ワタナベ ヤスヨ
渡辺 康代
文学部日本文化学科および現代生活学部
|
|
タイトル | 中近世移行期における伊賀国上野城下町の住民構成と祭礼内容 |
---|---|
著者 | 渡辺康代 |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 『帝塚山大学人文学部紀要』 |
発行所 | 帝塚山大学人文学部 |
巻 | |
号 | 第30号 |
開始ページ | 37頁 |
終了ページ | 59頁 |
出版年月 | 201111 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | 伊賀市長田の『西蓮寺過去帳』を用いて、中近世移行期において伊賀郷士が武家ないしは町人として上野城下町へ来住していたことを解明した。当該期の上野城下町における祭礼内容には、在郷におけるそれとも共通した、能などの舞台芸能と、雨請踊りなどがみられた。これらの祭礼内容は城下町町人および在郷の人々の参加のうえに成り立っており、当該期においては、「町」毎に城下町町人が参加するという祭礼組織が、未だ確立されていなかったことが明らかとなり、従来の町立てをもって近世城下町の形成期を捉える見方に新たな知見を加えた。 |