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ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
タイトル 伊賀上野城下町の生業と地域間関係に関する一考察―宝暦元〜2年『天満宮八百五十歳祭事記録』の分析を通して―
著者 渡辺康代
単著・共著の別 単著
発行雑誌 『三重県史研究』
発行所 三重県
第23号
開始ページ 49頁
終了ページ 70頁
出版年月 200803
掲載種別 研究論文
概要  『天満宮八百五十歳祭事記録』は、伊賀上野城下町における鎮守・上野天満宮の宝暦2年(1752)におこなわれた祭事への寄進記録である。伊賀国内の大庄屋や郷中よりの顕著な寄進から、上野城下町町人が取り結んでいた人間関係や地域間関係を考察し、そこから農工商が分かちがたく結びついていた伊賀上野城下町の生業形態を見出した。また、藤堂藩の武家、三都で活躍した三井などの伊勢商人からも寄進が送られており、上野天満宮の祭事には藩の関与が大きかったことを明らかにした。

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