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ツジカワ ヒトミ
辻川 ひとみ
現代生活学部居住空間デザイン学科
タイトル 家庭的保育制度における保育の実態と保育環境 ―大阪市・堺市・大津市の施設を事例として― 
講演者
担当区分 共著
会議名 日本建築学会大会学術講演梗概集
開催年月日 20120901
主催者
開催地
概要 本研究では家庭的保育施設における保育内容の実態及び保育施設の空間構成と各保育室の使われ方について調査し、施設空間の在り方を検討した。今回調査を行った保育施設のケースでは、保育される児童の一日の生活の流れは、一般の保育所と、また保育所実施型施設と個人実施型施設との間でも明確な違いは見られなかった。保育空間については、ほとんどの施設において1〜3つの保育室で食事、就寝、遊びのすべてが行われており、機能の重層化が見られ、食寝分離がなされていないだけでなく、保育所と比べると子どもが体験できる空間に多様性が欠けていた。家庭的保育制度を待機児童問題解消のための応急策として位置付けるのではなく、多様な子どもに対応する一つの選択肢としての役割を持たせるべきで、そのためには、 少ない保育空間を有効に使うための仕掛けや近隣の保育所との連携の見直しや、公園や広場などの地域資源を充実させ、整備を行うことが重要課題であると考える 。

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