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カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
タイトル 「種痘人取調書上帳」分析プログラムの開発
著者 川口 洋
単著・共著の別 単著
発行雑誌 情報処理学会シンポジウムシリーズ
発行所 情報処理学会
2014
3
開始ページ 81
終了ページ 86
出版年月 201412
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 本研究では,足柄縣下各村の戸長が縣令・柏木忠俊宛てに作成した「種痘人取調書上帳」を入力史料として,1850年から1875年に至る期間における牛痘種痘法の普及過程などを解析する「種痘人取調書上帳」分析システムを開発した.本システムを構成する「種痘人取調書上帳」古文書画像データベースと「種痘人取調書上帳」分析プログラムを用いた分析の結果,足柄上郡7カ村(三廻部村,柳川村,萱沼村,宇津茂村,中山村,篠窪村,谷ケ村)では,強制種痘を全国に布達した天然痘豫防規則(1876年5月)に1年以上先行して,1875年5月に年少人口の約97%が種痘の接種を受けていたことが明らかとなった.

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