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オクムラ ユミコ
奥村 由美子
学長
タイトル Phonological Alexia-仮名無意味綴り音読障害の機序
著者 松田実,鈴木則夫,小林由美子,水田秀子,藤本直規,中村和雄
単著・共著の別 共著
発行雑誌 第16回日本神経心理学会総会プログラム・予稿集
発行所
開始ページ 114
終了ページ 114
出版年月 19920900
掲載種別 研究発表要旨(全国大会,その他学術会議)
概要 日本語の仮名は文字-音韻変換規則がきわめて規則的であるのに、仮名一文字と仮名文字列の音読が乖離している理由を示唆する症例を経験した。症例は32歳男性、右利きで、心筋症、不整脈にて加療中に脳塞栓を併発し、言語障害をきたした。CTでは左基底核、頭頂葉皮質下に低吸収域あり。口頭言語は発症当初、表出・理解とも中等度に障害された混合型失語を呈したが、1ヵ月で日常会話に不自由ない程度に回復、読みも改善し、仮名無意味綴りの音読障害が目立った。文字-音読変換を連続的に遂行する過程に障害がみられた。

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