大学生を狙った事件が増えています。「自分は大丈夫」と過信せずに普段から常に「自分の身を守る」ことを意識してください。そのためにも、以下の【被害に遭わないためには】で説明している内容について、今一度身の回りや、自分の行動パターンをチェックしてみてください。
また、万が一被害に遭った場合は警察に届け、学生生活課、学生相談室にも相談してください。
被害に遭わないためには
1.在宅時
- 必ずドアスコープ(ドアに取り付けられているのぞき穴)で確認する。
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宅配便等の配達物受取はドアチェーン越しに対応し、荷物は玄関前に置いてもらう。また、以下の例のように、簡単にドアを開けないことを心がける。
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「隣に住んでる方の荷物を預かってください。」→「このマンションは預からなくていいルールになっています。」(そうしたルールはなくても)→「メーターの調査をしています。」、「部屋から水漏れしています。台所を見せてください。」→「大家さん、管理会社を通してください。」
- 洗濯物を外から見えるところに干さない等(女性の場合)
2.外出時
- 防犯ブザー等を常時携帯する。
- 見知らぬ人が声をかけてきても対応しない。(アンケート、勧誘等は悪質商法に巻き込まれる可能性あり)
- 音楽プレイヤーのイヤホンを付けたまま、あるいは携帯電話で話しながら歩かない。(注意力が散漫になり、背後から近寄る人に気づきにくくなる)
- 通話中、会話内容を近くにいる人に知られてしまうことで、個人情報を漏らしてしまわないように注意する。(ストーカー被害の原因となる可能性も)
- 夜間のひとり歩きに注意する。(できるだけ避け、歩くときは明るく人通りの多い道を選び、周囲に注意を払う)
- 身の危険を感じたら、まず「その場から逃げる」ことが基本。大声を出したり、防犯ベルを鳴らして通行人や逃げ込めそうな所(コンビニなどの店舗、民家等)に助けを求め、110番通報する。
3.帰宅時
- 尾行されているように感じた場合、怖いからといってまっすぐ自宅に帰らないようにする。自宅を少し行き過ぎてから角を曲がるなど、自宅を知られないようにする。自宅を特定されることは大きなリスクとなる。
- 集合型の郵便受けから郵便物を取り出す場合、周囲に人がいないことを確認する。(自分の部屋番号を知られないようにする)
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玄関前、エレベータ前でも油断せず、周囲に不審者がいないか確認する。また、エレベータに乗り合わせた人物が上層階のボタンを押した場合でも、エレベータを下りる際には後を付けられていないか注意する。(ひとつ上の階で降りて階段を使い尾行する手口がある為)
- 飲酒後は注意力が散漫になっているので、特に注意する。
- 玄関のドアはすぐに閉め、施錠すること。
- 高層階でもベランダに不審者が潜んでいる可能性があるため、外を確認してから窓を開ける。
- 就寝時にも窓を開け放して寝ない。
- 出かける際はドアだけでなく、全ての窓に鍵をかける。
4.一人暮らしの場合
- 集合住宅に入居する場合、1階の部屋は避ける。(忍び込まれやすいため)
- 入居する際に鍵を交換してもらう。(スペアキーを持ったまま転出する人がいる)
- ドア等を大きく傷つけない補助錠、チェーン錠等で鍵の二重化(1ドア2ロック)を図る。
- 部屋、集合郵便受けには表札を出さない。
- 集合郵便受けやドアに備え付けられた郵便受けに郵便物を放置しない。また、郵便受けには鍵をかける。郵便物を抜き取られると公共料金の検針票、電話料金請求書等から一人暮らしなどの個人情報を知られてしまうことがある。
5.DVに注意
DVとは恋人や夫婦など「親しい関係の男女」の間で起きる暴力。ここで言う「暴力」には言葉によるもの、気に入らなければ無視するなど、精神的な暴力も含む。
特に10代20代の若いカップルの間で起こるDVが「デートDV」と呼ばれている。お互いのNOもYESも両方大事に出来るのが、対等な関係であるということ。ひとりで解決しようとしないで必ず誰かに相談しよう。