが規範として適切な場合は、モデルの摂取量の影響を受けて摂取が進むことが示されたが、不適切な場合でも同様の効果がみられた。これは抑制的規範説に合致しないものであり、今後は他者といっしょに食事をする状況と1人だけで食事をする状況との違いについても検討する必要があると考えられた。 本人担当部分:全体の構成、結果解釈などへのコメント  共同発表者:山崎真理子・水野邦夫・青山謙二郎 (p.364〜365)
構成的グループエンカウンターによる自己概念の肯定的変容―大学生を対象とした自発参加・単発型による実践― 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第17回大会 20081116 日本パーソナリティ心理学会 お茶の水女子大学 大学生を対象に、2日間の自発参加・単発型の構成的グループエンカウンター(SGE)を実施し、自己概念(自己意識、自尊感情、個人過程)の変化について検討した。その結果、SGE体験の前後で、自己意識、自尊感情、個人過程に肯定的な変化がみられ、とりわけ女子においてその傾向が強いことが明らかとなった。 (p.226〜227)
構成的グループ・エンカウンターにおける逸楽行動について 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第42回大会 20090820 日本カウンセリング学会 活水女子大学 内容的には前掲論文「構成的グループ・エンカウンターにおける逸楽行動に関する一考察」と同様である。 (p.165)
『日本書紀』にみるパーソナリティ観―5因子(Big Five)モデルによる検討― 水野邦夫 単独 日本心理学会第73回大会 20090826 日本心理学会 立命館大学 『日本書紀』の神武紀から持統紀における性格関連語について、5因子モデルをもとに、その構造について検討した。その結果、「正と邪」と「動と静」の次元が見出され、また「社会的望ましさ」、「個人的親しみやすさ」、「活動性」の3因子構造も見出された。 (p.16)
情報番組データ捏造事件が情報を信用する態度に及ぼす影響〜信頼性の低下型の情報番組にも般化したのか?〜 田積 徹・水野邦夫 共同 日本心理学会第73回大会 20090827 日本心理学会 命館大学 「発掘!あるある大事典2」におけるデータ捏造事件による健康情報への信用度の低下が他の情報番組への信用度に対するどのように影響したかを態度条件づけの見地から検討した。その結果、情報への否定的態度が他のソースに般化する可能性が示唆された。 本人担当部分:結果解釈などへのコメント 共同発表者:田積 徹・水野邦夫 (p.186)
構成的グループエンカウンターにおけるグループの深まりの違い―グループメンバーの要因を中心とした検討― 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第51回総会 20090920 日本教育心理学会 静岡大学 内容的には前掲論文「構成的グループ・エンカウンターにおけるグループの深まりに影響する要因について」の一部と同様である。 (p.59)
大学生の入学後における対人的な信頼感・不信感の変化(1)―上回生との比較を通しての検討― 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第50回大会日本グループ・ダイナミックス学界第56回大会合同大会 20091011 日本社会心理学会、日本グループ・ダイナミックス学会 大阪大学 大学新入生の4月期から7月期にかけての、他人への信頼の低下現象について、上級生との比較を通して検討した。その結果、新入生は他人への信頼が低下し、また不信感が増大したが、上回生ではそのような変化はみられなかった。 (p.622〜623)
大学生の入学後における対人的な信頼感・不信感の変化(2)―1年間の追跡調査による検討― 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第50回大会日本グループ・ダイナミックス学界第56回大会合同大会 20091011 日本社会心理学会、日本グループ・ダイナミックス学会 大阪大学 大学新入生の他人への信頼の低下現象について、1年間の追跡調査により検討した。その結果、7月期に低下した他人への信頼は9月期には再度上昇すること、同様の現象が受容経験にみられることなどが示された。 (p.624〜625)
SGE参加者における心理状態の生理的測定の可能性 水野邦夫・田積 徹 共同 日本教育カウンセリング学会第7回研究発表大会 20091129 日本教育カウンセリング学会 鎌倉女子大学 内容的には前掲論文「構成的グループ・エンカウンター実施時における参加者の心理的変化の測定について―生理指標による測定の試み―」と同様である。 (p.156〜157)
