|
モリ エミ
森 枝美
|
|
| タイトル | 小学校低学年における自然科学教育に関する一考察―『教育課程改革試案』の検討を通して― |
|---|---|
| 著者 | 森 枝美 |
| 単著・共著の別 | 単著 |
| 発行雑誌 | 大阪音楽大学教育研究論集 |
| 発行所 | |
| 巻 | |
| 号 | 2号 |
| 開始ページ | 32 |
| 終了ページ | 39 |
| 出版年月 | 201503 |
| 掲載種別 | |
| 概要 | 本稿では、1989年の学習指導要領改訂において生活科の設置に至る議論を整理した。そして、教育課程の自主編成という形で提案された『教育課程改革試案』の内容を検討し、教科「自然」の目標と内容について検討した。学習指導要領の理科においても、『試案』においても、低学年児童の発達の特徴から、具体的な活動や直接的な経験を重視しているという点においては共通していた。しかしながら、学習指導要領では自然をいわば普遍的なものとして、自然を理解することがめざされているのに対し、『試案』においては、自然は階層的な構造をもち、段階的に発展していくものであるという自然観に立ち、その発展していく自然をどうゆたかにとらえていくかという点に配慮しながら、自然科教育の内容が述べられているという違いがみられることがわかった。 |