カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
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タイトル | 近代移行期の人口と歴史 |
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著者 | 速水融編著 |
担当区分 | 共著 |
出版社 | ミネルヴァ書房 |
出版年月 | 20020425 |
担当範囲 |
第2章 十八世紀初頭の奥会津地方における嬰児殺し ―嬰児の父親が著した日記を史料として― pp.45-71、総ページ数:228頁。 |
概要 | 18世紀初頭、陸奥国会津郡大橋村に居住した角田藤左衛門が著した「萬事覚書帳」を史料として、嬰児殺しが行われた具体的状況を復原した。「子返し」の原因は、経済的困窮ではなく、占いとは異なる性別の「たがい子」が出生した場合、父親が42歳の厄年に2歳子として登録される嬰児が対象となった。このような事例は、土佐国や備中国でも類似の慣習が確認された。 |