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経営学部 経営学科
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2016年11月16日(水)
11月15日(火)3限目の時間に、奈良税務署から署長の渡部道郎様に、奈良県庁から総務部税務課長の北條隆様に、講師としてお越しいただき、講演をしていただきました。この講演会は、「税を考える週間」にあたる11月11日~17日に合わせて開催されたものです。
向井篤弘副学長・経営学部長からご挨拶とおふたりの略歴についてのご紹介のあと、おふたりから税に関する講演をしていただきました。
まず、渡辺様より、「知っておきたい 税の意義(必要性)や役割(使われ方)」というテーマで、おもに国税の立場から講演をしていただきました。講演では、701年に成立した大宝律令にさかのぼることができる日本の税の歴史からはじまり、明治時代の1873年の地租改正や戦後のシャウプ勧告についてもご教示いただき、税の分類や種類、消費税率(付加価値税率)の国際比較、わが国の財政の状況などについて、わかりやすく丁寧に解説していただきました。最後に、未来の日本に向けて、豊かで安心して暮らせる未来のために税の負担や使い道について関心を持ってほしいとのメッセージをいただきました。
続いて、北條様から、「地方税について」というテーマで、おもに地方税の立場から講演をしていただきました。講演では、地方税にかかわる役所の仕事の解説からはじまり、奈良県の予算や税収構造の特徴などについて、奈良県民の人口構成や就業状況あるいは消費行動などの観点から、わかりやすく丁寧に解説していただきました。また、奈良県内で買い物をすることによって県の税収増に貢献できることについても教えていただきました。最後に、税金のことを自分のこととして関心を持って考えてほしいとのメッセージをいただきました。
学生たちは、日頃は意識していなくても社会を支えている税の仕組みについて、あらためて学ぶことも多かったようで、興味津々の様子でした。
奈良税務署長 渡部道郎様
奈良県総務部税務課長 北條隆様