カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
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タイトル | 近世城下絵図の景観分析・GIS分析 |
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著者 | 平井松午編著 |
担当区分 | 共著 |
出版社 | 古今書院 |
出版年月 | 20190330 |
担当範囲 | 第13章 19世紀末の関東地方南部における天然痘罹患率・死亡率の都市村落間格差 pp.255-273、総ページ数:281頁。 |
概要 | 近代移行期の城下町を含む都市人口に関して、都市蟻地獄説で強調されている都市における高死亡率の要因となる死因の都市村落間格差は着手間もない課題である。本章では、19 世紀末の神奈川県、埼玉県および東京府における天然痘罹患率・死亡率の都市村落間格差について検討した。19 世紀末の川越、小田原を含む関東地方南部における市街地では、同一郡内の村落と比較して天然痘罹患率・死亡率が著しく高率であった。天然痘罹患率・死亡率の都市村落間格差の背景として、①種痘接種率の都市村落間格差、②人口密度と死亡率との関係を定式化したファーの法則、③村落から市街地への人口移動と種痘履歴との関係などについて検討した。 |