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 基本情報


氏名 山本 順彦
氏名(カナ) ヤマモト ヨリヒコ
氏名(英字) YAMAMOTO YORIHIKO
学部・学科 現代生活学部こども学科
職名 教授
出身学校・専攻 広島大学 教育学部 小学校教員養成課程 卒業
出身大学院・研究科 広島大学 大学院 教育学研究科 教育学専攻 博士課程前期 修了
学位・資格 教育学修士
本学での担当科目 教育原理
研究内容 【教育学、教育方法学】
ジョン・デューイの教育理論を教授-学習論の観点から検討し、現代学校の教育方法に活かす視点を探ってきました。教育方法思想史にも関心を持っています。
シラバス(URL) https://csweb.tezukayama-u.ac.jp/syllabus/campus?func=function.syllabus.ex.search&nendo=2017&k_cd=946508
ひとことメッセージ 教育の理論と実践を学びつつ、教育のあるべき 姿を一緒に求め、追究しましょう。

 研究キーワード

研究キーワード
教育の内容、方法の原理、教師の指導性、学習指導の原則、道徳教育の方法原理

 著書

タイトル 著者 出版社 出版年月 担当区分 担当範囲 概要
講座 授業成立の技術と思想4 教授行為と能動的学習の成立 (編者:吉本均 分担執筆:藤原幸男、山本順彦、中原正博、三原征次、杉山直子、朴炳鶴、久田敏彦、阿部好策、三橋謙一郎、小野拡男、湯浅恭正) 明治図書 19840800 共著 (pp.63〜80) 「能動的学習の成立」(担当) わが国の戦後新教育が、その指針としたアメリカの進歩主義教育運動の理論的基礎となった、デューイ教育思想のうち、その「興味論」「経験と教育の理論」を検討し、子どもの学習活動の能動化のために、デューイ理論から学び、継承し得るものが何かを明らかにした。
授業の構想と展開のタクト (編者:吉本均、恒吉宏典 分担執筆:大槻和夫、岡屋昭雄、桑原昭徳、小野拡男、上野ひろ美、寺尾慎一、三橋謙一郎、湯浅恭正、久田敏彦、本田敏明、子安潤、杉山緑、黒田耕司、深沢広明、権藤誠剛、長澤憲保、戸塚茂則、山本順彦、山田綾、権藤敦子、白石陽一、舟越勝、山本敏郎、庄井良信、三村和則、荒巻理絵、中村美子) ぎょうせい 19870400 共著 (pp.17〜58)(pp.183〜209) 「教材解釈と指導案づくり」(担当・共同執筆) 小学校1年国語科の文学教材「たぬきの糸車」を直接の分析と検討の対象として、教師の発問にに対して予想される子どもからの応答を視野に入れた事前の教材解釈を授業に先立つ「教授行為のタクト」として捉え、そのあり方について実際の授業実践に即しつつ分析・検討を加えている。 「授業展開における応答的タクト」(担当・共同執筆) 小学校4年理科の教材「空気とかさの温度」の授業実践を直接の分析・検討の対象として、子どもたちの自然現象への着目→現象をめぐる予想と仮説→確かな証拠に基づいた判断と認識という科学的認識の形成過程において教師の指導技術はどのように発揮されなければならないのかを「応答的タクト」の側面から分析・検討している。
新教授学のすすめ 第3巻 教材解釈と発問づくり (編者:吉本均 分担執筆:寺尾慎一、照本祥敬、豊田久亀、藤原幸男、山本順彦) 明治図書 19890700 共著 (pp.65〜76)(pp.87〜94) 「指さしとしての発問」(担当) 「指さし」行為の持つ特性である「限定性」と「過程媒介性」とを手がかりとしながら、発問構成の原則が「『既知』と『未知』の間の一点への限定」「思考活動の方向づけとしての『手がかり』の付与」「多様な対立・分化への指さし」といった3つの点に求められることを明らかにしつつ、その具体的実例を挙げている。 「子どもをよびこむ教材解釈」 教師が教材解釈をおこなうにあたって、「当該の教材で何を『教えたい』のかを明確化することの必要性」「子どもたちの活発な習得活動を喚起するために、教師が教材解釈の段階で、子どもたちを『よびこんで』、彼らがどのように多様な解釈を出してくるかを予想しつつ教材解釈することの肝要であること」について述べている。
