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エイズとはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる病気です。感染すると体を病気から守る免疫系が破壊され、体の抵抗力が低下します。それにより、健康なときにはかからない様々な病気にかかってしまいます(エイズ発症)。日本ではHIV感染者は20~30代に集中しており、性感染症の感染者も若者を中心に増えていて、性感染症の増加とともにHIV感染者も増加すると危惧されています。
HIVに感染すると無治療の場合5 ~ 10年でエイズが発症すると言われています。しかし、感染を早期に発見し医療機関に受診しながら服薬治療をすることでエイズ発症を抑えることが可能です。「感染=死」ではありません。
HIVに感染した男性の精液や女性の膣分泌液には多量のHIVが含まれています。これが性器や直腸、口腔などの粘膜を通して感染します。
感染者の血液が傷口や粘膜に触れることや、体内に入ると感染の可能性があります。HIVに汚染された注射針や注射器での麻薬等の回し打ち・ずさんな管理のタトゥー施術・HIVが混入した血液の輸血や血液製剤の使用は危険です。
母親がHIVに感染していると、妊娠・出産・授乳を通して赤ちゃんに感染する恐れがあります。しかし適切な医療措置をとれば母親から子どもへの感染を防ぐことができるようになっています。
日常的な接触では感染しません(公衆トイレ、風呂、握手、コップの共有など)。
HIV検査は全国のほとんどの保健所等で、無料・匿名で検査が受けられます。有料ですが、医療機関でもHIV検査は受けられます。
陰性であればその日のうちに結果が判明する「即日検査」を実施している保健所も増えています。プライバシーも保護されていますので、少しでも心配があれば、検査を受けましょう。
※HIVの感染の有無を調べるためには血液を採取しそこにHIVの抗体が含まれるかを調べます。正確に判定するために検査は感染の危険のあった日から12週間以上たってから受けましょう。