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ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
タイトル 近世城下町桑名における祭礼の変容―住民の生活文化としての祭礼へ―
著者 渡辺康代
単著・共著の別 単著
発行雑誌 『歴史地理学』
発行所 歴史地理学会
第48巻
4号
開始ページ 1頁
終了ページ 18頁
出版年月 200609
掲載種別 研究論文
概要  伊勢国桑名の町の鎮守・春日神社祭礼にみる中近世移行期から近世末期までの祭礼内容とその参加者の変化を明らかにした。中世の港町桑名においては、16世紀末期には北市場と南市場という2輛の山車が曳かれる「御車(みくるま)祭」が「氏人」(近世の町年寄衆)の参加によりおこなわれていた。17世紀末期には桑名城下町町人が参加した仮装行列を内容とする「比与利祭」がおこなわれており、さらに18世紀半ばからは、城下町外町の町人まで参加し、祭車を囃す「石取神事」が桑名の春日神社最大の祭礼となっていた。

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