カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
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タイトル | 「種痘人取調書上帳」分析システムを用いた明治初期の足柄縣東部における天然痘死亡率の推計 |
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著者 | 川口 洋 |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 情報処理学会シンポジウムシリーズ |
発行所 | 情報処理学会 |
巻 | 2016 |
号 | 2 |
開始ページ | 221 |
終了ページ | 226 |
出版年月 | 20161202 |
掲載種別 | 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) |
概要 | 本研究では,「江戸時代における人口分析システム(DANJURO)」を構成する「種痘人取調書上帳」分析システムを用いて,1851(嘉永4)年から1875(明治8)年上半期の足柄上郡・足柄下郡・淘綾郡・大住郡下の6カ村における年平均天然痘罹患率・死亡率を推計して,『神奈川縣統計書』から得られる1884(明治17)年から1900(明治33)年に至る期間の数値と比較した.検討の結果,1875年上半期に25歳未満の年齢階層に初種と再種が急激に普及したことを背景に,1875年下半期から1879年末までに年平均天然痘罹患率・死亡率が,1/20から1/30程度に激減した可能性を指摘した. |