教職科学講座 第5巻 教育方法学 (編者:恒吉宏典 分担執筆:藤原幸男、上野ひろ美、杉山緑、戸塚茂則、権藤誠剛、深沢広明、長澤憲保、山本順彦、阿部好策、子安潤、三橋謙一郎、折出健二、山本敏郎、湯浅恭正、庄井良信、久田敏彦、本田敏明) 福村出版 19940600 共著 (pp.82〜88) 「教授・学習過程としての授業」(担当) 授業における教師の指導の基本的な有り様を、子どもたち自らの主体的かつ能動的な学習活動を喚起し、子どもの習得すべき教科内容と子どもとの間を「媒介する」働きかけ(教授行為)として捉え、その働きかけの最も中核を占めるのが「発問」であることを示し、その発問が有効に発動されるための基本原則を具体的実例を挙げつつ明らかにしている。
教職専門叢書 ③ 教育方法の基礎と展開 (編者:岩垣攝、深沢広明 分担執筆:上野ひろ美、山岸知幸、白石陽一、宮原順寛、湯浅恭正、権藤誠剛、荒巻敦、山本順彦、竹内元、久田敏彦、山田綾、高橋英児、三村和則、福田敦志、本田敏明、小柳和喜雄、子安潤) コレール社 19990700 共著 (pp.103〜109) 「学習形態の展開と教育的タクトの形成」(担当) 授業における学習の形態を、授業展開のコミュニケーション形式の観点から、①ひとり=個別学習、②班=小集団学習、③学級=一斉学習の3つ分類し、それぞれの学習形態のもつ機能について論じながら、この3つの学習形態がひとつの授業過程のなかで「交互転換」されつつ導入されていくべきこと、そのためには、教師による「教育的タクト」の発揮が肝要となることについて論じている。
新・教育原理 (編者:山崎英則 分担執筆:石村秀登、高橋淳、山本順彦、八並光俊、伊藤一雄、織田成和、脇浜義明、黒田耕司、香川せつ子、内海崎貴子、宇佐見忠雄、佐藤環、井上講四、野口寧文、新福一孝、金本宣保、樋口雅夫、釜木一行、高地秀明、幸健志、林靖弘、平賀博之) ミネルヴァ書房 20060800 共著 (pp.58〜67) 「教育の方法を探る」(担当) 教育課程は、教育内容の実践化に至って、はじめて実現されるという立場に立ちながら、教育の目的および内容との関連のなかで、教科内容の習得過程を主体的な学びの過程として組織し、指導するための方法の構築という観点から、その原理と指導の体系を明らかにしている。
新・教師論:学校の現代的課題に挑む教師力とは何か (編者:小柳和喜雄、久田敏彦、湯浅恭正 分担執筆:上野ひろ美、影浦紀子、福田敦志、平田知美、長瀬美子、山本順彦、長澤憲保) ミネルヴァ書房 20140200 共著 (pp.176~191) 「養成段階でめざす教師の専門性」(担当)大学の教員養成段階で身に付け、修得すべき教師の専門性の基礎とは何かを考察している。教師の専門性は、教職就任後、長年月にわたって研鑽を積むことで高め、深められていくものであるが、養成段階(大学の学士課程・教職課程)で培うべき基礎的力量とは何か、それをどのように形成すればよいかを考えている。最初に、専門性の基礎として身に付けるべき「教養」とは何かを明らかにしている。次に、習得すべき教師としての「専門的力量の基礎」とは何か、それをどのように獲得すればよいかを、専門性のスタンダーズ、教師の自律性、そして協働性の3つの観点から探り、明らかにしている。