大学新入生における他人への信頼感の変化にかかわる要因 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第57回大会 20100829 日本グループ・ダイナミックス学会 東京国際大学 大学新入生の他人への信頼感の低下・上昇に影響する要因について、受容経験のほかに、自分への信頼感、対人ストレス、学内での仲間とのつながり、大学への適応感などの要因を取り上げ、その関連性について検討した。その結果、低下には自分への信頼と受容経験の低下が関与しているが、上昇には受容経験の上昇が関与していること、対人ストレスや学校・仲間適応はほとんど関連しないことなどが示された。 (p.180〜181)
構成的グループ・エンカウンター体験から参加者は何を感じたか―自由記述の出現語数・比率をもとにした検討― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第43回大会 20100904 日本カウンセリング学会 文教大学 構成的グループ・エンカウンター(SGE)の参加者がSGE体験を経て何を感じ、得たのかを検討するために、テキストマイニングの技法を用いて、感想文(自由記述)の分析を行った。その結果、他人を表す単語や、価値観に関連する単語などが頻出しており、また、エクササイズの内容に応じて参加者の関心が高まっている可能性があること、多様性への関心が高まっていることなどが示された。 (p.78)
情報番組データ捏造事件発覚前後で発信された情報に対する信用度について 田積 徹・水野邦夫 共同 日本心理学会第74回大会 20100921 日本心理学会 大阪大学 「発掘!あるある大事典2」のデータ捏造の発覚前後に他の情報番組から発信された情報に信用度を比較し、信頼性の低下型の情報番組にも般化形成されるのかを明らかにすることを目的とした。その結果、否定的な態度が他の情報ソースに対して般化して形成される可能性が示唆された。 本人担当部分:結果解釈などへのコメント 共同発表者:田積 徹・水野邦夫 (p.202)
大学新入生の対人的信頼感の変化に関連する要因について 水野邦夫 単独 日本心理学会第75回大会 20100922 日本心理学会 大阪大学 大学新入生の対人的信頼感の変化について、上回生との比較を通して再検証するとともに、受容経験の変化を含めて検討することを目的とした。その結果、新入生の対人的な信頼感は4月から7月にかけて低下するが、9月には上昇すること、対人的な信頼感の低下・上昇には受容経験が関与していることなどが明らかとなった。 (p.254)
良好な友人関係の構築と相手のパーソナリティ・スキル要因の関連性―交際期間による差異の検討― 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第19回大会 20101011 日本パーソナリティ心理学会 慶應義塾大学 友人関係の開始から進展・深化の各段階において、相手の認知されたパーソナリティや社会的スキルが関係の良好さにどのようにかかわるかについて検討した。その結果、開始から深化の過程にかけて、調和性や開放性あるいは感情感受スキルが良好度に関与していること、関係進展気にはさまざまなパーソナリティが関与するが、開始、深化の過程では、関連するパーソナリティ要因が類似すること、などが示された。 (p.101)
構成的グループエンカウンターの目標到達度の測定―自由記述データに基づく分析― 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第8回研究発表大会 20101031 日本教育カウンセリング学会 跡見学園女子大学 構成的グループエンカウンター(SGE)の参加者がSGE体験をどのように感じているかを、参加者の自由記述をもとに、テキストマイニングの技法を用いて分析を行った。その結果、参加者は他者への関心を高め、話す・聞く・発見するという体験を感じており、多様性にも関心を示していること、SGE体験をレクリエーション的にとらえるだけでなく、自分に価値あるものと感じている可能性が示唆された。 (p.106〜107)
構成的グループエンカウンターにおける感情喚起が自己認知に及ぼす効果 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第53回総会 20110724 日本教育心理学会 北海道立道民活動センター 構成的グループエンカウンター(SGE)を体験することで喚起された感情が肯定的な自己認知にどのように影響するのかについて検討した。その結果、肯定的感情の喚起は肯定的な自己認知と関連すること、SGEが個人内特性によらず有効であることなどが示された。 (p.289)
SGE参加者の感想の分析―自由記述データおよび評定データを用いて― 単独 日本教育カウンセリング学会第9回研究発表大会 20110811 日本教育カウンセリング学会 北海商科大学 構成的グループエンカウンター(SGE)の参加者に対し、よかった点を自由記述させたデータを、テキストマイニングの手法により分析を行った。その結果、SGE体験を通して、SGEに対する理解の浅さ-深さという次元が見出され、深さに関わる単語をよく用いる者ほど、自己発見や他者受容が進んだと感じていることなどが示された。 (p.122〜123)
