ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
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タイトル | 16-17世紀における伊賀国上野城下町の変化 |
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講演者 | 渡辺康代 |
担当区分 | 単著 |
会議名 | 歴史地理学会第249回例会(日韓共同学術セミナー) |
開催年月日 | 20180915 |
主催者 | 歴史地理学会 |
開催地 | 中部大学名古屋キャンパス |
概要 | 「古地図」が共通テーマとして掲げられた当国際学術セミナーにおいて、「上野古図」(伊賀市上野図書館蔵)を用いて、中近世移行期における筒井氏の上野城下町が河川への近接性を高く持っていた一方、藤堂氏の近世上野城下町が上野台地に立脚していった変化を読み解いた。城下町に存在する諸社の勧請期の検討が、町場としての開発の先行・後発地区を判断する一助となる。また、16-17世紀の祭礼内容を検討することによって、城主による城下町建設というハード面の事業が、町人等の集会や協業の場としての鎮守社の勧請とその祭礼の創成といったソフト面での「まちづくり」を伴って進行していたことを、16~17世紀の祭礼内容の検討をもって明らかにした。 |