 論文

タイトル 著者 単著・共著の別 発行雑誌 発行所 開始ページ 終了ページ 出版年月 掲載種別 概要
「教育的興味」に関する研究 単著 (修士論文) 19830200 現代の学校教育において、子どもたちの学習活動を動機づけ、活性化するための重要な手だてとして「教育的興味」に着目し、その有り様を追究している。「教育的興味」の本質を究明するにあたって、ヘルバルト派の興味論と対比させつつジョン・デューイの興味論の特質を明らかにすることによって、彼の興味論からら今日学び継承し得る点と克服し発展させられるべき点とを明らかにしている。そして、発展させられるべき点については、シュチューキナ、G.I.の「認識興味論」を手がかりとして現代学校における子どもたちの強力な学習動機としての学習興味のあり方について論究している。
「教育的興味」に関する研究 -デューイ興味論の検討を中心に- 単著 「教育学研究紀要」 中国四国教育学会 第28巻 101 103 19830300 学校教育における子どもたちの学習活動の能動化、活性化の重要な手だてとしての「教育的興味」の本質を探るために、デューイの興味論に検討を加え、その特質と問題点とを明らかにしている。とりわけ、デューイ興味論は、彼が批判の対象としたヘルバルト派の興味論と異なって、「学習者と学習対象との同一化するところに真の興味が生起する」とする点に特質があることを論じている。
「教育的興味」に関する研究 単著 「修士論文抄」 広島大学大学院教育学研究科 18 21 19830500 1983年2月に広島大学大学院教育学研究科に提出された修士論文「『教育的興味』に関する研究」の要約である。
授業展開における教師の指導技「タクト」の実証的研究-対立・分化の組織と集団思考の深化を中心に- 共著 「研究紀要」 広島大学教育学部学部・付属共同研究体制 12号 1 11 19840300 著者『授業の構想と展開のタクト』所収の「授業展開における応答的タクト」の基になった研究論文である。
「教育的興味」に関する研究(2) -授業過程の問題探究性と認識興味の形成- 単著 「教育学研究紀要」 中国四国教育学会 第29巻 118 121 19840300 授業の問題探究的構成が子どもの学習興味の生起の重要な源泉として捉えられることを明らかにしている。「デューイ問題法」における興味把握の問題点を明らかにしつつ、それを克服する視点としてソビエト、東独で理論化されている「授業の問題探究的構成」における「認識興味」の形成の観点が手がかりになることを論じている。
授業展開における教師の指導技「タクト」の実証的研究 -文芸「たぬきの糸車」の授業分析を中心として- 共著 「研究紀要」 広島大学教育学部学部・付属共同研究体制 13号 9 20 19850300 著書『授業の構想と展開のタクト』所収の「教材解釈と指導案づくり」の基になった研究論文である。
「教育的興味」に関する研究(3) -子どもの認識興味の形成と発問構成の原則- 単著 「教育学研究紀要」 中国四国教育学会 第30巻 124 127 19850300 子どもたちの「認識興味」を形成するための指導の具体的な手だてとして、教師による発問が重要な役割を担うことについて論じ、その構成原則を明らかにしている。
デューイ相互作用論の教授学的検討 -主体-主体の教育的関係成立の観点から- 単著 「研究論叢」 親和女子大学 第20号 307 320 19861100 現代学校の教育(授業)における教師と子どもとの関係を捉える場合に、近代教育学における教育的関係把握の図式としての「主観-客観」としての関係把握を超克して、「主体-主体」(間主観)の関係把握に立つことの重要性を明らかにしている。その際に、デューイの「相互作用」論に検討を加え、彼の理論が相互主体的な教育的関係把握に基づくものであることを明らかにし、そこから得られる示唆の大きいことを指摘している。
デューイの道徳教育観 -授業における訓育の観点から- 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第7号 62 78 19880100 授業における訓育の観点から、デューイの道徳教育論を分析、検討している。デューイ理論が道徳的価値規範の注入・訓練としての「道徳の直接教授」を排して、あらゆる教科の授業の内容ならびに方法に内在する訓育的作用をとおしての道徳教育、すなわち全教育活動を通じての道徳教育の可能性を強調していることを論究し、その内実を明らかにすることで今日の道徳教育論が学び継承する点を探っている。
デューイ「トランズアクション」論の教授学的検討 -「トランズアクション」概念の検討を中心に- 単著 「研究論叢」 親和女子大学 第22号 171 187 19890200 デューイ相互作用論が単なる「相互作用」(in-teraction)の理論に止まるものではなく、相互主体的な意味合いを深く有する「トランズアクション」(transaction:相関作用)の理論にまで発展させられたことについて論究し、その「トランズアクション」概念を検討することによって、相互主体的な教育的関係に関する理論構築に与える示唆が何であるかを明らかにしている。