新入生の他者信頼・受容経験の変化と大学生活の適応との関連 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第58回大会 20110823 日本グループ・ダイナミックス学会 昭和女子大学 新入生の他者信頼感や受容経験の変化を2年にわたって追跡調査を行うとともに、1年次4月期から7月期にかけてこれらが低下し、また同7月期から9月期にかけて回復する傾向に関連する要因を検討した。その結果、低下や回復には大学適応や仲間関係がほとんど関連しないことが明らかとなった。 (p.96〜97)
構成的グループ・エンカウンター体験による感情状態の変化―セッションの進行に伴う感情の変化および感情変動と自他認知の変化の関連について― 水野邦夫・吉川栄子・田積 徹・興津真理子 共同 日本心理学会第75回大会 20110916 日本心理学会 日本大学 1泊2日の合宿型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)に参加した22名について、セッションを通して感情がどのように変化したか、またセッションを通しての個人の感情の変動が自他認知とどのような関わりを持つかについて検討を行った。その結果、深い自己開示や過去の恐怖体験の想起に関わるようなセッションでは、肯定的感情が低下(逆に否定的感情が上昇)すること、肯定的感情の変動が大きい者は自分への信頼や自己主張が上昇することなどが示された。 本人担当部分:全体的な構成、分析。 共同発表者:水野邦夫・吉川栄子・田積 徹・興津真理子 (p.1195)
構成的グループ・エンカウンター体験で「得たこと」の測定―体験効果尺度作成の試み― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第44回大会 20110918 日本カウンセリング学会 上越教育大学 構成的グループ・エンカウンター(SGE)体験により、対人関係の改善や自己肯定感に変化がみられたという報告は多いが、そもそも体験を通して何を得たのかについての検討はまだ充分でないと思われる。そこで本研究では、SGE体験を通じて得たことを測定する尺度の作成を試みた。先行研究の知見をもとに、信頼感形成、自己発見、自己表出、他者受容、自己受容を測定する尺度を作成し、その信頼性・妥当性を検討したところ、概ね充分な信頼性が認められ、また、妥当性の高さも確認された。ただし、今後はさらにデータを集め、検討する必要があることも論じられた。 (p.99)
Relationships between the dyadic intimate friendship and perceived personality traits of the friend and self:the comparison of differences of duration  MIDZUNO, Kunio 単独 16th European Conference on Personality Psychology 20120713 European Association of Personality Psychology University of Trieste, Trieste Italy 二者間の関係の親密さが相手や自身の認知されたパーソナリティ特性からどのように予測されるかを検討した。その結果、1)相手の協調性や開放性は親密さを予測すること、2)相手の外向性や情緒安定性は逆に予測しないこと、3)自身のパーソナリティは親密性をほとんど予測しないこと、4)交際期間は予測にほとんど影響しないこと、などが見出された。
SGE体験効果尺度作成の試み(2) 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第10回記念研究発表大会 20120818 日本教育カウンセリング学会 京都華頂大学/華頂短期大学 構成的グループエンカウンター(SGE)を体験することで何が得られたかを測定する尺度を作成し、その信頼性・妥当性を検討した。尺度は「信頼感形成」・「自己発見」・「自己表出」・「他者受容」・「自己受容」の下位尺度からなり、充分な信頼性・妥当性が確認された。 (p.64〜65)
「読む」シェアリングと「聴く」シェアリングの比較(優秀発表賞〔口頭発表部門〕受賞) 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第10回記念研究発表大会 20120819 日本教育カウンセリング学会 京都華頂大学/華頂短期大学 構成的グループエンカウンター(SGE)のシェアリングについて、シェアしたい内容を紙に書かせてグループ内で回し読みをする方式(読むシェアリング)と従来通りの方式(聴くシェアリング)とでは、効果にどのような違いが現れるかを検討した。その結果、両者に明確な差はみられなかったが、聴くシェアリングの方が自己露呈(自分のことを話してもよい)や自己受容が高まったことなどが明らかになった。 (p.154〜155)
