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ツジカワ ヒトミ
辻川 ひとみ
現代生活学部居住空間デザイン学科
タイトル ワーキングマザーサイトにみる仕事と子育ての両立に関わる不安要因につい共働き夫婦の育児環境に関する研その2
講演者
担当区分 共著
会議名 デザイン学研究. 研究発表大会概要集(54) 
開催年月日 20070600
主催者
開催地
概要 日本では、子どもは夫婦や家族の宝として認識されているが、近年出生率を回復させたフランスや子育て支援都市として知られているトロントなどでは、子どもは国や地域、社会の宝として捉えられている。これらの事が背景にもあり、日本の子育て支援の制度はこれらの地域に比べて金銭面での補助やサポートの体制面でも見劣りするものであると言える。それに加え、本研究を通して働く女性たちがその日本の子育て支援制度の情報をワーキングマザーサイトなどのインターネット情報などから自らの力で入手する事を要求されており、それを怠ると全く恩恵を受けることが出来ないという状況が見られた。しかし、これらを分かりやすく情報提供しているのは、多くが民間レベルの個人サイトであり、今回調べた100件のうち行政のそれは金沢市の運営する掲示板3件のみであった。インターネットを利用して情報を入手することが当たり前になりつつある状況下で、出産を控えた、また出産を望む女性たちが、情報を入手する段階で大きな労力を強いられていること自体が問題であると考える。インターネットの普及に伴い、不確かな情報の氾濫も問題になっており、情報に責任を持つ行政の側から、子育て支援に関する制度等の情報を誰もが簡単に入手でき、正確でわかりやすい情報提供をすることが早急に求められているのではないか。 辻川ひとみ、吉住優子 (共同研究につき本人担当分抽出不可能) (pp.288-289 )

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