トビセ アキヒロ
飛世 昭裕
法学部法学科
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タイトル | サレイユの客観的「フォオト」の定義とドネッルスの「クルパ」定義 |
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著者 | |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | |
発行所 | 帝塚山法学9号 |
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出版年月 | 20050300 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | サレイユが1897年に発表した「労働災害と民事責任」論文において展開した危険責任論の中で、彼が提示した「客観的フォオト(過失)」の概念は、彼によれば、法学史上、すでにフランス人文主義法学の代表者ドネッルスの「クルパ(過失)」論の中でも定義として提示されており、その先駆として位置づけられている。そこで本稿では、サレイユの「客観的責任論」における「客観的フォオト」の位置付けをしたうえで、彼がドネッルスのクルパ論を(従前のフランス私法学の議論では注目されていなかったにもかかわらず)掘り起こして紹介した法学史上の意義を検討した。 |