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カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
タイトル 「幕末維新期人口史料」データベースの構築
著者 川口洋・上原邦彦・日置慎治
単著・共著の別 共著
発行雑誌 情報処理学会シンポジウムシリーズ『人文科学とコンピュータシンポジウム 論文集』
発行所 情報処理学会
2008
15
開始ページ 187
終了ページ 194
出版年月 20081200
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 本稿では、持続的人口成長開始期における人口・親族組織の地域特性を復原するために「幕末維新期人口史料」データベースを構築して、奥会津地方の「戸籍」に登録されている配偶者の出身地について検討した。「幕末維新期」データベースは、個人情報テーブル、世帯情報テーブル、史料書誌情報テーブルから構成されており、岩代国大沼郡・会津郡における延べ30ヵ村、4,100人、725世帯が登録されている。検討の結果、明治時代初期の奥会津地方における配偶者の出身地は、東は磐城国標葉郡、西は山城国京、南は相模国愛甲郡・大住郡、北は陸前国岩井郡や陸中国閉井郡におよんでいた。広域にわたる入婚圏は、奥会津地方における労働需要の実態を示唆している。

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