クロカワ アイコ
黒川 愛子
教育学部こども教育学科
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タイトル |
日本人中学生のスピーキング力育成に対する 「ラウンド制指導法」の有効性に関する実証研究 ―中学2年生段階での活用― |
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講演者 | 黒川愛子 |
担当区分 | 単著 |
会議名 |
第44回全国英語教育学会京都研究大会 |
開催年月日 | 20180825 |
主催者 | 全国英語教育学会 |
開催地 | 龍谷大学大宮キャンパス |
概要 | 小学校での外国語の教科化(以下, 教科化)に向け, 「中学校英語教育の高度化(以下, 高度化)」が求められている。本研究は, 鈴木(2007)で提唱されたラウンド制指導法(以下, ラウンド制)を用いて, 「日本人中学2年生を対象としたラウンド制による指導が, スピーキング能力の育成に有効である」という仮説を検証するものである。検定教科書の1つの課をまとめて導入し, 豊富なインプットとアウトプットにより, 教材を多様な角度から学習する指導を行った。ラウンド制を用いた授業で学んだ72名(以下, 処置群)と, ラウンド制は用いずに高度化をめざした授業で学んだ前年度2年生72名(以下, 対照群)が, 1年生学年末に行ったテストにおいて等質であることを確認後, 2年生学年末実施のスピーキング・テスト結果の比較・分析を行った。その結果, 処置群のほうが対照群よりも有意に優れていた。この結果は, 高度化のあり方を示すものと考えられる。 |