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経営学部 経営学科
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2017年3月31日(金)
2016年12月6日(火)5限の特殊講義「実践的中小企業経営」の第9回目は、宿泊施設の京都和束荘の下村美香マネージャーを講師としてお迎えし、「地域との関わり方」というテーマで講義をしていただきました。
下村さんは奈良市のご出身ですが、車で偶然通りかかった和束町で茶畑を中心としたその美しい景色に魅了され、2秒後に移住を決意されたとのことでした。美しい景色を守るために和束町という地域を活性化したい、そのためには多くの方々に足を運んで頂きその魅力に触れて頂きたい、という強い意思を持ち、移住後にまず自分にできることとして和束町の活性化センターで働き始めたそうです。一般財団法人和束町活性化センターで商品開発・農園事業・観光事業に携わっていたところ、京都府立和束青少年山の家が和束町に移管されることになり、施設をリニューアルするプロジェクトに立ち上げから参画されることになりました。
「お茶を五感で愉しむ宿」をコンセプトに、2016年7月に京都和束荘としてリニューアルオープンしました。現在までに地元・和束町の方々をはじめ、奈良・京都のどちらにもアクセスしやすいという好立地条件から観光客の方々にも数多く利用される宿泊施設となっています。
菅准教授からは、京都和束荘の宿泊率はどの程度なのか、メインターゲットとしている顧客層はどのあたりなのか、中・長期的にはどのようなビジョンをお持ちなのか、という質問を頂きました。また、和束町の定住者を増やしたいならば、下村さんご自身がここに住みたいと思われた時のことを参考にプロファイリングされたらどうかというアドバイスも頂きました。
グループディスカッション後のまとめでは、和束町にお住いの方々とのふれあいを付加価値として提供されてはどうかという意見も出ました。
最後に、第10回目を担当予定のバドミントンの普及育成強化をされている一般社団法人YAMATO奈良の阪口恵二朗代表理事から、プロスポーツチームの年間必要経費はいくらくらいだと思うか、自分の好きなスポーツに1年間でどのくらいお金がかかっているのかを考えるという事前の課題が出されました。
京都和束荘下村美香マネージャーのご講演の様子
グループディスカッション後の発表の様子