カワグチ ヒロシ
川口 洋
文学部日本文化学科
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タイトル | 宝暦5(1755)年の越後国魚沼郡南部における村落人口 |
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著者 | 川口洋 |
単著・共著の別 | 単著 |
発行雑誌 | 経済経営研究 |
発行所 | 帝塚山大学 |
巻 | |
号 | 2 |
開始ページ | 73 |
終了ページ | 78 |
出版年月 | 19940900 |
掲載種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
概要 | 江戸時代後期に、越後国から多数の女性が配偶者や飯盛女として東日本全域に流出した要因解明を目的とした試論である。19世紀の知識人のなかには、越後国では女性人口が多いために、人口流出が生じたと推論した者もみられた。そこで、宝暦5(1755)年の越後国魚沼郡南部における藩政村の性比を復原した。同地域の性比は、127であり、越後国出身の女性を多数受け入れていた会津・南山御蔵入領の性比と、ほぼ同水準であった。したがって、越後国では女性人口が多いために、女性人口が流出したと考えることはできないことが判明した。 |