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オクムラ ユミコ
奥村 由美子
学長
タイトル 視覚失語患者の文字認知能力の検討
著者 松田実,鈴木則夫,小林由美子,水田秀子,藤本直規,中村和雄,生天目英比古
単著・共著の別 共著
発行雑誌 第16回日本失語症学会総会プログラム・講演抄録
発行所
開始ページ 86
終了ページ 86
出版年月 19921200
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 視覚失認から視覚失語へと移行した症例(65歳男性、右利き)の文字の視的
認知レベルを検討した。左後大脳動脈領域の脳梗塞で、発症当初は典型的な視覚失認を呈し、経過とともに対象意味把握が改善し視覚失語の状態となった。文字言語については漢字の失読失書、仮名の純粋失読が認められ、仮名音読はほとんど不能、漢字の意味理解はある程度保たれていた。文字の正誤判断、仮名文字列のlexical decision、odd word out testなどを調べたところ、漢字(単語)の具象性、抽象性による差は明らかではなかった。

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