ミズノ クニオ
水野 邦夫
心理学部心理学科
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タイトル | 良好な対人関係の形成・維持における社会的スキルと外向性の役割に関する研究(博士論文) |
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著者 | 水野邦夫 |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 博士論文 |
発行所 | 同志社大学(乙239号) |
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開始ページ | A4判 400字詰原稿用紙換算342枚 |
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出版年月 | 20070222 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | 良好な対人関係の構築に、社会的スキルや外向性がどのような役割を果たすのかについて論じた。社会的スキルについて定義を行い、セルフ・モニタリング(Snyder, 1974)と社会的行動との関連性に関する研究を行った。次にセルフ・モニタリング尺度の妥当性への疑問から、表出的、外向的なスキルやパーソナリティが良好な対人関係の形成・維持に寄与しないという疑念を呈した。次に、外向性と対人関係との関連性についての諸研究を概観し、外向性は対人的に好ましいパーソナリティであると考えられていることを明らかにしたが、その一方で、これらの研究は外向性の一時点での評価を表しているに過ぎないと批判し、対人関係の形成・維持の過程において、社会的スキルや外向性がどのように影響するかについての検討を行った。その結果、表出的な社会的スキルや外向性は、良好な対人関係の形成・維持には関係しないことが示された(博士論文)。 |