コタニ サチエ
小谷 早稚江
教育学部こども教育学科
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タイトル | What differentiates two Japanese exhaustive focus particles? |
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著者 | |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | Proceedings of Penn Linguistics Colloquium (PLC) 32 |
発行所 | ペンシルバニア大学言語学研究科(アメリカ) |
巻 | |
号 | |
開始ページ | 115 |
終了ページ | 124 |
出版年月 | 20090300 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | 英語には、排他的意味を持つparticleが ‘only’1つであるのに対し、これに相当する日本語の排他的とりたて詞は複数存在することに焦点を当て、その中の「だけ」と「ばかり」の分布と振る舞いを比較考察した。その上で、その意味的な違いを「ばかり」がITER(ative)オペレーターを持つ一方で、「だけ」と英語の‘only’にはこのオペレーターがないためという理由に還元した。これにより「ばかり」がイベントの繰り返しを要求することが説明可能になり、さらに助動詞「られる」や否定辞の「ない」とのスコープの非曖昧性も説明可能であることを示した。 |