グループ体験における感情変動が自他イメージに及ぼす影響―構成的グループ・エンカウンターを用いて― 水野邦夫・田積 徹・興津真理子 共同 日本心理学会第76回大会 20120912 日本心理学会 専修大学 合宿・自発参加型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)体験者の体験中の感情変動が自身や他者へのイメージにどのように影響するかを調べた。その結果、感情の変動が大きいほど自分への信頼、他人への信頼、グループに対する被受容感が高まることが示された。 本人発表部分:全体的な構成、分析。 共同発表者:水野邦夫・田積徹・吉川栄子・興津真理子 (p.1157)
対人関係のよしあしに影響するパーソナリティ・スキル要因の検討 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第21回大会 20121006 日本パーソナリティ心理学会 島根県民会館 相手の認知されたパーソナリティや社会的スキルが、対人関係のよしあしにどのように影響するかを調べることを目的とした。同性・同世代の対人関係について「この人とは仲良くなれる(なれない)」人物のパーソナリティおよびスキルについて評定を求めたところ、情緒不安定性以外の特性・スキルでは仲良くなれる人の方が値が大きかったが、パーソナリティ・スキルを説明変数、「仲良くなれる」・「なれない」を基準変数としたロジスティック回帰分析の結果から、調和性や解読スキルの影響が大きいことが示された。 (p.62)
構成的グループ・エンカウンター体験効果の分析―自由記述データをもとに― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第45回大会 20121028 日本カウンセリング学会 麗澤大学 構成的グループ・エンカウンター(SGE)を体験による効果を強く感じた者とそうでない者では、感じ方にどのような違いがみられるかを、自由記述データをもとに、テキストマイニングの手法を用いて検討した。その結果、上位群と下位群の間では、「さまざまな考えを聴く」というプロセスの持つ意味が異なることが示唆された。 (p.195)
授業でのグループ体験における逸楽行動の特徴について―構成的グループ・エンカウンターを用いて― 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第54回総会 20121113 日本教育心理学会 琉球大学 授業で展開されるグループワークにおいてしばしば問題となる逸楽行動の特徴について検討した。その結果、私語・雑談は必ずしもグループ体験効果を阻害するものではないが、消極的行動や身体症状は阻害する可能性があること、逸楽行動は他者受容的態度への妨げとなりうることなどが示された。 (p.209)
大学新入生の対人信頼感の変化に関連する要因の検討 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第53回大会 20121117 日本社会心理学会 つくば国際会議場 大学新入生の入学時期から前期終了期にかけて対人的な信頼感が低下することが明らかにされてきたが、それらに関連する要因についての検討を行った。その結果、新入生は上級生よりも大学を「出会いの場」として捉える期待の低下が対人信頼感の低下に関連することが示された。 (p.195)
社会的スキルと関係の良好性の自他評定の比較 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第60回大会 20130715 日本グループ・ダイナミックス学会 北星学園大学 社会的スキルと対人関係の良好性の関連性について、自己評定と他者(友人)評定による比較を行った。その結果、スキルと関係の良好性を自己評定させた場合には、両者の相関関係が高いが、自己評定スキルと友人評定による関係の良好性の間には低い相関関係が認められた。 論文掲載:p. 190〜p. 191
3つのシェアリング方法の比較―「読む」・「聴く」・「書いて話す」― 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第11回研究発表大会 20130810 日本教育カウンセリング学会 富山大学 授業での構成的グループ・エンカウンター(SGE)におけるシェアリングについて、感じたこと・気づいたことを紙に書いて黙読させる場合(「読む」シェアリング)、直接話をさせる場合(「聴く」シェアリング)、紙に書いたものを発表させる場合(「書いて話す」シェアリング)とで違いがみられるかどうかを検討した。その結果、「書いて話す」シェアリングは1週目から2週目にかけて、授業への評価が上昇することなどが示された。 論文掲載:p. 50〜p. 51
エクササイズのねらいはどのように伝わっているか?―自由記述データの分析による検討― 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第11回研究発表大会 20130811 日本教育カウンセリング学会 富山大学 授業での構成的グループ・エンカウンター(SGE)において、参加者にエクササイズのねらいがどのように伝わっているかを、自由記述データに基づいて分析を行った。その結果、1週目と2週目とでは参加者の捉え方が異なり、2週目の方がさらに深まりのあるSGE体験をしている可能性が窺われた。 論文掲載:p. 130〜p. 131