授業の問題探究的構成 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第9号 19900300 授業を子どもたちの自主的な学習の過程として構成するための基本的な教授学的視点が授業を問題探究的な過程として構成することにあるといこうとを明らかにするために、デューイ「問題法」の批判的検討をおこないつつ、かつまた、旧東独における教授学理論としての「問題探究授業」の構成理論から示唆を得つつ、子どもたちの子どもたちの自主的、能動的な学習過程の組織方法のあり方を探究している。
低学年カリキュラムの内容に関する教授学的研究 -デューイ「カリキュラム」論に学ぶ- 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第10号 1 21 19910300 デューイ理論の「正統的継承」として自らの所論を位置づける「生活科教育理論」に対して批判的検討を加えるべく、デューイによる児童期の教育内容・方法構想の骨子を示しつつ、彼の理論の特質が「『知的』能動性かつ主体性の形成」を企図する内容・方法の理論であると捉え、「生活科教育論」の「体験」偏重の姿勢に対して批判的検討を加えている。
デューイ相互作用論の教授学的検討 -主体-主体の教育的関係成立の観点から- 単著 「教育学論説資料」 論説資料保存会 第6号 19920000 学術論文「デューイ相互作用論の教授学的検討-主体-主体の教育的関係成立の観点から-」の採録である。
低学年カリキュラムの内容に関する教授学的研究〔Ⅱ〕 -デューイにおける遊びと仕事の統一- 単著 「研究論叢」 親和女子大学 第25号 146 167 19920200 デューイにおいては、初等教育段階、とりわけその低学年段階の教育における内容・方法を構想する際に、幼児期から児童期への連続的成長観の立場に立って、幼児期における中心的活動である「遊び」と児童期における中心的活動としての「仕事」とが統一的に捉えられていることを明らかにしたうえで、このような見解が、わが国の小学校低学年カリキュラムの構成視点として示唆を与える点を挙げている。
授業の問題探究的構成と発問 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第11号 53 72 19920300 学術論文「授業の問題探究的構成」において明らかにされた、子どもの自主的学習活動喚起の方法論としての「問題探究的授業構成」の具体的な有り様を「発問」系列による授業展開の構成として捉え、その発問系列構成のための基本原則を授業展開の順次性、すなわち授業の「導入」「展開」「ヤマ場」の各場面に即しつつ明らかにし、問題探究的な授業実践のための指針を示している。
低学年カリキュラムの内容に関する教授学的研究〔Ⅲ〕 -デューイにおける「遊」「仕事」「知的探究」の連関と連続的発展- 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第12号 1 21 19930300 幼・小の連携を企図するわが国の「低学年カリキュラム」改革の動きに対応すべく、幼児期から児童期へ、そして児童期から青年期への連続的成長観に立った「小学校低学年カリキュラム」構想のための発達論的基礎を得るために、知的発達についてのデューイの見解を検討・吟味している。本論文においては、とりわけ乳幼児期の知的発達の過程および特質についてのデューイの見解を考察している。
デューイ「トランズアクション」論の教授学的検討 -「トランズアクション」概念の検討を中心に- 単著 「教育学論説資料」 論説資料保存会 第9号 19940000 学術論文「デューイ『トランズアクション』論の教授学的検討-「トランズアクション」概念の検討を中心に-」の採録である。
低学年カリキュラムの内容に関する教授学的研究〔Ⅳ〕 -デューイにおける「遊」「仕事」「知的探究」の連関と連続的発展(2)- 単著 「研究論叢」 親和女子大学 第27号 140 150 19940200 「小学校低学年カリキュラム」構想の発達論的基礎を得るべく、とりわけ児童期の知的発達の過程および特質についてのデューイの見解を明らかにするとともに、その発達的特性に応じたこの時期の教育内容・方法についての彼の見解にも考察を加えている。
低学年カリキュラムの内容に関する教授学的研究〔Ⅴ〕 -デューイにおける「遊」「仕事」「知的探究」の連関と連続的発展(3)- 単著 「児童教育学研究」 親和女子大学 第13号 1 22 19940300 「小学校低学年カリキュラム」構想の発達論的基礎を得るべく、児童期から青年期への知的発達の移行の過程についてのデューイの見解を明らかにしている。とりわけ、児童期の教育内容・方法の基本的特質を明らかにすべく、それが連続的に移行するとされる青年期における子どもの発達特性とその特性に応じた教育内容・方法のあるべき姿についてのデューイの見解に考察を加えている。
