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経営学部 経営学科
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2018年1月26日(金)
特殊講義(地元BtoBオンリーワン企業講座)の第13回目の授業が1月11日(木)2限目に行われました。この科目では、実際に「地元BtoBオンリーワン企業」から講師をお招きして、より実践的な知識を学んでいます。
今回は、創業300年もの歴史を有し、主に照明事業や家具事業を手掛ける小泉産業株式会社(大阪市)からグループ経営統括部 人事室 人事グループの石田結季様にお越しいただき、お話をしていただきました。
まず、石田様から小泉産業の歴史についてご説明がありました。自社は、今からおよそ300年前の1716年に近江商人により創業され、当初は麻布の行商からスタートし、1957年から照明市場に本格参入をされ、現在では家具事業とともに中心的な事業となっているそうです。
次に、住宅業界の全体像とその中でも特にインテリア業界、照明業界についてお話をしていただきました。照明業界は、照明器具の企画・開発・製造・販売を通じて様々な光環境を作り、住宅・店舗・施設に「あかりの使い方」を提案しているということです。また、照明の役割(明るさ、インテリア性、快適性)について、ファーストフード店、フレンチレストラン、カーショールーム、学校の教室などを事例にご説明していだき、空間づくりに重要な役割を果たしていることを学びました。特に教室の場合、白っぽく明るい光が使われており、これは眠気を抑え頭を活発に働かせる役割があると伺いました。
最後に、自社の仕事内容とグループシナジーについてご説明していただきました。基本的には、営業職が決定権者であるデザイン事務所・ゼネコン・ハウスメーカーなどに「光の提案活動」を行い、空間設計デザイン職が顧客のニーズに合わせた環境を創り出す役割を果たしているということです。また、全体の仕事の中で、グループ企業がどのような役割を果たし、シナジーを発揮しているのかを伺いました。
学生からは、長寿企業の理由、求める人物像などについて質問があり、「違う発想」というブランドステートメントのもと常に新しいものを提案しチャレンジしている企業であり、現状維持ではなく学び続け、課題を発見・解決に向け行動できる主体性のある人物を求めていると伺いました。また、その他の質問に対しても、丁寧にお答え下さいました。
外部講師による講義は今回で終了し、次回は最終ディベート大会に向けた準備を行う予定です。