継続・研修型SGEにおける参加者の気分の変化―深まり・モチベーションについて考える― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第46回大会 20130831 日本カウンセリング学会 東京電機大学 継続・研修型の構成的グループ・エンカウンターにおいて、参加者の感情状態の変化について調べた。その結果、心理的安全性を確保した中でSGEが行われている一方で、中盤以降、感情に大きな変化がみられず、とりわけ、爽快感が前半より低下していることから、継続型の実施による「マンネリ化」が生じている恐れが指摘された。 論文掲載:p. 106
グループ体験における感情変動が自他イメージに及ぼす影響(2)-肯定・否定・安静状態の影響について- 水野邦夫・嶋原栄子・田積 徹・興津真理子 共同 日本心理学会第77回大会 20130919 日本心理学会 札幌市産業振興センター 合宿・自発参加型の構成的グループ・エンカウンター(SGE)体験者の体験中の感情変動が自身や他者へのイメージにどのように影響するかを調べた。その結果、否定的感情の変動が大きいほど自分否定感が低下し、グループに対する被受容感が高まることが示された。 論文掲載:p.1076 本人担当部分:全体的な構成、分析。
認知された自他のパーソナリティによる対人関係の良好性の予測―外向性に注目して― 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第22回大会 20131012 日本パーソナリティ心理学会 江戸川大学 対人関係の良好性を自他のパーソナリティがどのように予測しうるかについての検討を行った。その結果、関係の長さに関わらず、相手の開放性と調和性が、また、自身の外向性が関係の良好性を予測することが示された。 論文掲載:p. 91
大学新入生の不適応感に大学観の変化が及ぼす影響 水野邦夫 単独 関西心理学会第125回大会 20131103 関西心理学会 和歌山大学 大学新入生の大学への不適応感に影響する要因として、大学観(大学をどのように捉えているか)を取り上げ、その影響について検討を行った。その結果、4〜5月期から7月期にかけて、大学への適応感等が低下すること、適応感の低下には、大学を「出会いの場」として捉える事の低下が影響していることなどが明らかにされた。 論文掲載:p. 67
Effects of the structured encounter group on positive changes of self-concepts MIDZUNO, Kunio 単独 28th International Congress of Applied Psychology 201407 International Association of Applied Psychology Paris, France 構成的なエンカウンターグループ(構成的グループ・エンカウンター)に参加した者が自身の自己概念を肯定的に変化させるかどうかについて検討した。35名(男子18名、女子17名)の大学生が2日間にわたる構成的グループ・エンカウンターの研修会に自発的に参加した。その結果、1)自尊感情や私的自己意識は開始時よりも終了時の方が有意に(または有意な傾向で)上昇した、2)公的自己意識は女子の参加者においてのみ有意に低下した、ことなどが明らかになった。
Can perceived personality traits predict the dyadic relationship? MIDZUNO, Kunio 単独 17th European Conference on Personality 20140716 European Association of Personality Psychology University of Lausanne, Switzerland 自分や友人の認知されたパーソナリティが両者の関係の良好さをどのように予測するかについて検討した。141名(男子58名、女子83名)の大学新入生に、大学に入ってから知り合った友人を1名想起させ、2人の関係の良好度、友人および自分自身のパーソナリティについて評定を求め、さらに2か月後にも同様の調査を行った。その結果、 1)いずれの調査においても、友人の協調性や外向性は関係の良好さを予測できた、 2)2か月後の調査で、友人の開放性や勤勉性も良好さを予測できた、ことなどが示された。一方、 3)1回目の調査における友人の協調性は、2回目の調査における良好性を予測したのに、外向性は予測しなかった、ことも示された。
大学入学前からの対人的信頼・不信感の変化について 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第55回大会 20140726 日本社会心理学会 北海道大学 対人的な信頼感・不信感が大学入学前から入学後にかけてどのように変化するかについて検討した。その結果、入学前から入学直後にかけて、他人への信頼得点も不信得点も有意な差がみられなかった。このことから、対人的な信頼感や不信感は、大学入学前から大学入学直後に上昇や低下をしないことが示された。むしろ、入学前11月から入学後9月にかけて他人への信頼に有意な低下がみられたことから、大学という新しい環境において新たな人間関係を構築していかなければならない中で苦慮している様子が窺えた。