デューイ指導観の教授学的検討 単著 「児童教育学研究」 神戸親和女子大学 第14号 1 37 19950300 90年代の半ばごろより、わが国の教育界において、生活科教育論や新しい学力観の主張のもとで、「授業観の変革」を求めるとして、授業における教師の指導性の弱体化を図る動きが生まれている。授業における「指導」ならぬ「支援」の強調が、まさにその典型である。そこで、教育や授業において「指導」のもつ本来的な意味および意義を明らかにすべく、生活科教育論や新しい学力観の理論的基礎になっていると考えられる。デューイの指導論を検討・吟味することをとおして、デューイの指導観が、決して、わが国の今日の授業論における「支援観」を支援するものではなく、「間接的指導」としての適正なる「指導観」を堅持し、主張する理論であることを明確化しようとしている。
「こころの居場所」創造のための実践的教育学 -デューイの「経験と教育」の理論に学ぶ- 単著 「教育専攻科紀要」 神戸親和女子大学 創刊号 51 63 19960300 学校教育における子どもたちの「こころの居場所」創造のための実践原理ならびに指針を求めるべく、デューイの「教育と経験」の理論にその手がかりと示唆を求めつつ展開されているのが本論文以降の継続的研究である。本論文においては「こころの居場所」創造のための基本原理がデューイの「教育的経験」の原理、すなわち「連続性の原理」ならびに「相互作用の原理」に求められることを明らかにしたうえで、その第一の原理「連続性の原理」に立脚しつつ、子どもの「こころの居場所」創造のためには、「未来に向かって現在をこそ生きる」ということを可能にする「学校」「教室」の創造こそが求められることを、デューイの見解に示唆を得ながら説き明かしている。
デューイ指導論の再検討「指導」概念の再構成のために- 単著 「総合科研(A) 教育方法学研究における『知の枠組』(パラダイム)に関する学際的・総合的研究最終報告書」 日本教育方法学会 149 154 19960300 学術論文「デューイ指導観の教授学的検討」の要点をまとめることで、本テーマでの研究の最終報告書としている。
「こころの居場所」創造のための実践的教育学序説 -デューイの「経験と教育」の理論からその指針を学ぶにあたって- 単著 「児童教育学研究」 神戸親和女子大学 第15号 52 70 19960300 学校教育における現今の深刻な子どもたちの「問題的状況」すなわち「いじめ」「不登校・登校拒否」の根本原因が「受験体制」下の教育のなかでの、学校、教室におけるこどもたちの「居場所」喪失に求められることを明らかにしたうえで、その対応として文部省が「カウンセリング」的対応を過度に強調することに対して批判を加え、その解決策が「学校」「教室」を教師と子ども、子ども相互の豊かな「人間的交流」を保障する「安心の居場所」づくりにこそ求められることを強く強調している。そして、その創造のための指針をデューイの「教育と経験」の理論に求めつつ、「本論」を展開するにあたっての展望と見通しとを語っている。
「こころの居場所」創造のための実践的教育学(Ⅱ) -デューイの「経験と教育」の理論に学ぶ- 単著 「研究論叢」 神戸親和女子大学 第30号 181 203 19961000 「こころの居場所」創造のための実践指針を求めるために、デューイが自らの「教育と経験」の理論における経験の原理である「相互作用の原理」に立脚しつつ展開した、生活経験的な活動としての共同的な学習活動が繰り広げられる「学校」「教室」のあり方についての見解に学びながら、「物理的環境」としての「学校」「教室」を子どもたちの「こころの居場所」として創造していくための方途を探っている。
「こころの居場所」創造のための実践的教育学(Ⅲ) -デューイの「経験と教育」の理論に学ぶ- 単著 「児童教育学研究」 神戸親和女子大学 第16号 81 100 19970300 「こころの居場所」創造のための実践指針を求めるために、「社会的環境」における「共同的学習」創造の有り様について、デューイの経験の原理「相互作用の原理」に立脚した「社会的環境」に関する見解に学びつつ、論究を加えている。
デューイ道徳教育論における「倫理の教授」の位置 単著 「児童教育学研究」 神戸親和女子大学 第18号 1 11 19990300 学校における教育活動全体を通じて道徳教育を実施すべきであるという立場を基本的には取るデューイが、「道徳の直接教授」としての「倫理の教授」について論述した論文の内容を辿りつつ、彼が、「道徳の直接教授」が可能なものであるとすれば、どのような内容・方法をもつものとして構想・実施されるべきものであると捉えているかを見ることで特設の「道徳の時間」の有り様を考えるうえでの指針を探っている。
デューイ道徳教育論における「倫理の教授」の位置 単著 「教育学論説資料」 論説資料保存会 第9号 20030800 学術論文「デューイ道徳教育論における『倫理の教授』の位置」の採録である。
