学部・大学院
経営学部 経営学科
MENU
ニュース
2017年1月11日(水)
2016年12月16日・23日に、基礎演習Ⅱ(1年)でビブリオバトルを開催しました。学生は、夏休み中の課題であった読書感想文を基に、ビブリオバトルに向けたプレゼン内容の準備と予行練習を行い、本番に臨みました。当日は、2クラス合同で実施し、プレゼン時間と質疑応答時間をそれぞれ2分に設定し、各回とも15名程度がプレゼンを行い、学生と教員の投票によりチャンプ本を選びました。
【チャンプ本】
(上原ゼミ&冨田ゼミ)
・安田正(2015)『超一流の雑談力』文響社(相さん発表)
・住野よる(2015)『君の膵臓を食べたい』双葉社(茅野さん発表)
・スーザン・フランシス(2016)『ズートピア』偕成社(上野さん発表)
・川村元気(2014)『世界から猫が消えたなら』小学館(折田さん発表)
(日置ゼミ&鈴木ゼミ)
・ルーカ・カイオーリ(2013)『クリスチアーノ・ロナウド ゴールへの渇望』実業之日本社(本間さん発表)
・村田沙耶香(2016)『コンビニ人間』文藝春秋(鈴木さん発表)
・ピエール・ルメートル(2014)『その女アレックス』文藝春秋(北澤さん発表)
・百田尚樹(2009)『永遠の0』講談社(森田さん発表)
(田中ゼミ&松木ゼミ)
・七月隆文(2014)『明日ぼくは昨日の君とデートする』宝島社(山田さん発表)
・山口幸三郎(2011)『探偵・日暮旅人の探し物』アスキーメディアワークス(吉永さん発表)
全体的な傾向としては、芥川賞受賞作、映画・ドラマや漫画が小説化された作品(その逆もあり)や自己啓発書を取り上げる学生が多く、時代を反映しているように思われました。ほとんどの学生は、これが初めてのビブリオバトルであり、「本の魅力を伝えきれなかった」や「もう少し時間をかけて準備・予行練習を行う必要があった」など、様々な反省点が聞かれました。一方、今回のビブリオバトルを通して、「紙の本をもっと読んでみようと思うようになった」や「興味がもてる内容の本が見つかった」などの意見も聞かれ、学生にとって本を手にするよい機会になったようです。
基礎演習では、学生が主体的にテーマを選び、内容を理解しまとめ、他の人に向けその魅力や意見を発信するという一連の流れを、早い段階から身につけてもらうよう授業を進めてきました。基礎演習での学びを土台として、2年生の専門導入演習(ゼミ)では、学生がより主体的に関心のあるテーマに取り組んでくれることを期待しています。