単発型の実施による構成的グループ・エンカウンターの効果に関する研究―一日研修方式での実施と授業での実施との比較― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第47回大会 20140831 日本カウンセリング学会 名古屋大学 単発型の構成的グループ・エンカウンターを、一日研修方式で実施した場合と、授業時間を利用して実施した場合とで、その効果にどのような違いがみられるかを検討した。その結果、自己受容については、研修群の方が授業群よりも有意に高いことなどが示された。
大学入学者の大学生活への適応プロセスに関する研究 水野邦夫 単独 日本心理学会第78回大会 20140910 日本心理学会 同志社大学 大学入学者の大学への適応プロセスについて検討を行った。その結果、大学への適応度は4月が最も高く、7月になって低下するが、10月には上昇し、1月にはまた低下した。仲間志向については、女子は安定傾向にあるのに対し、男子は時期が進むにつれ、低下していくことが示された。
SGEリーダー評価尺度作成の試み 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第12回研究発表大会 20141101 日本教育カウンセリング学会 かごしま県民交流センター 構成的グループ・エンカウンター(SGE)のリーダーの取り組み方を評価するための尺度を作成した。岡田(2000)の記述をもとに、12項目からなる尺度を作成した。因子分析の結果、「リーダーシップ」と「メンバーへの配慮」の2因子が得られ、各因子および尺度全体のα係数も充分な高さであった。また、リーダーへの評価が肯定的であるほど、SGE体験への評価も高いという結果も得られ、尺度の妥当性の高さも示された。
中・高年層を対象とした構成的グループ・エンカウンター実施の試み 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第12回研究発表大会 20141102 日本教育カウンセリング学会 かごしま県民交流センター 中・高年層の成人を対象に、単発型の構成的グループ・エンカウンターを行った。その結果、青年対象の場合と同様に、肯定的感情が上昇したが、否定的感情も上昇した。これについては、参加者が未知どうしの場合が多く、防衛的になっている可能性が示唆された。
認知された自他のパーソナリティによる対人関係の良好性の予測(2)―自己開示度を指標として― 水野邦夫 単独 日本パーソナリティ心理学会第24回大会 20150822 日本パーソナリティ心理学会 北海道教育大学札幌校 二者間の友人関係において、自他の認知されたパーソナリティ特性が両者の関係の良好性をどれくらい予測するかについて、良好性の指標として互いの自己開示度を指標とした分析を行った。その結果、自身の外向性は自己開示量を予測したが、友人のそれは予測しなかった。また、先行研究では友人の調和性が良好性を予測したが、本研究において、自己開示量を予測することはできなかった。
大学入学者の大学生活への適応プロセスに関する研究(2)― 1年次から2年次にかけての縦断的調査による検討 ― 水野邦夫 単独 日本教育心理学会第57回総会 20150827 日本教育心理学会 朱鷺メッセ(新潟市) 大学入学者の大学適応について、2年間にわたる追跡調査を行った。その結果、仲間志向は2年間を通じて大きな変化がみられなかったが、学校適応については、1年次4月から7月にかけて大きく低下し、1年次1月まで低下が続くが、2年次4月に一旦持ち直すものの、7月にまた低下し、その後安定することが見出された。これらは「低下」と捉えるのではなく、「安定化」と捉えるべきことなどが考察された。
自己意識特性がグループ体験に及ぼす影響―構成的グループ・エンカウンターの場合― 水野邦夫 単独 日本カウンセリング学会第48回大会 20150829 日本カウンセリング学会 環太平洋大学 グループ体験における自他理解に参加者の自己意識の高さがどのように関連するかについて検討した。その結果、私的自己意識が高い者ほど自己発見が促進することが見出され、自己への注目が重要な役割を果たすことが示された。一方、他の指標に関しては有意ではなく、自己意識が必ずしもグループ体験に影響しない可能性も示唆された。
大学入学者の大学生活への適応プロセスに関する研究(3)―授業の欠席率を予測する要因の検討― 水野邦夫 単独 日本心理学会第79回大会 20150922 日本心理学会 名古屋国際会議場 大学入学者の入学後各時点における適応感が不適応的行動(必修科目の欠席率)をどのように予測し、登校拒絶感に関わる要因についての検討を行った。その結果、欠席率を予測できたのは、ほとんどが登校拒絶感のみであり、また、登校拒絶感は仲間関係のよさとの関連性はほとんどなく、大学への肯定的評価との関連もそれほど高くなかったことなどから、拒絶感は大学入学以前の別の問題が関与している可能性が示唆された。
