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オクムラ ユミコ
奥村 由美子
学長
タイトル 痴呆患者の自己評価能力
著者 小林由美子,松田実,藤本直規,生天目英比古,中村和雄
単著・共著の別 共著
発行雑誌 第16回日本失語症学会総会プログラム・講演抄録
発行所
開始ページ 129
終了ページ 129
出版年月 19921200
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 一般にAlzheimer型痴呆では早期に病識が失われるのに対して脳血管性痴呆では比較的末期まで病識が保たれるとされるが、系統だった検討は少ない。そこで、痴呆外来を受診した患者24名に、知能検査とともに自己の能力についての評価を尋ね、家族や検者らによる客観的評価と比較した。その結果、全24例についてもAlzheimer型痴呆の15例についても、知能検査の成績と自己評価能力の程度との相関は必ずしも強くなく、自己評価する内容が知能の程度や日常生活能力というように異なると、乖離の傾向も異なっていた。

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