ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
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タイトル | 野尻・小船木集落の景観及び機能的特徴―近世における河岸を中心として― |
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著者 | 渡辺康代 |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 『筑波大学歴史・人類学系歴史地理学研究室歴史地理学調査報告』 |
発行所 | 筑波大学歴史・人類学系歴史地理学研究室 |
巻 | |
号 | 第9号 |
開始ページ | 33頁 |
終了ページ | 51頁 |
出版年月 | 200003 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | 野尻河岸の問屋を務めていた滑川家文書を用いて、利根川下流域の野尻・小船木の両河岸における河岸場の成立期を明らかにした。近世中期の野尻・小船木の両河岸の規模や機能には大きな相違があった。小船木は、その下海は野尻・高田の河岸問屋等が権利を有する網代場であり、野尻・高田と比して河岸景観やその機能の充実において後発であった。そのなかで、小船木河岸が野尻・高田と並立するほどの機能的拡充を遂げたのは、近世中期以降の「新荷口」、すなわち干鰯・〆粕などの魚肥荷物の増大と無関係ではなかった。 |