パーソナリティ認知と自己開示の関連性について(1)―二者関係の親密性の指標としての友人への自己開示量の検討― 水野邦夫 単独 日本グループ・ダイナミックス学会第62回大会 20151011 日本グループ・ダイナミックス学会 奈良大学 二者間の親密性の指標として、自己開示量を取り上げ、自他の認知されたパーソナリティが自己開示量をどの程度予測しうるかについて検討した。その結果、自身を外向的であると認知している者ほど、相手に自己開示を行っているが、相手を外向的であると認知していることや相手が空いて自信を外向的であると認知していることが、自分から相手への自己開示につながらないこと、協調的なパーソナリティ特性は自己開示を予測しないことなどが示された。
大学入学者の大学生活への適応プロセスに関する研究(4) 水野邦夫 単独 日本社会心理学会第56回大会 20151101 日本社会心理学会 東京女子大学 大学入学者が大学をどのような場であると捉え(大学観)、大学観の変化が適応感の変化にどう関連するかについて検討した。その結果、大学が出会いの場であると捉える見方が強まるほど、大学での仲間関係がよくなること、大学を勉強の場であるという捉え方が低下するほど、大学への抵抗感・不信感が上昇することなどが見出された。一方、大学観の変化は登校拒絶感の変化を予測しえないことも示された。
構成的グループ・エンカウンターにおけるグループ過程の差異の検討―成長したクラスとそうでないクラスの比較― 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第13回研究発表大会 20151122 日本教育カウンセリング学会 早稲田大学 構成的グループ・エンカウンター(SGE)を導入して、成長したグループとそうでないグループとではどのような違いがみられるのかについて検討を行った。その結果、そうでないグループは成長したグループよりも、否定的感情の低下が生じず、SGE体験後の感想も感情の豊かさに乏しく、他者受容的な態度が形成されにくかったことなどが示された。
How do students perceive experiences of the group approach in university classes? MIDZUNO, Kunio 単独 31st International Congress of Psychology 20160728 International Congress of Psychology Pacifico Yokohama (Yokohama, Japan) 大学の授業に導入したグループ・アプローチ(構成的なエンカウンターグループ:SEG)を受講生がどのように捉えるかを調べることを目的とした。受講生の自由記述データに対し、計量テキスト分析を行い、SEGは2次元(自己志向-他者志向、認知志向-表現志向)から構成され、5つの側面(コミュニケーションの多面的機能、緊張感の低減、コミュニケーションを取ることの満足感、他者への関心、多様性を感じることの重要性)で捉えられていることが示された。
構成的グループ・エンカウンターの実施形態による過程・効果の比較 水野邦夫 単独 日本教育カウンセリング学会第14回研究発表大会 20160821 日本教育カウンセリング学会 山形テルサ(山形市) 構成的グループ・エンカウンターの実施形態(合宿・自発参加型、単発・研修型など)について、そのプロセスや効果の違いについて検討した。7つのグループについて、体験前の感情状態、体験時の感情変動、体験後の評価を比較したところ、合宿・自発参加型が最も深まりがあること、参加者のモチベーションの高さが深まりに影響すること、中高年齢層のグループでは感情変動が小さいことなどが示された。
自発参加型の構成的グループ・エンカウンターにおけるプロセスの検討―参加者への効果の違いによる感情変化の比較― 水野邦夫・中地展生・吉田かける 共著 日本カウンセリング学会第49回大会研究発表大会 20160828 日本カウンセリング学会 山形大学 自発参加型の構成的グループ・エンカウンターを実施した参加者の感情変化の違いについて検討した。その結果、第1セッションの魅力度が低い者は、後から挽回するのが難しいこと、参加時の心理状態がSGE体験に影響すること、その場合でも、メンバーとの感情交流はネガティブ感情を低下させることなどが示された。
大学入学者の大学生活への適応プロセスに関する研究(5) 水野邦夫 単著 日本教育心理学会第58回総会 20161008 日本教育心理学会 サンポートホール高松・かがわ国際会議場 大学入学者の4月から7月にかけての適応の変化について、いわゆる「大規模大学」と「中規模大学」とでどのような違いがみられるかを検討した。その結果、大学の規模に関わらず、不適応的な方向へ変化していくことが示されたが、これはむしろ「現実化」に向かっていると解釈された。また、授業や教員への満足感は中規模大学の方が高く、これが中(小)規模大学の強みとなり得ることなどが示された。
