カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
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タイトル | 歴史GISを用いた足柄縣における牛痘種痘法の普及過程の検証 |
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著者 | 川口 洋・加藤常員 |
単著・共著の別 | 共著 |
発行雑誌 | 情報処理学会シンポジウムシリーズ |
発行所 | 情報処理学会 |
巻 | 2015 |
号 | 2 |
開始ページ | 85 |
終了ページ | 90 |
出版年月 | 20151219 |
掲載種別 | 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議) |
概要 | 足柄縣下の各村が作成した「種痘人取調書上帳」を入力史料として,1850年から1875年に至る期間の牛痘種痘法の普及過程と天然痘罹患者数を分析する「種痘人取調書上帳」分析システムを開発中である.本稿では,本システムを構成する「種痘人取調書上帳」時空間分析プログラムの概要を報告した後,足柄縣の認可を受けた種痘医が,1875年1月から5月までの期間に天然痘罹患済みの者と病弱な乳幼児を除く25歳未満のすべてに初種または再種を接種したという仮説を示す.最後に,仮説が成立する必要条件を考察する思考実験を支援するシミュレーション・システムの構想を述べる. |