閉じる

ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
タイトル 17世紀中後期における下野国烏山城下町の住民構成と祭礼内容の変化
著者 渡辺康代
単著・共著の別 単著
発行雑誌 『帝塚山大学人文学部紀要』
発行所 帝塚山大学人文学部
第34号
開始ページ 29頁
終了ページ 65頁
出版年月 201311
掲載種別 研究論文
概要  烏山城下町における17世紀後期の仮装行列から屋台への祭礼内容の変化が、江戸商人の来住などの構成住民の変化と連動していたことを明らかにした。17世紀半ばの祭礼内容には、町の標章である「出し」と仮装行列が見られ、これらは江戸の山王祭などと共通するものであった。17世紀後期より烏山では「芝居屋台」の採択、それへの一本化が進み、一方、江戸商人の来住・来訪が相次ぐなど、町の構成員にも変化が現れていた。17世紀後期という早い段階での「芝居屋台」採択の背景に、紙・煙草などの商品作物の集散地であった烏山への、江戸などの他国商人の来住・来訪があったことが明らかとなった。

閉じる