デューイにおける「民主主義と教育」 -総合学習における問題解決学習の位置を求めて 単著 「大学院研究紀要」 神戸親和女子大学 第2巻 33 38 20060300 「総合的な学習の時間」の「内容および方法」の計画化、組織化にあたって、その学びの過程を、民主主義社会の構成員としての資質・能力と考えられる、科学的精神に貫かれた民主主義的な「科学的批判能力」の育成を可能とする過程として、いかに構想し、組織すればよいのかを、デューイの「民主主義と教育」についての見解に学びながら明らかにしようとしている。本論考においては、デューイの「適応」概念を検討することによって、彼の「問題解決学習」理論が、単なる「現状適応主義」に毒された理論ではなく、人間が自らの置かれた環境を批判的に乗り越えようとする発想をその内実に含む理論であることを解明している。
授業の応答的関係における「愛と認識」(Ⅱ) 単著 「大学院研究紀要」 神戸親和 女子大学 第3巻 43 50 20070300 学術論文の続編である。本編においては、母と子の愛と情感に満ちた「応答的関係」こそが、豊かな「人間的認識」を子どもの内部に形成するというペスタロッチの見解に学びながら、授業における認識促進的な応答的関係構築の視点を探っている。
授業の応答的関係における「愛と認識」 単著 「児童教育学研究第26号・教育専攻科紀要第11号合併号」 神戸親和女子大学 95 105 20070300 現在の子どもたちについての憂うべき「問題状況」に鑑み、教育の過程を「人間的な学びの展開される過程」としていかに構想し、計画化することが可能であるかという「教育課程構想」を視野に入れつつ、そのあり方を教授における「愛と認識」についてのペスタロッチの見解に学びながら探究している。本編においては、ペスタロッチの所論にしたがいながら、「直観-言語-愛」の三者の結合が、人間(子ども)の内部に真の認識を成立、発展させることに繋がるという教授学的視点に考察を加えている。
人間を道徳的にする観念 -デューイの「教育における道徳原理」の真意- 単著 「児童教育学研究 第28号・教育専攻科紀要 第13号合併号」 神戸親和女子大学 77 86 20090300 ”デューイの言う「道徳的観念(moral idea)」を「人間を道徳的にする観念」として解釈することによって、彼が一般的な教科内容やその教授法の持つ訓育力の中に真の道徳的作用の存在を認めていた点を浮き彫りにしている。
「常に現在である」過程としての教育 -デューイ「経験」概念の教育学的検討- 単著 「現代生活学部紀要」 帝塚山大学 第9号 85 92 20130200 デューイが影響を受けたミードの時間論を検討し、デューイの「経験」概念が「常に現在である」過程として発想されていることを明確にするとともに、この発想が現在の教育過程の新たなる創造にいかなる示唆を与えるものであるかを検討している。
内発的発展と教育(1) 山本順彦 単著 帝塚山大学現代生活学部紀要 帝塚山大学 第12号 65 74 20160200 内発的発展に根ざした教育のあり方を追究するための手始めとして、デューイの経験と自然の関連についての見解を検討し、それによって、人間存在が自然から生起してきた存在であるとともに、自然との相互作用をとおして、自らを発達、発展させてきた存在であることを明らかにしている。
子どもたちの育ちの時間と空間序章―哲学者、内山節の見解を中心に― 山本順彦 単著 帝塚山大学現代生活学部子育て支援センター紀要 帝塚山現代生活学部子育て支援センター 1号 11 18 20160300 哲学者、内山節の子どもたちの育ちに関する見解に依拠しながら、子どもたちの育ちが抱えている現在の問題状況を、彼らが育つ時間と空間の二つの面からとらえたうえで、彼らの豊かな育ちを保障する時間と空間の創出のための視点を探っている。それによって、今後、哲学者であり教育学者でもあるジョン・デューイの見解にもとづきながら、子どもたちの育ちを豊かに創造するためのプランを構想するための基礎となる観点を明らかにしている。
内発的発展と教育(2) 山本順彦 単著 帝塚山大学現代生活学部紀要  帝塚山大学現代生活学部 13号 39 48 20170200 内発的発展と教育についての研究の第2段階として、社会学者、鶴見和子による社会の内発的発展を促すための生活記録運動の理論についての考察を行っている。まず最初に鶴見の南方熊楠からの影響を見たうえで、内発的発展の目指す価値を明らかにし、最後に社会の内発的発展を促す方途としての鶴見による生活記録の理論に検討を加えている。
子どもたちの育ちの時間と空間 山本順彦 単著 帝塚山大学現代生活学部子育て支援センター紀要 帝塚山大学現代生活学部子育て支援センター 2号 29 36 201703 「子どもたちの育ちの時間と空間」のあり様を探るために、ジョン・デューイによる「学校と社会の関連を問う理論」に着目して、その中の、彼による社会や子どもたちの生活に結び付いた「学校構想」に検討を加え、そこから学びうる点を明らかにしている。デューイの理論が、まさに、「今ここを生きる」人間の経験を基底に置きながら、人間を取り巻く自然、社会と密接に結び付きつつ豊かに現在を学び生きるための学校構想であることを浮き彫りにした。