 一日研修方式のSGE体験における参加者のプロセスの差異の検討 水野邦夫 単独 第15回日本教育カウンセリング学会研究発表大会 20170827 日本教育カウンセリング学会 大手前大学 一日研修方式の構成的グループ・エンカウンター(SGE)を実施し、参加者のプロセスについて検討した。研修への期待、セッションの魅力度、最終的な満足感に基づき、「積極的のめり込み型」・「漸進的のめり込み型」・「のめり込み回避型」の3タイプが見出された。計量的テキスト分析の結果から、前者2タイプはセッションに対するポジティブな反応がみられるのに対し、のめり込み回避型はネガティブな反応が大半を占めたことから、授業を活用した形でのSGEを実施する際、のめり込み回避型の参加者をふまえてのファシリテーションを考える必要があることなどが指摘された。 
構成的グループ・エンカウンター参加者の感情変化について―自発参加・合宿型の場合― 水野邦夫・中地展生・吉田かける 共著 日本カウンセリング学会第50回記念大会 20170924 日本カウンセリング学会 跡見学園女子大学 自発参加・合宿型の構成的グループ・エンカウンターを実施した参加者の感情変化について検討した。その結果、①ポジティブ感情は終了へ向けて高まり、②ネガティブ感情は開始から比較的早い段階で低下し、③とりわけ怒りや抑うつなどの感情はほとんど表れなかったなどの特徴がみられた。これらについて、「構成型」という枠組みが心理的安全性を高めていること、メンバーの既知性が高かったこと、メンバーが最初からリラックスして参加していたことなどが考察された。
学校支援ボランティア活動への参加群と不参加群の特徴 中地展生・水野邦夫 共著 日本カウンセリング学会第50回記念大会 20170924 日本カウンセリング学会 跡見学園女子大学 大学生が小学校や適応指導教室などを継続的に訪れて、児童・生徒の支援を行う「学校支援ボランティア」について、ボランティア活動に参加した者(参加群)としなかった者(不参加群)で、ボランティア活動をする前後で、ボランティアに対する態度や、対人恐怖心性、自尊感情にどのような違いがみられるかを検討した。その結果、不参加群はボランティアに対する思いが低下したが、参加群は維持されたことなどが明らかにされた。
新たな友人関係の疎遠化(自然消滅)の原因に関する研究 水野邦夫・原 聡美 共著 日本社会心理学会第58回大会 20171029 日本社会心理学会 広島大学東広島キャンパス 新たに形成された友人関係が、特定の理由もなく疎遠になってしまう(自然消滅)現象について、その原因を探索的に検討した。自由記述データの分析の結果、疎遠化の原因には、性格の不一致、友人関係の変化、連絡の不通、会う機会の喪失があり、疎遠化の積極性―消極性、接触頻度の多さ―少なさによって説明できる可能性が示唆された。

 その他業績

タイトル 実施年月 単著・共著の別 発行所、発行雑誌又は発表学会等の名称 分類 概要
私の出前授業 心の「かまえ」を打ち破るには 20110715 単独 公益社団法人 日本心理学会編集・発行「心理学ワールド」第54号 (その他) 「かまえ」からの解放について、知覚的観点から説明するとともに、日常生活におけるかまえを「悩み」という観点から注目し、A.エリスの「不合理な思い込み(irrational belief)」をもとに、悩みのもととなるかまえからどのように解放されるのかを概説した。(p.30〜31)
第10回記念研究発表大会京都大会優秀発表賞(口頭発表の部)紹介「読む」シェアリングと「聴く」シェアリングの比較 20121216 単著 NPO法人日本教育カウンセラー協会機関誌「教育カウンセラー」第37号 (その他) 学会発表の「『読む』シェアリングと『聴く』シェアリングの比較」が全文掲載された。(p.11〜12)
心理学ライフ 古墳はそそる 20170715 単著 公益社団法人 日本心理学会編集・発行「心理学ワールド」第78号 (その他) 心理学研究者の趣味等を紹介するコーナーで、「古墳巡り」の趣味についての随筆を寄稿した。

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
日本心理学会 198804 現在に至る
関西心理学会 198804 現在に至る
日本社会心理学会 199004 現在に至る
日本教育心理学会 199004 現在に至る
日本感情心理学会 199004 現在に至る
日本パーソナリティ心理学会(旧日本性格心理学会) 199209 現在に至る
日本グループ・ダイナミックス学会 199402 現在に至る
日本行動科学学会 200101 現在に至る
日本教育カウンセラー協会 200201 現在に至る
日本学生相談学会 200409 現在に至る
日本教育カウンセリング学会 200703 現在に至る
日本人間性心理学会 200810 現在に至る
日本カウンセリング学会 200811 現在に至る

 受賞

受賞年月 授与機関 受賞名 概要
20120800 日本教育カウンセリング学会 日本教育カウンセリング学会 第10回記念研究発表大会優秀発表賞(口頭発表部門)受賞
201409 日本教育カウンセリング学会 サイエンティスト・プラクティショナー賞

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