オカモト ミキ
岡本 美紀
法学部法学科
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タイトル | アメリカ犯罪学の基礎研究(30)死刑 |
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著者 | |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 『比較法雑誌』 |
発行所 | |
巻 | 24巻 |
号 | 4号 |
開始ページ | 101 |
終了ページ | 114 |
出版年月 | 19910300 |
掲載種別 | |
概要 | 一般に、死刑の性格を形成し、また、死刑の将来を決定するのが、その国家の法律と政策である。アメリカ建国当時、当初の13州での死刑法は、その対象犯罪や量刑状況が大いに異なり、その後も、この任意的死刑量刑はアメリカでの死刑の特徴のひとつとなり、1970年以降の連邦最高裁でも、任意的死刑量刑が「残虐で異常な刑罰」で憲法違反に当たるのかという訴訟が多発しており、1970年のいわゆる「ファーマン判決」は、量刑裁量につき何らの基準も持たない審理裁判所が下した死刑は違憲であると判示し、独断的で民族的バイアスのかかった死刑量刑を指摘した。 |