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クロカワ アイコ
黒川 愛子
教育学部こども教育学科
タイトル 日本人中学2年生・3年生のスピーキング力育成に対する「ラウンド制指導法」の効果に関する実証研究
 ―スムーズな小中接続に向けてー
講演者 黒川愛子
担当区分 単著
会議名 FLEATⅦ
開催年月日 20190809
主催者 FLEAT
開催地 早稲田大学早稲田キャンパス
概要 本研究は, 鈴木(2007)提唱のラウンド制指導法(以下, ラウンド制)を用いて, 「中 学2, 3年生を対象に行なうラウンド制による指導が, スピーキング力の育成及び小中 接続に有効である」という仮説を検証する。等質性が確認された, 大学附属小学校出身 者(以下, A群)各32名と別の小学校出身者(以下, B群)各20名で構成される各52 名を抽出し, ラウンド制で学んだ処置群と学ばなかった対照群の2, 3年生学年末スピ ーキング・テスト結果の比較・分析を行った。全体比較及びA群同士の比較では, 未来 形文と現在完了文でp<0.05で処置群が対照群を上回り, B群同士の比較では, 未来文,  比較文と合計点で, 一般動詞, 現在完了文と合計点で, 効果量小で処置群が対照群を上 回り, ラウンド制は小学校での英語学習の量・質に関わらず, スピーキング力に影響力 があることが観察された。

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