クロカワ アイコ
黒川 愛子
教育学部こども教育学科
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タイトル | 小学校における「外国語活動」・「外国語科」の授業が中学校入学時の聴解力に及ぼす影響(査読付) |
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著者 | 黒川愛子・山川拓・泉惠美子 |
単著・共著の別 | 共著 |
発行雑誌 | Language Education &Technology |
発行所 | 外国語教育メディア学会(LET) |
巻 | |
号 | 第57号 |
開始ページ |
61 |
終了ページ |
90 |
出版年月 | 202007 |
掲載種別 | 研究論文 |
概要 | 本研究では質,量ともに異なる小学校「外国語活動」「外国語科」授業が中学校入学時の聴解力にいかなる影響を及ぼすかを検証した。結論は,(1)「外国語科」授業はその頻度が週1回よりも週2回であるほうが生徒の聴解力に影響を及ぼす,(2)「読む・書く」ことの指導は4年生段階から徐々に行うほうが聴解力に影響を及ぼす,(3)5年生から週2回の「外国語科」を行う際,その授業内容の質の向上が聴解力に影響を及ぼす,と推察され,(4)小1から小4にかけての「英語活動」「外国語活動」は児童の発達段階に合わせた指導であれば,入学時の「英語が好きであるか」という意識に負の要因を起こすことはないと推察され,(5)高学年での週2回の「外国語科」授業は週1回の指導と比較して生徒の「英語が好きである」という意識に負の要因を与える可能性があり,児童の発達段階やその思いに沿った指導や児童の興味・関心を高める指導を探究する必要がある,の5点である。(30頁) |