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カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
タイトル 「幕末維新期人口史料」分析システムを用いた世帯構造の比較
著者 川口洋・上原邦彦・日置慎治
単著・共著の別 共著
発行雑誌 情報処理学会シンポジウムシリーズ「人文科学とコンピュータシンポジウム 論文集」
発行所 情報処理学会
2010
15
開始ページ 263
終了ページ 270
出版年月 20101200
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 明治初期に作成された「戸籍」を入力史料とした「幕末維新期人口史料」データベース、同データベースから人口学的指標を算出する「幕末維新期人口史料」分析プログラム、および検索利用マニュアルから構成される「幕末維新期人口史料」分析システムを開発した。「幕末維新期人口史料」データベースには、岩代国会津郡・大沼郡,武蔵国多摩郡などにおける延べ70か村、18,756人、2,810世帯が登録されており、分析プログラムを用いて、52項目の人口・世帯構造に関する指標を利用者側コンピュータに表示することができる。本システムを活用して明治初期の会津郡・大沼郡と多摩郡における世帯構造を比較した結果、平均世帯規模は両地域ともに約5人であったにもかかわらず、初婚年齢の差を反映して、会津・大沼郡では3世代同居世帯が、多摩郡では2世代同居世帯がそれぞれ卓越していたことが判明した。

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