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タニグチ ジュンイチ
谷口 淳一
心理学部心理学科
タイトル 恋人関係における自己呈示は自己確証的か自己高揚的か
著者 谷口淳一、大坊郁夫 
単著・共著の別 共著
発行雑誌 社会心理学研究
発行所
24
開始ページ 11
終了ページ 22
出版年月 20080800
掲載種別 研究論文
概要 本研究では、自己認知、恋人から望む評価、恋人からの評価の推測の相互関係を検討することで、恋人関係における自己呈示が自己確証的か自己高揚的かについて明らかにしようと試みた。結果、1)恋人からは自己認知よりもポジティブな自己高揚的な評価を求めている、2)恋人から自己認知よりもポジティブな自己高揚的な評価を得ていると推測しており、その評価を正確であると認知している、3)恋人に対して「情熱」を感じているほど、関係にとって重要な領域において自己高揚的な評価を恋人に求める、4)恋人に対して「親密性」を感じているほど恋人から自己高揚的な評価を得ていると推測しており、関係にとって重要な領域においては、その評価を正確であると認知していることがわかった。本研究の結果は、戦略的自己確証モデル(Bosson & Swann, 2001)を支持する結果であり、恋人関係においては自己確証動機も自己高揚動機も働いていることが示された。

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