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ヤマギワ アキラ
山際 彰
タイトル
〈僅少〉を表す語彙の形成
講演者
山際彰
担当区分
会議名
日本語学会2020年度春季大会
開催年月日
202004
主催者
開催地
概要
〈僅少〉を表す語彙として、「せいぜい」「たかだか」「たかが」類と「たった」「ほんの」類を取り上げ、両者の成立が近世〜近代に偏ることを指摘した。また、これらが成立する中世以前には、前者については「ばかり(こそ)」「のみ(こそ)」といった副助詞・係助詞が、後者については多義語「ただ」がその表現を賄っており、係助詞・副助詞の体系変化や意義の縮小が現代の<僅少>を表す語彙の形成に関わったことを述べた。
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