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経営学部 経営学科
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2017年3月31日(金)
2016年11月29日(火)5限の特殊講義「実践的中小企業経営」の第8回目は、産業廃棄物処理・収集運搬業の(株)小倉開発の小倉秀升工場長を講師としてお迎えし、「環境を良くする一歩」というテーマで講義をしていただきました。
まず、廃棄物は混ぜればゴミ、分ければ資源になる、という視点から、取り扱っている産業廃棄物は人手で分別しているものの、70〜80%はリサイクル可能になるため、環境問題の解決に役立つやりがいのある仕事であるということを説明して頂きました。
次に、社内の環境整備に着手され、産業廃棄物の収集・運搬を行なう地域を見直すことで従業員の方々の勤務時間の短縮を目指したこと、従業員の方々とお互いに笑顔で接するように心がけていること、チームワークを大切にして主体的な行動を促していることをお話しされました。これらの社内環境の整備により、時間的な余裕が生まれ、信頼関係が一層強くなり、笑顔のあふれる会社になったことで、新規顧客開拓という社外環境の整備にも結びついたそうです。
最後に新たな取り組みとして、廃棄物の不法投棄取り締まりを通して地域に貢献されていること、子供たちの描いた絵やメッセージを運搬トラックに塗装し、それを運転することで従業員の方々の交通事故の軽減を目指す子供ミュージアムプロジェクトに参画されていることをお話し頂きました。
菅准教授からは、伸びしろのある業界なので、社外に対しても社内に対しても意識的に戦略を立てつつ物事を進めるていくことが必要なのではないか、というアドバイスを頂きました。
グループディスカッション後のまとめでは、
「廃棄物に対して、『混ぜればゴミ、分ければ資源』という意識を持つことに感銘を受けた。このような視点を、奈良県や日本だけではなく世界中に広めることで、大きなビジネスチャンスにつながるのではないか。」という感想が発表されました。
第9回目を担当される宿泊施設の京都和束荘の下村美香マネージャーから、自分にとって地域とは何か、地域で何ができているか、地域で何ができるだろうか、ということをイメージする、という事前の課題が出されました。
株式会社小倉開発小倉秀升工場長のご講演の様子
グループディスカッション後の発表の様子