 講演・口頭発表等

タイトル 講演者 単著・共著の別 会議名 開催年月日 主催者 開催地 概要
「教育的興味」に関する研究 -デューイ興味論の検討を中心に- 単独 中国四国教育学会第34回大会 19821100 徳島大学教育学部 学術論文「『教育的興味』に関する研究-デューイ興味論の検討を中心に-」の基となった学会発表である。  
「教育的興味」に関する研究(2)-授業過程の問題探究性と認識興味の形成- 単独 中国四国教育学会第35回大会  19831100 岡山大学教育学部 学術論文「『教育的興味』に関する研究(2)-授業過程の問題探究性と認識興味の形成-」の基となった学会発表である。
「教育的興味」に関する研究(3) -子どもの認識興味の形成と発問構成の原則- 単独 中国四国教育学会第36回大会  19841100 愛媛大学教育学部 学術論文「『教育的興味』に関する研究(3)-子どもの認識興味の形成と発問構成の原則-」の基となった学会発表である。
デューイの認識興味論の教授学的検討 単独 日本デューイ学会第8回関西地区研究会 19850700 兵庫教育大学 本発表に至るまでの「デューイ興味論」に関する成果をまとめて発表したものである。  
デューイ相互作用論の教授学的検討 -主体-主体の教育的関係成立の観点から- 単独 関西教育学会第38回大会  19861100 滋賀大学教育学部 学術論文「デューイ相互作用論の教授学的検討-主体-主体の教育的関係成立の観点から-」の基となった学会発表である。  
低学年カリキュラムの在り方 -デューイ「カリキュラム」論に学ぶ- 単独 日本デューイ学会第8回関西地区研究会  19901000 甲南女子大学 本発表に至るまでの一連の「低学年カリキュラムの内容に関する研究」の成果をまとめて発表したものである。  
「相互主体性」のパラダイム転換と指導性の問題にかかわって -デューイ指導観の再検討- 単独 広島大学教育方法学研究室OB学習会  19931000 亀城プラザ(土浦市) 本発表に至るまでの一連の「デューイ指導観」に関する研究の成果を科研最終報告に向けて発表したものである。  

