クロカワ アイコ
黒川 愛子
教育学部こども教育学科
|
|
タイトル | 日本人中学生のスピーキング力育成に対するTPRとラウンド制指導法の有効性に関する実証研究―中学1年生段階での活用― |
---|---|
講演者 | 黒川愛子 |
担当区分 | 単著 |
会議名 | 関西英語教育学会 2018年度(第23回) 研究大会 |
開催年月日 | 20180609 |
主催者 | 関西英語教育学会 |
開催地 | 関西国際大学・尼崎キャンパス |
概要 | 小学校での外国語の教科化を受け,「スムーズ な小中接続及び中学校英語教育の高度化」が求められている。本研究は,4 技能 及び小中接続に対する有効性が実証されている Total Physical Response(以下, TPR)と,鈴木(2007)において提唱されたラウンド制指導法を併用し,「日本 人中学1年生を対象として行う,TPRとラウンド制指導法の併用による指導が, スピーキング能力の育成に有効である」という仮説を検証するものである。TPR とラウンド制指導法を併用した授業で学んだ 75 名(以下,処 置群)と両者は用いないが,工夫された授業で学んだ次年度 1 年生 75 名(以下, 対照群)が,入学直後に行ったテストにおいて等質であることを確認後,学年 末に行った個別スピーキング・テスト結果の比較・分析を行った。その結果, 処置群の方が対照群よりも有意に優れていた。この結果は,今後の中学校での 指導のあり方を示すものと考えられる。 |