オカモト ミキ
岡本 美紀
法学部法学科
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タイトル | アメリカ犯罪学の基礎研究(46)アメリカ合衆国における妊娠中絶 |
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著者 | |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 『比較法雑誌』 |
発行所 | |
巻 | 28巻 |
号 | 4号 |
開始ページ | 79 |
終了ページ | 97 |
出版年月 | 19950300 |
掲載種別 | |
概要 | アメリカでの人工妊娠中絶は、時の政府の政治方針に左右されており、中絶推進政策を採る民主党政権下では、中絶手術を実施している産科病院が襲撃されたり、宗教家からの批判も多くなされた。このような状況下で、合衆国連邦最高裁は、中絶を望むことは当該女性の自己決定権であると判示するに至ったのであるが、それまでの下級審の判決では、当該女性の自己決定よりもむしろその両親や親族の同意が重視されており、この背景にはキリスト教的家族観が根強く存在していると考えられる。 |