 その他業績

タイトル 実施年月 単著・共著の別 発行所、発行雑誌又は発表学会等の名称 分類 概要
教授学重要用語300の基礎知識 19810500 共著 明治図書 (その他) 本書中の「教育内容の現代化」「単元」「螺旋形カリキュラム」といった、アメリカ教育学における教育課程理論に深く関連を持つ項目を分担執筆している。
授業をつくる教授学キーワード 19850400 共著 明治図書 (その他) 本書中の「問題解決学習」「内発的動機づけと外発的動機づけ」といった、経験主義教育理論に関わりの深い教授学用語の2項目を著者吉本均と共同執筆している。
現代授業研究大事典 19870300 共著 明治図書 (その他) 本事典中の「エッセンシャリズムとプログレッシヴィズム」「系統学習と経験学習」「発達段階」「問題解決学習」といった、アメリカの児童中心主義教育ならびにわが国の戦後新教育に関連する諸項目の分担執筆を行っている。
書評 吉本均著授業成立入門-教室にドラマを! 19880300 単著 親和女子大学「児童教育学研究」第6号 (その他) 吉本均著『授業成立入門』の内容紹介を行っている。子どもの成長・発達と教師による教育的指導とが密接に関連するという氏の主張を浮き彫りにしている。
どんな授業を「よい授業」と感じるか 19890100 単著 親和女子大学「教育のひろば」創刊号 (その他) 学生の教育実習での研究授業についての感想を述べたものである。
教育詩(マカレンコ全集Ⅰ・Ⅱ) 本館所蔵文献案内 19890300 単著 親和女子大学付属図書館「一ツ鍬山」第12号 (その他) 親和女子大学付属図書館の依頼に応じて、その所蔵文献である『マカレンコ全集』所収の「教育詩」の内容を解説・紹介している。
子ども主体の発問を 19891000 単著 親和女子大学「親和フォーラム」 (その他) 専攻する教育方法学領域の紹介文である。研究領域のひとつである「発問」研究の重要性を説いている。
授業分析・ヤマ場へ追い込む 19910500 単著 明治図書『授業と学習集団 2』 (その他) 「ヤマ場のある授業づくり」についての現場実践の報告に対して分析を加えている。
授業分析・ヤマ場へのアタックとゆさぶり 19920700 単著 明治図書『授業と学習集団3』 (その他) 授業におけるヤマ場の創出にあたって、教師の指導としての「アタック」と「ゆさぶり」と重要な働きをなすことについて、現場実践からの報告を分析しつつ論じている。
授業分析 19930100 単著 親和女子大学「教育のひろば」第6号 (その他) 教育実習生の「研究授業」に分析を加えている。
発表要旨 低学年カリキュラムの在り方 -デューイ「カリキュラム」論に学ぶ- 19930600 単著 日本デュ-イ学会発行所、「紀要」34号 (その他) 一連の「低学年カリキュラムの内容に関する研究」の成果をまとめて発表した(1992年日本デューイ学会関西地区研究会 於甲南女子大学)内容の要旨である。
授業は「答」からはじまる 19940100 単著 親和女子大学「教育のひろば」第7号 (その他) 学生の教育実習に対する感想を述べたものである。
型に入り型を出る 19950100 単著 親和女子大学「教育のひろば」第8号 (その他) 学生の教育実習に対する感想をのべたものである。
授業研究重要用語300の基礎知識 19990800 共著 明治図書 (その他) 本書中の「出会い」「自己評価と相互評価」「系統学習」「問題解決学習」の項目を分担執筆している。
自己の自己に対する対立 20020100 単著 親和女子大学「教育のひろば」第15号 (その他) 大学院で学び研究することの意義について論じている。
現代教育方法事典 20041000 共著 図書文化社(日本教育方法学会編) (その他) 本書中の「ドリル」「問題解決学習」の項目を分担執筆している。
教育実習Q&A 20050900 共著 あいり出版 (その他) 「失敗して先生や子どもたちに迷惑をかけてしまわないか不安です」「指導案がしっかり書けるかどうか不安です」という2つの質問に答えている。
2005年度大学・大学院における教員養成推進プログラム(教員養成GP)島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト報告書Ⅰ 20060300 共著 田中印刷出版 (その他) 文部科学省による2005年度の「大学・大学院における教員養成推進プログラム」の一つとして、本学(神戸親和女子大学)が実施した「島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト」のうち、「参観実習」の部分について、その内容と成果を報告した。
2005年度大学・大学院における教員養成推進プログラム(教員養成GP)島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト報告書Ⅳ 20070200 共著 田中印刷出版 (その他) 文部科学省による2005年度の「大学・大学院における教員養成推進プログラム」の一つとして、本学(神戸親和女子大学)が実施した「島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト」のうち、「本実習」の部分について、その内容と成果を報告した。
「島嶼部実習」に立ち会って 20080200 単著 神戸親和女子大学「教育のひろば」第21号 (その他) 2005年度に神戸親和女子大学発達教育学部児童教育学科が実施した「「島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト」の「参観実習」と「本実習」の内容と成果について報告した。
「島嶼部実習に寄せて」 20090200 単著 神戸親和女子大学「教育ひろば」第22号 (その他) 2006年度に神戸親和女子大学発達教育学部児童教育学科が実施した「島嶼部等宿泊体験型教育実習プロジェクト」の「参観実習」と「本実習」の内容と成果について報告した。
小学校教育実習を通して 20090200 共著 神戸親和女子大学「教育ひろば」第22号 (その他) 2008年度に神戸親和女子大学発達教育学部児童教育学科が実施した「小学校教育実習指導」の内容と成果について報告した。
若い力に期待します 20100200 単著 帝塚山大学「学生相談室年報」第3号 (その他) 帝塚山大学学生生活委員会の委員として、現代生活学部こども学科の学生についての印象をまとめ報告した。

 所属学協会

所属学協会名 年月(自) 年月(至) 年月(至)区分 職名
日本教育方法学会
関西教育学会

 研究に関連する学内外社会活動

活動年月(自) 活動年月(至) 活動年月(至)区分 内容 分類
19870800 関西学習集団づくり合宿研究会指導助言者(1999年8月第15回研究会に至るまで毎回)
19921100 親和女子大学公開講座講師
19930500 19940100 終了 宝塚市立良元小学校授業研究指導講師(1993年6、9、12月 1994年1月にも同講師)
19930700 19931000 終了 一宮町立繁盛小学校授業研究指導講師(1993年10月にも同講師)
19930900 1993年度現職教員県立高等学校初任者研修講師(兵庫県)
19931000 宝塚市立良元小学校公開研究発表会指導助言者
19940400 19951000 終了 夢前町立前之庄小学校授業研究指導講師(1994年5、7、8月にも同講師、1995年10月には公開研究発表会に指導助言者として出席)
19950500 1995年度現職教員県立高等学校初任者研修講師(兵庫県)
19950800 夢前町立前之庄小学校夏期研修会講師
19960500 1996年度現職教員県立高等学校初任者研修講師(兵庫県)
20000800 第1回授業をつくる会合宿研究会指導助言者
20011200 枚方市立枚方小学校「総合的な学習の時間」公開授業研究会 指導助言者
20020800 夢前町立山之内小学校夏期研修会講師
20030200 枚方市立枚方小学校「総合的な学習の時間」公開授業研究会 指導助言者
20060800 神戸親和女子大学公開講座講師
20080100 枚方市立枚方小学校公開授業研究会 指導助言者

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