ライ ジュンコ
頼 順子
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タイトル | 『アニメで読む世界史』 |
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著者 | 川隆男(編)、松田祐子、頼順子、上山益己、森本慶太、堀内真由美、中村武司、津田博司、安井倫子、田中晶子 |
担当区分 | 共著 |
出版社 | 山川出版社 |
出版年月 | 201109 |
担当範囲 |
第2章「フランダースの犬―つくられた国家と少年の夢」 pp. 39-64 |
概要 | 1975年にフジテレビ系列で放映されたアニメ『フランダースの犬』を題材に取り上げ、ウィーダによる原著(1872年刊)と比較しながら、舞台となったベルギー(1830年まではネーデルラント)の歴史を解説する。16-17世紀の宗教改革期のネーデルラント・スペインの抗争とルーベンス、18世紀後半-19世紀前半の革命の時代におけるフランス・オランダによる低地地方南部の占領と国民国家ベルギーの誕生(1830)、国家主導の言語・教育政策、復活した国際商業都市アントウェルペンとヨーロッパ人の移動、同時期に進行したベルギーの産業革命などについて言及する。そこから、今日、EUで多言語・多文化主義政策をとる国家の一つであるベルギーが国家分裂の危機に晒されている歴史的要因をも示唆する。 |