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経営学部 経営学科
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2017年3月29日(水)
12月13日(火)の特殊講義(事業継承・創業の実践的経営学)では、実際に事業を継承した帝塚山大学卒業生の方からお話を伺うために、株式会社ワカクサの安本昌広営業部部長を講師としてお招きしました。
「事業承継~覚悟と責任と想い~」というタイトルで、プラスチック成型・加工のBtoB企業である株式会社ワカクサの紹介から、安本部長の後継時から現在までの5年間、業界の現状と課題、経営者の経営姿勢についてご講演いただきました。
現在までの5年間に、自社の強みを創造、新規顧客に向けて社外環境を整備、従業員の方々とのコミュニケーションを通じて社内環境を改善するために日々努力し、そしてその積み重ねが新規顧客の獲得や経常利益の向上に結び付いたという説得力のあるお話を伺うことができました。
また、奈良の地場産業の1つであるプラスチック成型業界の発展、さらには日本の「ものづくり」の良さを次世代に伝えるべく、自社だけではなく地域全体に視野を広げて活動していきたいという熱い想いを伺いました。
受講生に向けて、「卵の殻は自らの力で破るべき」であり、「大学での学びは、自分で意識して行動し、自分で勝ち取るものである」というエールを頂きました。
受講生からのレポート紹介: 経営学部1年・吉永光汰さん
事業を活性化させるために、技術の取得に向けて勉強する・新規契約に向けて営業に出る・社内の環境整備のために従業員の意見を聞くなど、自社を拡大するための努力と行動力がすごいと思った。
問題に対して原因をつきつめ、解決していこうとするという何事にも前向きな姿勢も、経営者として必要なことであると学ばせて頂いた。
事業の活性化は、経営者だけの努力でできるものではなく、従業員の成長の場を設ける・成長をみんなで手伝うなど、経営者と従業員が手を取り合って活動していくことの積み重ねによってできていくと聞いて、従業員の方をとても大切にされていて、その想いが事業拡大への第一歩につながるのだと感じた。自分も将来は従業員を大切にする経営者になりたいと思った。
株式会社ワカクサ安本営業部部長のご講演の様子
ご講演後の質疑応答の様子